コンピュート管理メトリック

コンピュート仮想マシン(VM)およびベア・メタル・インスタンス上のインスタンス・メタデータ・サービスへのリクエストは、メトリックアラームおよび通知を使用してモニターできます。

このトピックでは、メトリック・ネームスペースoci_computeによって出力されるメトリックについて説明します。

リソース: コンピュート・インスタンス。

メトリックの概要: oci_compute

インスタンス・メタデータ・サービス(IMDS)では、インスタンスに関するメタデータ、アタッチされたVNICおよび指定したカスタム・メタデータが提供されます。IMDSは、バージョン1とバージョン2の2つのバージョンで使用できます。IMDSv2は、従来のv1と比較してセキュリティが強化されています。

コンピュート管理メトリックを使用して、従来のv1エンドポイントへのリクエストを識別します。v2エンドポイントをサポートするアプリケーションを移行した後、従来のv1エンドポイントへのすべてのリクエストを無効にできます。

必要なIAMポリシー

リソースをモニターするには、コンソール、またはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIのどちらを使用している場合でも、管理者が作成するポリシーで必要なアクセスのタイプが付与される必要があります。ポリシーでは、モニター・サービスおよびモニター対象のリソースにアクセス権を付与する必要があります。アクションを実行しようとして、権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、管理者に連絡して、付与されたアクセスのタイプと作業する必要があるコンパートメントを確認してください。モニタリングのユーザー権限の詳細は、「IAMポリシー」を参照してください。

使用可能なメトリック: oci_compute

次の表に示すメトリックは、インスタンスで自動的に使用可能になります。このメトリックを取得するためにインスタンスでモニタリングを有効にする必要はありません。

モニタリング・サービスを使用して、カスタム問合せを作成することもできます。メトリック問合せの作成を参照してください。

メトリックには次のディメンションが含まれます:

metadataVersion
リクエストが行われたインスタンス・メタデータ・サービスのバージョン。
path
インスタンス・メタデータ・リクエストが行われたURLパス。
resourceId
インスタンスのOCID 
userAgent
インスタンス・メタデータ・リクエストのソース。
status
インスタンス・メタデータ・サービスへのリクエストのHTTPレスポンス・コード。
メトリック メトリック表示名 単位 説明 ディメンション
InstanceMetadataRequests インスタンス・メタデータ・リクエストV1とV2 合計 バージョン1およびバージョン2エンドポイントと比較した、インスタンス・メタデータ・サービスへのリクエスト数。

metadataVersion

path

resourceId

userAgent

status

コンソールの使用

単一コンピュート・インスタンスの管理メトリックを表示するには
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
  2. 関心のあるインスタンスをクリックします。
  3. 「リソース」で、「メトリック」をクリックします。
  4. 「メトリック・ネームスペース」リストで、「oci_compute」を選択します。

    メトリック・ページに、現在のインスタンスのデフォルトのチャート・セットが表示されます。

メトリックのモニタリングおよびアラームの使用の詳細は、モニタリングの概要を参照してください。アラームの通知の詳細は、通知の概要を参照してください。

コンパートメント内のすべてのコンピュート・インスタンスの管理メトリックを表示するには
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」をクリックします。「モニタリング」で、「サービス・メトリック」をクリックします。
  2. コンパートメントを選択します。
  3. 「メトリック・ネームスペース」で、「oci_compute」を選択します。

    サービス・メトリック・ページは、選択したメトリック・ネームスペースから出力される各メトリックのチャートを示すように動的に更新されます。

メトリックのモニタリングおよびアラームの使用の詳細は、モニタリングの概要を参照してください。アラームの通知の詳細は、通知の概要を参照してください。