Microsoft Windowsのライセンス・オプション
Oracle Cloud Infrastructureで実行するMicrosoftアプリケーションの独自のライセンスを持ち込むか(BYOL)、Oracleによって発行されたライセンスを使用するかを選択できます。
次の表に、Oracle Cloud InfrastructureでMicrosoft Windowsイメージを使用するために使用可能なライセンス・モデルを示します。
イメージ | ライセンス | 追加要件 |
---|---|---|
プラットフォーム・イメージ | Oracleにより発行 |
共有ホスト上のVMインスタンス、ベア・メタル・インスタンス、および専用ホスト上で起動されるVMインスタンスはすべて許可されます。 プラットフォーム・イメージのBYOLは使用できません。 |
独自のイメージの導入(BYOI) | Oracleにより発行 |
共有ホスト上のVMインスタンス、ベア・メタル・インスタンス、および専用ホスト上で起動されるVMインスタンスはすべて許可されます。 イメージをインポートします。Oracleは、インポートされたイメージを使用してインスタンスが作成されるときにライセンスを発行します。 |
独自のイメージの導入(BYOI) | BYOL |
インスタンスは専用ホスト上で起動される必要があります。 マーケットプレイスのKVMイメージを使用してベア・メタル・インスタンスを作成します。次に、WindowsゲストOSをハイパーバイザにコピーします。 |
独自のHyper-Vの導入 | Oracleにより発行 |
インスタンスは専用ホスト上で起動される必要があります。 Windows Server Datacenterプラットフォーム・イメージを使用してベア・メタル・インスタンスを作成します。次に、オンプレミスのゲストOSをベア・メタル・インスタンスのHyper-Vにコピーします。 |
独自のMicrosoftライセンスの導入
仮想マシンおよび専用ホストに対するアクティブなソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティの対象となるMicrosoftアプリケーション・ライセンスを持ち込む(BYOL)ことができます。Microsoft Product Termsによれば、BYOLが許可されるアプリケーションには次が含まれます:
- Microsoft SQL Server
- Microsoft Exchange Server
- Microsoft SharePoint Server
- Microsoft System Center
- Microsoft Dynamics製品
Oracle Cloud Infrastructure上で許可されるすべてのMicrosoft Serverライセンスは、最新のMicrosoft Product Termsに準拠して適格であることが必要です。Microsoftとのライセンス契約でオンプレミスの無期限MicrosoftライセンスをOracle Cloud Infrastructureに持ち込むことが許可されており、最新のMicrosoft Product Termsに準拠した適格なライセンス製品であることを検証するのはユーザーの責任です。現在、ライセンス・モビリティの対象となるMicrosoftアプリケーション製品には、ライセンスを移動するためのアクティブなソフトウェア・アシュアランス特典が必要です。詳細は、Oracle Cloud InfrastructureへのMicrosoftライセンスの移動: Microsoftライセンス・モビリティを参照してください。
Microsoft Windows Server OSの場合、制限があります。BYOLは、KVMハイパーバイザを使用する専用ベア・メタル・ホストまたは専用VMホストで稼働する、アクティブなソフトウェア・アシュアランスによる適格なWindows OSライセンスに対してのみ許可されます。
Windowsクライアント(Windows 8およびWindows 10)の場合、BYOLは、アクティブなソフトウェア・アシュアランス特典またはWindows Virtual Desktop Access (VDA)ライセンスを含むエンタープライズ契約ライセンスに対して許可されます。
ライセンスのアクティブ化は、起動時にslmgr.vbs
コマンドライン・ツールを使用するか、独自のMicrosoft Key Management Service (KMS)サーバーを使用してスクリプト化できます。
専用ホストでのライセンスのアクティブ化
独自のMicrosoftライセンスを持ち込む場合、Microsoftとのライセンス契約で独自のライセンスをOracle Cloud Infrastructureに移動することが許可されていることを検証するのはユーザーの責任です。すべてのMicrosoft Product Termsおよび製品使用条件に準拠していることを確認するのはユーザーの責任です。
詳細
Windowsインスタンスの設定の詳細は、次を参照してください: