容量予約
容量予約を使用すると、インスタンスを事前に予約して、必要なときにワークロードで容量を使用できるようにすることができます。容量予約には、次の利点があります:
- ワークロードの管理に必要な容量があることを保証します。予約済容量は、テナンシがいつでも使用できます。
- サイズや時間の制約はありません。必要なだけの容量で予約を作成し、いつでも予約を削除して支払を停止できます。
容量予約は、次のシナリオで役立ちます:
-
ディザスタ・リカバリ: セカンダリ・ロケーションにフェイルオーバーする必要がある場合は、容量が使用可能であることを確認します。
-
計画外増加: 予期しないワークロードの急増に対するバッファとして容量を予約します。
-
計画的移行および新規開始: 移行または新規プロジェクト開始のための容量要件が大きい場合、容量予約によって必要な容量が確保されます。
-
長期間プロジェクトのためのコミット済容量: メンテナンスや季節調整によって使用量が変動する場合、容量予約によって必要な容量が提供されます。
予約済容量の仕組み
容量予約を使用すると、事前にコンピュート容量を予約し、予約に対してインスタンスを作成するときにこの容量を使用できます。最小時間や最小サイズの制約はありません。容量予約は、いつでも作成、変更および終了できます。予約済容量を使用するインスタンスが終了すると、容量が予約に戻され、予約の未使用容量が増加します。未使用の予約済容量は、使用済の予約済容量とは異なる方法で計測されます。詳細は、『Oracle PaaS and IaaS Universal Credits Service Descriptions』のOracle Compute Cloud Servicesに関する項を参照してください。
予約の使用
容量予約を作成する場合、容量を予約するテナンシの可用性ドメインを指定します。その後、予約する領域の容量と、その容量構成に対してインスタンスを作成する際に使用するシェイプを定義する容量構成を追加できます。オプションで、容量を予約するフォルト・ドメインを指定できます。各容量予約には、複数の容量構成を含めることができます。
予約済容量を使用するには、インスタンスの作成時に予約IDを指定します。作成するインスタンスの可用性ドメイン、シェイプおよびフォルト・ドメインは、予約の容量構成のいずれかと同じである必要があります。
拡張オプションとして、デフォルトの予約を作成できます。これにより、ルート・テナンシ内の可用性ドメインに対して容量予約を一度構成し、その可用性ドメインおよびテナンシでインスタンスを作成するたびにこの予約を使用できます。
予約済容量を使用するインスタンスが終了すると、容量が予約に戻されます。予約済容量を使用するインスタンスが停止すると、そのインスタンスの再起動時に使用するために、そのインスタンスによって容量が保持されます。
インスタンス・プールを使用して、予約済容量を同時に使用する複数のインスタンスを作成します。コンソールでは、予約はインスタンス構成に基づいてインスタンス・プールに自動的に適用されます。APIで、プールのインスタンス構成に容量予約IDを指定します。十分な容量が使用可能であるかぎり、プールは関連付けられた予約の容量を使用してインスタンスを作成します。プールを使用して、関連付けられた予約の容量を使用する複数のインスタンスを同時に停止、起動または終了することもできます。
サポートおよび制限事項
容量予約には、次の制限や制約があります:
- 容量予約を作成する場合、容量を予約するテナンシの可用性ドメインを指定します。予約は、その可用性ドメインおよびテナンシに固有です。可用性ドメインとテナンシの間で共有することはできず、リージョンおよびレルム全体にまたがることはありません。
- 容量予約は、ある可用性ドメインから別の可用性ドメインに移動することも、あるテナンシから別のテナンシに移動することもできません。
- 容量予約は、Free Tierアカウントでは使用できません。
- 容量予約は、機密コンピューティングでは使用できません。
- 容量予約をプリエンプティブル・インスタンスまたは専用仮想マシン・ホスト機能とともに使用することはできません。
- 容量予約では、バースト可能なインスタンスはサポートされません。
-
容量は、予約の作成時に割り当てられます。リクエストを完了するための十分な容量がない場合は、可能なかぎり多くのインスタンスを使用して容量予約が作成されます。
たとえば、50個のインスタンスをリクエストしたが、40個のみが使用可能な場合、40個のインスタンスで容量予約が作成されます。使用可能な容量がない場合は、ゼロ・インスタンスの容量で予約が作成されます。要求されたシェイプがリージョンに存在しない場合、予約は作成されず、エラーが発生します。予約されている容量を確認するには、GetComputeCapacityReservation操作を使用します。
- 容量予約には最大50の容量構成を設定できます。次の既知の問題を参照してください: 50を超える容量構成を作成すると、内部エラーが発生します。
- フレキシブル・シェイプの容量構成を作成した後は、その構成内のインスタンスに割り当てられたOCPU数またはメモリー容量を変更できません。OCPU数またはメモリー容量が異なるインスタンスを含めるには、予約に新しい容量構成を作成します。
- オンデマンド容量を使用するインスタンスを容量予約に移動するには、予約にそのシェイプの容量構成が含まれている必要があります。また、容量構成には、インスタンスを収容するのに十分な未使用容量が含まれている必要があります。容量構成でインスタンスに十分な容量がない場合は、インスタンスを予約に移動する前に容量を追加します。
- サービス制限およびコンパートメント割当ては、予約済容量に適用されます。予約する容量のリクエストがサービス制限を超える場合は、容量を予約する前にサービス制限の引上げをリクエストします。コンソールに制限、割当ておよび使用状況が表示されているとき、「予約可能コア」および「予約可能メモリー」はサービス制限を示します。「予約済コア」および「予約済メモリー」は、現在の使用状況を示します。容量予約には、サービス制限に関する次の既知の問題があります: 「サービス制限の引上げをリクエストする際に、容量予約のサービス・カテゴリがありません」および「容量予約サービスの制限が正しくありません」。
- 保護インスタンスおよびWindows Defender Credential Guardのインスタンスの場合: インスタンスの作成時に、保護インスタンスまたは資格証明ガードと互換性のある使用可能なホストが可用性ドメインにない場合、作成操作は成功しません。別の可用性ドメインを試すか、後で操作を試行するか、保護インスタンスまたは資格証明ガード機能を有効にせずに再試行できます。
- 容量予約は、拡張メモリーVMインスタンスでは使用できません。
請求およびコストの管理
予約を作成すると、予約されたリソースに対してすぐに課金されます。予約が不要になった場合は、予約を削除して料金が発生しないようにします。予約ではリソースが消費されるため、予約済容量は、使用されていない場合でも料金が発生します。未使用の予約済容量は、使用済の予約済容量とは異なる方法で計測されます。
- 容量予約に関連付けられたコストを確認するには、コンソールでコストおよび使用状況レポートを表示します。
- 請求の詳細は、『Oracle PaaS and IaaS Universal Credits Service Descriptions』のOracle Compute Cloud Servicesに関する項を参照してください。
- コストのモニターの詳細は、コストをモニターするにはを参照してください。
必要なIAMポリシー
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者によってポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されている必要があります。このアクセス権は、コンソール、あるいはSDK、CLIまたはその他のツールを使用したREST APIのいずれを使用している場合でも必要です。権限がない、または認可されていないというメッセージが表示される場合は、管理者に連絡して、どのタイプのアクセス権があり、どのコンパートメントで作業するかを確認してください。
管理者向け: 次の例は、容量予約へのアクセス権を付与する一般的なポリシーを示しています。ポリシー継承を介してすべてのコンパートメントにアクセス権が容易に付与されるように、テナンシにポリシーを作成します。特定のコンパートメントの自動スケーリング構成のみにアクセス範囲を減らすには、テナンシのかわりに対象のコンパートメントを指定します。
アクセス・タイプ: 予約でインスタンスを作成する機能。
Allow group <group_name> to use compute-capacity-reservations in tenancy
アクセス・タイプ: 容量予約を管理する機能。
Allow group <group_name> to manage compute-capacity-reservations in tenancy
リソースのタグ付け
リソースにタグを適用すると、ビジネス・ニーズに応じてそれらを整理しやすくなります。リソースの作成時にタグを適用するか、後でリソースを必要なタグで更新します。タグ適用についての一般情報は、リソース・タグを参照してください。
拡張オプション
標準の容量予約機能に加えて、デフォルトの容量予約などの拡張構成オプションを使用できます。
デフォルトの容量予約
デフォルトの予約では、容量予約を一度構成すると、デフォルトの予約に関連付けられた可用性ドメインおよびテナンシでインスタンスを作成するたびに、この予約を使用できます。デフォルトの予約を作成するには、容量予約の作成時に、この予約をデフォルトの予約として使用するためのオプションを選択します。デフォルトの予約を作成すると、その可用性ドメインおよびテナンシ内に作成されたすべてのインスタンスは、可能であればこの予約から容量を使用します。
デフォルトの予約の容量を使用してインスタンスを作成できない場合もあります。たとえば、予約に十分な容量がない場合や、ユーザーに予約を使用する権限がない場合があります。このような状況では、インスタンスはオンデマンド容量を使用して作成されます。
要件
デフォルトの予約を使用するには:
- デフォルトの容量予約はルート・コンパートメントに存在する必要があります。
- 各可用性ドメインに設定できるデフォルトの予約は1つのみです。
- インスタンスを作成するユーザーに、この予約を使用する権限を付与する必要があります。詳細は、必要なIAMポリシーを参照してください。
コンソールの使用
コンソールを使用して、容量予約および容量構成を管理します。容量予約には、複数の容量構成を含めることができます。
容量予約の管理
コンソールでは、容量予約の作成と編集、容量予約でのインスタンスの作成と停止、および容量予約の内外へのインスタンスの移動を行うことができます。
大容量予約の場合は、サポートに連絡してください。小容量予約の場合は、次のステップに従います。
容量は、予約の作成時に割り当てられます。リクエストを完了するための十分な容量がない場合は、可能なかぎり多くのインスタンスを使用して容量予約が作成されます。たとえば、50個のインスタンスをリクエストしたが、40個のみが使用可能な場合、40個のインスタンスで容量予約が作成されます。使用可能な容量がない場合は、ゼロ・インスタンスの容量で予約が作成されます。要求されたシェイプがリージョンに存在しない場合、予約は作成されず、エラーが発生します。
予約されている容量を確認するには、予約リクエストの完了後に、コンソールで容量の使用状況を表示するか、GetComputeCapacityReservation操作を使用します。容量予約リクエストの完了日時を調べるには、作業リクエストを使用します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 「容量予約の作成」をクリックします。
- 「基本的な詳細の追加」ページで、次を行います:
- 容量予約の名前を入力します。機密情報の入力は避けてください。
- 予約用のコンパートメントと、この予約で作成されるすべてのインスタンスを選択します。
- 「可用性ドメイン」で、予約の可用性ドメインと、この予約で作成されるすべてのインスタンスを選択します。
- これをデフォルトの予約にするには、「この容量予約をこの可用性ドメインのデフォルトにする」チェック・ボックスを選択します。選択した場合、インスタンスがこの可用性ドメインで作成されると、インスタンスがどのコンパートメントにあるかに関係なく、この予約に対してカウントされます。この可用性ドメインで別の容量予約がすでにデフォルトとして設定されている場合、この容量予約がデフォルトとして置き換えられます。
- 「次」をクリックします。
- 「容量構成の追加」ページで、1つ以上の容量構成を作成します。次を行います:
- 「フォルト・ドメイン」に、フォルト・ドメインを入力します。または、特定のフォルト・ドメインのかわりに「最初の使用可能」を選択することもできます。
- 「シェイプ」で、この容量構成に対して作成されるインスタンスに使用するシェイプを選択します。フレキシブル・シェイプを選択した場合は、「コア」および「メモリー(GB)」の値を入力します。
- 「数」に、この容量構成で作成できるインスタンスの合計数を入力します。
- オプションで、他のシェイプの容量構成を追加するには、「+ 別のシェイプ」をクリックし、前のステップを繰り返します。行を削除するには、「行の削除」(X)ボタンをクリックします。
- 「次」をクリックします。
- 容量予約および容量構成情報を確認し、「作成」をクリックします。
- 「配置」セクションが表示されるまで、インスタンスを作成するステップに従います。
- 「配置」セクションで、「拡張オプションの表示」をクリックします。
- 「容量タイプ」で、「容量予約」を選択します。
- 「容量予約」で、インスタンスを作成する容量予約を選択します。
- インスタンスの構成を終了し、「作成」をクリックします。
インスタンスの停止、起動または再起動を参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
- 関心のあるインスタンスをクリックします。
- 「他のアクション」をクリックし、「編集」をクリックします。
- 「拡張オプションの表示」をクリックし、「配置」タブを選択します。
- 「容量予約の適用」チェック・ボックスを選択します。
- 「容量予約」で、インスタンスの移動先の容量予約を選択します。
- 「変更の保存」をクリックします。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
- 関心のあるインスタンスをクリックします。
- 「他のアクション」をクリックし、「編集」をクリックします。
- 「拡張オプションの表示」をクリックし、「配置」タブを選択します。
- 「容量予約の適用」チェック・ボックスの選択を解除します。
- 「変更の保存」をクリックします。
容量予約の名前を変更できます。容量予約がテナンシのルート・コンパートメントにある場合は、この予約をデフォルトの予約にするかどうかを決定できます。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
- 「編集」をクリックします。
- オプションで、名前を編集します。機密情報の入力は避けてください。
- 「この予約をこの可用性ドメインのデフォルトにする」チェック・ボックスを選択するか、または選択を解除します。
- 「変更の保存」をクリックします。
- 容量予約内のすべてのインスタンスを終了(削除)するか、インスタンスを容量構成から移動します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
- 「削除」をクリックして、プロンプトが表示されたら確認します。
容量構成の管理
コンソールで、容量構成を追加および編集できます。各容量構成は予約内で一意である必要があります。同じフォルト・ドメインおよびインスタンス・シェイプを持つ複数の構成は許可されていません。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
- 「容量構成の追加」をクリックします。
- 「フォルト・ドメイン」に、フォルト・ドメインを入力します。または、特定のフォルト・ドメインのかわりに「最初の使用可能」を選択することもできます。
- 「シェイプ」で、この容量構成に対して作成されるインスタンスに使用するシェイプを選択します。フレキシブル・シェイプを選択した場合は、「コア」および「メモリー(GB)」の値を入力します。
- 「数」に、この容量構成で作成できるインスタンスの数を入力します。
- オプションで、他のシェイプの容量構成を追加するには、「+ 別のシェイプ」をクリックし、前のステップを繰り返します。行を削除するには、「行の削除」(X)ボタンをクリックします。
- 「構成の追加」をクリックします。
容量構成で作成できるインスタンスの数を編集できます。異なるフォルト・ドメインまたはシェイプの容量を予約するには、新しい容量構成を追加します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
- 編集する容量構成の で、「編集」をクリックします。
- 「数」に、新しい値を入力します。値は、この構成で現在作成しているインスタンスの数以上にする必要があります。
- 「変更の保存」をクリックします。
- 容量構成内のすべてのインスタンスを終了(削除)するか、インスタンスを容量構成から移動します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
-
削除する容量構成の
で、「構成の削除」をクリックします。プロンプトが表示されたら確認します。容量構成が削除され、関連付けられた容量が予約から解放されます。
容量予約のモニタリング
容量の使用状況をモニターし、容量予約に関連付けられたコストを確認します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「容量予約」をクリックします。
- 関心のある容量予約をクリックします。
- 「容量構成」セクションでは、各構成の合計予約済容量および合計使用済容量を確認できます。
- (オプション)容量予約で作成されたインスタンスを表示するには、「リソース」で「作成されたインスタンス」をクリックします。
コンソールで、コストおよび使用状況レポートにアクセスして、容量予約のコストの内訳を確認し、コスト分析機能を使用して、支出を追跡および最適化できます。
- コストおよび使用状況レポートを表示するには: ナビゲーション・メニューを開き、「請求およびコスト管理」をクリックします。「Cost Management」で、「Cost and Usage Reports」をクリックします。詳細は、コストおよび使用状況レポートへのアクセスに関する項を参照してください。
- コスト分析を表示するには: ナビゲーション・メニューを開き、「請求およびコスト管理」をクリックします。「コスト管理」で、「コスト分析」をクリックしますコスト分析ツールの使用方法の詳細は、コスト分析の概要に関する項を参照してください。
コストおよび使用状況レポートでは、容量予約の場合、「製品/説明」列に「容量予約」という語が含まれています。すべての予約済容量に対してインスタンスが作成されたために予約に容量が残っていない場合、容量予約のコストはゼロです。インスタンスは、指定されたシェイプの標準レートで請求されます。
レポートには、各リソースの時間当たりの請求レートが表示されます。リソースはコア数別に集計されます。
- 未使用の予約済容量は85%で請求されます。容量予約に対して作成されたインスタンスは、100%で請求されます。
- 30分後に容量予約に対してインスタンスを作成した場合、1時間のうち前半は予約済容量のレートで、後半は標準レートで請求されます。これらのレートは、個別の明細項目として表示されます。
- インスタンスが1時間の初めに予約済容量から作成された場合、インスタンスは1時間分の標準レートで請求されます。
たとえば、1つのコアを使用する単一のインスタンス用の容量を持つ容量予約があるとします。15分後に、その予約に対してインスタンスを作成します。コストおよび使用状況レポートには、この予約に関する次の2つの行があります:
- 1行目は、15分間の85%で請求される予約済容量を示しています。usage/billedQuantity列の数値は、85%に1/4時間とコア数を乗算して計算されます。
- 2行目は、45分間の100%で請求される標準インスタンスを示しています。usage/billedQuantity列の数値は、100%に3/4時間とコア数を乗算して計算されます。
コスト分析レポートでは、棒グラフに、容量予約に関連付けられたコストが表示されます。凡例は、どのバーが容量予約を表すかを示しています。すべての予約済容量に対してインスタンスが作成されたために予約に容量が残っていない場合、容量予約のコストはゼロです。インスタンスは、指定されたシェイプの標準レートで請求され、グラフでは標準インスタンスとともにグループ化されます。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。
次のAPI操作を使用して、容量予約を管理します:
- ListComputeCapacityReservations
- ListComputeCapacityReservationInstances
- ListComputeCapacityReservationInstanceShapes
- CreateComputeCapacityReservation
- GetComputeCapacityReservation
- UpdateComputeCapacityReservation
- ChangeComputeCapacityReservationCompartment
- DeleteComputeCapacityReservationノート
容量予約を削除するには、まず容量予約内のすべてのインスタンスを終了するか、インスタンスを容量構成から移動する必要があります。