ヘルプ・シート - アプライアンスのインポート手順
データ転送アプライアンス(インポート・アプライアンス)をマウントしてデータをコピーするホストにログインした後、このヘルプ・シートのタスクに従います。
すべてのコマンドライン・インタフェース(CLI)タスクをsudo
として実行する必要があります。
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インポート・アプライアンスのIPアドレスが必要です。
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インポート・アプライアンスのアクセス・トークンが必要です。
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転送ジョブOCIDが必要です。
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アプライアンスのラベル情報が必要です。
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ファイアウォールがなく、インポート・アプライアンスとマウント先のホストの間の通信が開かれていることを確認します。
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IPアドレス範囲: 140.91.0.0/16で、データ転送サービスへのファイアウォールを開きます。
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IPアドレス範囲: 134.70.0.0/17で、オブジェクト・ストレージへのファイアウォールを開きます。
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インターネットへのアクセスを許可するためにHTTPプロキシ環境が必要な場合は、環境変数を設定します。プロキシ環境により、Oracle Cloud Infrastructure CLIは、ローカル・ネットワーク接続を介してデータ転送アプライアンスの管理サービスおよびインポート・アプライアンスと通信できます。
export HTTPS_PROXY=http://www-proxy.myorg.com:80
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sudo
としてrootに移動し、NFSユーティリティがまだインストールされていない場合はインストールします(RHEL、OELの場合は最初のコマンド、Debian、Ubuntuの場合は2番目のコマンド):sudo yum install nfs-utils sudo apt-get install nfs-common
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rootとして続行します。
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アプライアンスを初期化します。インポート・アプライアンス・アクセス・トークンを準備します。
oci dts physical-appliance initialize-authentication --job-id job_id --appliance-cert-fingerprint appliance_cert_fingerprint --appliance-ip appliance_ip --appliance-label appliance_label
プロンプトが表示されたら、アクセス・トークンを指定し、
y
と答えてデータの上書きを許可します。 -
インポート・アプライアンスの暗号化を構成します:
oci dts physical-appliance configure-encryption --job-id job_id --appliance-label appliance_label
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インポート・アプライアンスのロックを解除します:
oci dts physical-appliance unlock --job-id job_id --appliance-label appliance_label
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NFSデータセットを作成します:
oci dts nfs-dataset create --name dataset_name
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データセットをエクスポートします:
oci dts nfs-dataset set-export --name dataset_name --rw true --world true
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データセットをアクティブ化します:
oci dts nfs-dataset activate --name dataset_name
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データセットがエクスポートされていることを確認します:
showmount -e appliance_ip
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データセットをマウントします:
mkdir -p /mnt/mountpoint_name oci dts nfs-dataset activate --name dataset_name
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ファイルをDTAにコピーします。
tar
メソッドをお薦めしますが、cp
やrsync
などの他のタイプのコピーも使用できます。次に2つの例を示します:
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tar -cvzf /mnt/nfs-dts-1/filesystem.tgz filesystem/
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tar cvzf /mnt/nfs-dts-1/filesystem.tgz filesystem/ |xargs -I '{}' sh -c "test -f '{}' && md5sum '{}'"|tee tarzip_md5
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データセットを非アクティブにします:
oci dts nfs-dataset deactivate --name dataset_name
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データセットをシールします。このプロセスは実行に時間がかかる可能性があることに注意してください。
oci dts nfs-dataset seal --name dataset_name [--wait]
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シール・プロセスをモニターします:
oci dts nfs-dataset seal-status --name dataset_name
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データセット・シール・マニフェストをダウンロードします:
oci dts nfs-dataset get-seal-manifest --name dataset_name --output-file output_file_path
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インポート・アプライアンスをファイナライズします:
oci dts physical-appliance finalize --job-id job_id --appliance-label appliance_label
- ターミナル・エミュレーション・ホストでオプション#8を選択して、インポート・アプライアンスをシャットダウンします。
- インポート・アプライアンスを梱包し、Oracleに送付します。
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DTAからOCIのオブジェクト・ストレージ・バケットへのデータ・アップロードのステータスをモニターします:
oci dts appliance show --job-id job_id --appliance-label appliance_label
- データのアップロードが終了したら、コンソールからオブジェクト・ストレージ・バケットを確認し、アップロード・ファイルの場所を取得します
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アップロード・ファイルをダウンロードし、確認して転送された内容を把握します:
oci os object get --namespace object_storage_namespace --bucket-name bucket_name --name object_name --file file_location
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転送ジョブを終了します:
oci dts job close --job-id job_id
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インポート・ジョブに関連付けられているインポート・アプライアンスを削除します:
oci dts appliance delete --job-id job_id --appliance-label appliance_label
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転送ジョブを削除します:
oci dts job delete --job-id job_id