転送ディスクの作成

ディスク・インポート転送ジョブの転送ディスクを作成します。

転送ディスクを作成する場合、データ転送ユーティリティでは次の処理が行われます:

  • パスフレーズを使用してディスクの暗号化を設定します

  • ディスク上にファイル・システムを作成します

  • /mnt/orcdts_labelにファイル・システムをマウントします。

例:

 /mnt/orcdts_DJZNWK3ET

転送ディスクを登録すると、Oracle Cloud Infrastructureにより、転送ディスクの暗号化に使用される強力な暗号化パスフレーズが生成されます。このパスフレーズは、コマンドの実行時に戻り値に表示されます。パスフレーズを再度参照できるように、暗号化パスフレーズのセキュアなローカル・コピーを作成してください。ここに表示された後は、パスフレーズを取得できません。このパスフレーズは、このディスクの暗号化に使用され、通常は再度必要になりません。ただし、すべてのファイルがファイルシステムにコピーされる前にシステムが再起動され、このCLIを使用してディスクがファイナライズされる場合は、パスフレーズを指定する必要があります。

転送ディスクを作成するには、転送ジョブを作成したときに返されたジョブIDと、アタッチされているディスクへのパス(/dev/sdbなど)が必要です。

データ転送ユーティリティの使用

dts disk createコマンドおよび必須パラメータを使用して、ディスク・インポート転送ジョブの転送ディスクを作成します。

dts disk create --job-id job_id --block-device block_device

dts disk create --helpを実行して、フラグおよび変数オプションの完全なリストを表示します。

dts disk createコマンドを実行すると、CLIによってディスクの作成に関する情報が表示され、いくつかの場所で続行するようプロンプトが表示されます。ディスクが作成されると、次のディスク情報が表示されます:

dts disk create --job-id ocid1.datatransferjob.oci1..exampleuniqueID --block-device /dev/sdb
...				
Transfer Disk : 
  Label:               : DNKZQ1XKC
  SerialNumber:        : VB6fc3b4a1-5d90f001
  Status               : PREPARING
  EncryptionPassphrase : passphrase
重要

セキュアなローカルの場所にパスフレーズを記録します。