ファイル・システムのクローニングでファイル・システム・データがレプリケートされない

データ保護の目的でのファイル・システムのデータ・レプリケーションにクローニングが適していない理由と、そのかわりに何をすべきかを学習します。

問題: データ保護の目的で、クローニング機能を使用して、Oracle Cloud Infrastructure内の別の場所にファイル・システムをレプリケートしようとしています。

詳細情報: ファイル・システムのクローンは、データ保護やレプリケーションのソリューションではありません。これには次の2つの理由があります:
  • クローンは、親ファイル・システムと同じ可用性ドメイン内にのみ作成できます。ファイル・システム・クローンのターゲットの場所を指定することはできません。
  • クローンを作成しても、データは親からクローンにレプリケートも移動もされません。クローンは、共有するすべてのデータの親ファイル・システムを参照します。

解決策: ファイル・ストレージのパラレル・ツールを使用すると、異なる場所の間でファイル・システム・データをコピーまたは同期できます。

ツールキットには次のものが含まれています:
  • partar: tarballsをパラレルで作成および抽出するには、このコマンドを使用します。
  • parrm: このコマンドを使用して、ディレクトリをパラレルで再帰的にremoveできます。
  • parcp: ディレクトリをパラレルに再帰的にcopyするには、このコマンドを使用します。

インストール手順および一般的なデータ保護操作のコマンド例については、ファイル・ストレージのパラレル・ツールの使用を参照してください。