ファイル・ストレージ・マウント・ドライブに作成されるZone.Identifierファイル
Windowsでは、インターネット・ブラウザからダウンロードしたファイルをOCI File Storageマウント・ドライブにコピーおよび解凍すると、originalfilename
ごとにoriginalfilename.Zone.Identifier
ファイルが作成されます。
この動作は、Windows OSでローカルに作成されたファイルには発生しません。
原因:これは、最新のブラウザおよびNTFSフォーマット済ボリュームのWindows保護メカニズムです。ブラウザを使用してNTFS形式のボリューム上の場所にファイルをダウンロードすると、ダウンロードしたファイルの代替データ・ストリーム(ADS)のZone.Identifier
ファイルがブラウザによって自動的に追加されます。これは、ファイルがインターネットから送信され、Windowsにその旨が通知されます。この動作は、WindowsマシンがNFSクライアントである一般的なNFSv3実装で一般的です。この動作はデフォルトではLinuxでは発生しませんが、ファイル・ストレージ・ファイル・システムがWindowsとLinuxの両方でマウントされている場合は、Linuxで追加のファイルを表示できます。
解決策:この動作を変更するには:
- ファイル・ストレージがマウントされているWindows VMにログインします。
- 「実行」ウィンドウ(Win + R)を開き、
gpedit.msc
と入力します。 - 「ユーザー構成」で、「管理テンプレート」、「Windowsコンポーネント」の順に選択します。
- 「添付マネージャ」を選択します。
- 「添付ファイルにゾーン情報を保持しない」を選択し、「有効」を選択します。
*.Zone.Identifier
ファイルを削除するには:
cmd
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。-
ファイルが見つかったディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
DEL /S /Q *.Identifier