OCI FunctionsとFn Projectの相違点
OCI FunctionsとFn Projectの相違点をご覧ください。
一般に、OCI FunctionsとFn Projectはよく似ています。ただし、後述のように、いくつかの相違点があります。
APIコール実行時の認証の相違点
- ファンクションが属するコンパートメントのOCID
- Oracle Cloud Infrastructure認証詳細
ファンクション呼び出し時の相違点
OCIファンクションにデプロイされているファンクションを呼び出すには、Oracle Cloud Infrastructureエンドポイントを明示的に指定する必要があります(Fn ProjectのCLIを使用していない場合)。
たとえば、https://fht7ns4mn2q.us-phoenix-1.functions.oci.oraclecloud.com/20181201/functions/ocid1.fnfunc.oc1.phx.aaaa____uxoa/actions/invoke
と入力します。
APIへの呼出しを直接行うか、Fn ProjectのCLIコマンドを使用して、適切なエンドポイントを取得できます:
fn inspect function <app-name> <function-name>
OCI関数のその他のコンテキスト構成パラメータ
次の表に示すように、Fn Projectのコンテキスト構成パラメータをサポートするだけでなく、OCI Functionsにはいくつかの追加パラメータもあります。
追加パラメータ | 設定 | 値 | ノート |
---|---|---|---|
provider
|
~/.fn/contextsのコンテキスト構成.yamlファイル | oracle
|
Fn Project機能ではなく、OCI Functionsを有効にします。
Oracle Cloud Infrastructureに接続するためのFnプロジェクトのCLIコンテキストの作成を参照してください。 |
oracle.compartment-id
|
~/.fn/contextsのコンテキスト構成.yamlファイル | <compartment -ocid>
|
ファンクション関連のリソースを所有するOracle Cloud InfrastructureコンパートメントのOCIDを指定します。 Oracle Cloud Infrastructureに接続するためのFnプロジェクトのCLIコンテキストの作成を参照してください。 |
oracle.profile
|
~/.fn/contextsのコンテキスト構成.yamlファイル | <profile-name>
|
~/.oci/configファイルから使用するプロファイルを指定します。設定しない場合、defaultというプロファイルが使用されます。 |
注釈の使用
Fn ProjectのCLIを使用してOCIファンクション・リソースを作成および表示する場合、注釈を使用すると、関連するOracle Cloud Infrastructureリソースを特定し、指定できます。
例:
- Fn ProjectのCLIを使用して新しいアプリケーションを作成する場合、
--annotation
パラメータを使用して、ファンクションを実行するサブネットのOCIDを指定します。 - Fn ProjectのCLIを使用してファンクションのプロパティを表示しているとき、
annotations
要素は、そのファンクションを所有しているコンパートメントのOCIDを示します。
他の構成パラメータや環境変数とは異なり、注釈値はDockerコンテナを実行するための引数として渡すことはできません。