IAMでのE-Business Suite Asserterの使用

コンソールからダウンロードできるOCI IAM E-Business Suite Asserterコンポーネントを使用して、IAMシングル・サインオン(SSO)を使用してOracle E-Business Suite環境を他のクラウドおよびクラウド以外のサービスと統合します。

IAM E-Business Suite Asserterは軽量Javaアプリケーションであり、Oracle Access ManagerおよびOracle Internet DirectoryをIAMに置き換えることで、Oracle E-Business Suiteシングル・サインオン(SSO)のデプロイメント・トポロジを簡素化するのに役立ちます。

ログイン・プロセスのセキュリティを強化するために、サインオンおよびアイデンティティ・プロバイダ・ポリシーを設定し、マルチファクタ認証を構成できます。また、アダプティブ・セキュリティを有効にして、IAMのアプリケーションおよびOracle E-Business Suite全体にわたり、ユーザーに対して強力な認証機能とリスク分析を提供することもできます。

次の場合にアサータを使用できます:
  • Oracle E-Business Suiteをシングル・サインオン用に他のアプリケーションと統合します。
  • マルチファクタ認証、サインオン・ポリシー、アカウント・リカバリ、アダプタ・セキュリティなどのIAMセキュリティ機能を有効にして、Oracle E-Business Suiteにアクセスするためのセキュリティを強化します。
E-Business Suite Asserter:
  • Oracle E-Business SuiteでのSSOに対する複数のアクセス・モードがあります。Oracle E-Business Suiteには、次のいずれかのモードを使用してアクセスできます:
    • アサータ・ダイレクトURL (ブックマーク可能)。
    • IAM の「自分のアプリケーション」ページ。
    • リダイレクト・パラメータのあるアサータ・ダイレクトURL。
    • 以前ブックマークしたOracle E-Business Suite URL。
  • Oracle E-Business Suite、E-Business Suite AsserterおよびIAMを含む複数のポイントからのログアウトがサポートされます。
  • Oracle E-Business SuiteとOracle E-Business Suiteモバイル・アプリケーション間のシングル・サインオンが許可されます。

詳細は、アーキテクチャ・センター・ソリューションのプレイブックを参照してください。

IAM E-Business Suite Asserterの動作保証されたコンポーネント

統合に使用するIAM、Oracle E-Business Suite、WebLogic Server、Java JDKおよびIAM E-Business Suite Asserterの動作保証されたコンポーネントおよびそのバージョンをご覧ください。

IAM Oracle E-Business Suite (EBS) WebLogic Server JDK E-Business Suite Asserter
19.2.1+ 最新のパッチが適用された次のバージョン:
  • Oracle EBSリリース11i (11.5.10)
  • 最新のパッチが適用されたOracle EBSリリース12 (12.1.3、12.2以上)。

Oracle WebLogic Server 12c (12.1.3および12.2)

Oracle WebLogic Server 14c (14.1.1)

  • Java SE Development Kit 8
  • Java EE 8
19.1.4–1.2.2+