汎用SCIMアプリケーション・テンプレートを使用したアプリケーションの追加

汎用SCIMアプリケーション・テンプレートを使用して、OCI IAMアイデンティティ・ドメインにアプリケーションを追加します。

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「アイデンティティとセキュリティ」を選択します。「アイデンティティ」で、「ドメイン」を選択します。
  2. 作業するアイデンティティ・ドメインの名前をクリックします。必要なドメインを見つけるには、コンパートメントの変更が必要になる場合があります。次に、「統合アプリケーション」をクリックします。
  3. 「アプリケーションの追加」をクリックし、「アプリケーション・カタログ」を選択して「アプリケーション・カタログの起動」をクリックします。
  4. 「統合のタイプ」セクションで、「プロビジョニング」をクリックし、次のいずれかのテンプレートを選択します:
    ノート

    検索フィールドにGenericScimと入力すると、目的のテンプレートが見つけやすくなります。
    • GenericScim - Basic: Basic認証をサポートするSCIMインタフェース用の汎用SCIMテンプレート。
    • GenericScim - Bearerトークン: 認可ベアラーとして送信されるJWTトークンをサポートするSCIMインタフェース用の汎用SCIMテンプレート。
    • GenericScim - クライアント資格証明: 認証のためのクライアント資格証明をサポートするSCIMインタフェース用の汎用SCIMテンプレート。
    • GenericScim - リソース所有者パスワード: リソース所有者権限付与タイプをサポートするSCIMインタフェース用の汎用SCIMテンプレート。
  5. テンプレートをクリックし、テンプレート・ページの「アプリケーション詳細の追加」ページでアプリケーションの名前と説明を指定し、「次」をクリックして「プロビジョニングの構成」ページに移動します。
  6. 次の表を使用して、「接続の構成」セクションのフィールドにデータを移入します。使用可能なフィールドは、テンプレート・タイプによって異なります。
    パラメータ 説明および値情報 追加情報
    ホスト名

    アプリケーションのSCIM REST APIエンドポイントのホスト名。

    SCIMインタフェースのURLがhttps://api.example.com/scimgate/Usersの場合、ホスト名はapi.example.comです。

    このパラメータは、すべての汎用SCIMアプリケーション・テンプレートのUIに表示されます。
    ベースURI

    アプリケーションのSCIM REST APIのベース相対URL。

    たとえば、SCIMインタフェースのURLがhttps://api.example.com/scimgate/Usersの場合、ベースURIは/scimgateです。

    このパラメータは、すべての汎用SCIMアプリケーション・テンプレートのUIに表示されます。
    管理者のユーザー名

    API認証サービスの管理者のユーザー名。この値は、各リクエストの本文メッセージの一部として、アプリケーションのSCIM REST APIに送信されます。

    フォーマット: プレーン・テキスト。

    このパラメータは、「GenericScim - Basic」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    管理者パスワード

    API認証サービスの管理者のパスワード。この値は、各リクエストの本文メッセージの一部として、アプリケーションのSCIM REST APIに送信されます。

    フォーマット: パスワード・タイプ。

    このパラメータは、「GenericScim - Basic」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    HTTP操作タイプ

    デフォルトでは、テンプレート・リクエストは、ユーザーの更新操作にPATCH HTTP操作を使用します。SCIMインタフェースでユーザー属性の更新にPUT HTTP操作を使用する場合、次の例に従ってこのフィールドを使用します。

    例: __ACCOUNT__.Update=PUT

    このパラメータは、すべての汎用SCIMアプリケーション・テンプレートのUIに表示されます。
    アクセス・トークン

    アプリケーションのSCIM REST APIと通信する際にテンプレートで使用されるアクセス・トークンの値。

    フォーマット: パスワード・タイプ。

    このパラメータは、「GenericScim - Bearerトークン」テンプレートのUIに表示されます。
    クライアントID

    API認証サービスのクライアントID。

    フォーマット: プレーン・テキスト。

    このパラメータは、「GenericScim - クライアント資格証明」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    クライアント・シークレット

    API認証サービスのクライアント・シークレット。

    フォーマット: プレーン・テキスト。

    このパラメータは、「GenericScim - クライアント資格証明」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    範囲

    アプリケーションのスコープ。

    例: https://www.example.com/auth/adm.direct.group https://www.example.com/auth/admin.direct.user

    このパラメータは、「GenericScim - クライアント資格証明」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    認証サーバーURL

    認証サービスのURL。

    例: https://api.example.com/oauth2/v1/token

    このパラメータは、「GenericScim - クライアント資格証明」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    カスタム認証ヘッダー

    追加の静的ヘッダー値をAPI認証サービスに送信するために使用されます。

    例: Basic authorization base64encodedusernamepassword

    このパラメータは、「GenericScim - クライアント資格証明」および「GenericScim - リソース所有者パスワード」テンプレートのUIに表示されます。
    ポート番号

    アプリケーションのSCIM REST APIエンドポイントのポート番号。このパラメータのデフォルト・ポート番号は443です。

    たとえば、URLがhttps//api.example.com:6355/scimgate/Usersの場合、ポート番号の値を6355に設定します。

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    SSL有効

    アプリケーションのSCIM REST APIエンドポイントにSSLが必要ない場合は、このパラメータの値をfalseに設定します。

    デフォルト値: true

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    JSONリソース・タグ

    アプリケーションのSCIM REST APIが複数のリソースを返す場合にJSONメッセージで使用される属性の名前。デフォルト値はResourcesです。

    たとえば、GET操作のユーザーのレスポンス・メッセージが次の場合:

    { 
     "users": [ 
     {user1}, {user2} 
     ] 
    }

    値をusersに変更します。

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    UID属性

    ユーザーおよびグループ・オブジェクト・クラスの__UID__ (guid)内部属性とアプリケーションのSCIM属性間のマッピング。

    デフォルト値: ["Users=id", "Groups=id"]

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    名前属性

    ユーザーおよびグループ・オブジェクト・クラスの__NAME__内部属性とアプリケーションのSCIM属性間のマッピング。

    デフォルト値: ["Users=userName", "Groups=displayName"]

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    ステータス属性

    ユーザー・オブジェクト・クラスの__ENABLE__(ステータス)内部属性とアプリケーションのSCIM属性間のマッピング。

    デフォルト値: Users=active

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    パスワード属性

    ユーザーのパスワードに対応するアプリケーションのSCIM REST API属性。この属性は、ログ・ファイルのパスワード属性をマスクするために使用されます。

    デフォルト値: Users=password

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    日付属性

    アプリケーションのSCIM REST APIに使用できる日付属性のリスト。

    例: Users=meta.lastModified,joiningDate

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    日付書式

    アプリケーションのSCIM REST APIに使用できる日付属性の日時書式。

    例: MMM d, yyyy h:mm:ss a z

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    コンテンツ・タイプ

    アプリケーションのSCIM REST APIで、IAMがヘッダーHTTPリクエストとして送信することが予想されるcontent-typeヘッダー。

    デフォルト値: application/scim+json

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    受入タイプ

    アプリケーションのSCIM REST APIからのHTTPレスポンスとして予想されるcontent-typeヘッダー。

    デフォルト値: application/scim+json

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    カスタム・ヘッダー

    追加の静的ヘッダー値をアプリケーションのSCIM REST APIエンドポイントに送信するために使用されます。

    フォーマット: <headerName1>=<value>,<headerName2>=<value>

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    SCIMバージョン

    アプリケーションのSCIM REST APIのバージョン。

    デフォルト値:13この属性の範囲は、1から19までです。

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    OClassマッピング

    あるオブジェクト・クラスの属性を別のオブジェクト・クラスの属性にマップするために使用されます。

    たとえば、__ACCOUNT__オブジェクト・クラスのgroups属性を__GROUP__オブジェクト・クラスにマップする必要がある場合は、__ACCOUNT__.groups=__GROUP__と入力します。

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    デフォルト・バッチ・サイズ

    GET操作のデフォルトのページまたはバッチ・サイズ。

    デフォルト値: 200

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
    管理対象オブジェクト・クラス

    アプリケーションで管理する必要があるスキーマの分類タイプ。

    デフォルト値: ["Users", "Groups"]

    このパラメータの値は、UIでは更新できません。このパラメータの値を更新するには、REST APIを使用します。
  7. フィールドに移入した後、「接続のテスト」をクリックして、IAMがアプリケーションのSCIM REST APIエンドポイントと通信できるかどうかを確認します。

    正常な接続を確立できた場合は、「接続に成功しました。」というメッセージが表示されます。

    エラー・メッセージが表示された場合は、指定した値を確認し、「接続のテスト」を再度クリックします。問題が解決されない場合は、システム管理者に連絡してください。

    テストの前に、アプリケーションを保存し、REST APIを使用してUIに表示されないパラメータ値を更新できます。パラメータ値を更新した後、コンソールを使用してアプリケーションを再開し、「接続のテスト」をクリックします。