エージェント管理の概要
アプリケーションからカスタム・ログにイベントを収集するために、Oracle fluentdベースのエージェントをインストールできます。このエージェントによって、収集するログや、それらの解析方法などを正確に制御できます。
統合モニタリング・エージェントは、フルマネージド型のエージェントであり、カスタム・クライアント構成は公式にはサポートされていません。たとえば、リモート・ソースからのログの収集は推奨されません。これを行うと、ログ・ソースを検証できないことから、セキュリティに重大な影響を及ぼす可能性があるためです。
Oracle Cloud Infrastructure Loggingには、サポートされている一連のオペレーティング・システムでエージェントを有効化および管理するためのエージェント構成が含まれています。エージェント構成によって、ホスト・フリート全体で収集するカスタム・ログを簡単に構成できる中心的な場所が提供されます。次に、エージェント構成でサポートされるオペレーティング・システムを示します:
OS | 非FIPS | FIPS | ARM |
---|---|---|---|
Oracle Linux 7 | はい | はい | はい |
Oracle Linux 8 | はい | はい | はい |
Oracle Linux 9 | はい | いいえ | はい |
CentOS 7 | はい | はい | いいえ |
Red Hat Enterprise Linux 8 | はい | はい | はい |
Red Hat Enterprise Linux 9 | はい | いいえ | はい |
Windows Server 2012 R2 | はい | はい | いいえ |
Windows Server 2016 | はい | はい | いいえ |
Windows Server 2019 | はい | はい | いいえ |
Windows Server 2022 | はい | はい | いいえ |
Ubuntu 16.04 | はい | いいえ | いいえ |
Ubuntu 18.04 | はい | いいえ | いいえ |
Ubuntu 20.04 | はい | いいえ | いいえ |
Ubuntu 22.04 | はい | いいえ | いいえ |
Oracle Unified Monitoring Agentは、Rocky Linuxを含む標準のLinuxディストリビューションで機能するように設計されています。サポート・マトリックスにリストされていないLinuxディストリビューションを使用する場合は、統合モニタリング・エージェントのインストールおよびサポートの詳細は、ディストリビューション・プロバイダにお問い合せください。
各OSのインストールファイルを取得する手順については、Installing the Agentを参照してください。
統合モニタリング・エージェントおよびエージェント構成のセキュリティ
統合モニタリング・エージェント構成は、IAMの動的グループ機能を使用して保護されます。詳細は、「動的グループでのターゲット・ホストの選択」を参照してください。
また、エージェント構成の更新は、認可されたユーザーのみがセキュアに処理されます。更新が行われた後、ロギング・バックエンドは更新をエージェント自体に伝播します。
さらに、OCI担当者は、統合モニタリング・エージェントに対して行われた更新コールをインタージェクトできません。これは、ユーザー原則(ユーザーのIAM)によって保護され、更新にアクセスまたは変更することはできません。