セキュリティ・リストの作成
Virtual Cloud Network (VCN)でセキュリティ・リストを作成します。
セキュリティ・リストは、パケット・レベルでトラフィックを制御するために使用される仮想ファイアウォールです。セキュリティ・リストの機能に関する重要な情報は、セキュリティ・リストを参照してください。
セキュリティ・リストでは、セキュリティ・ルールが使用されます。セキュリティ・ルールがどのように機能するか、およびセキュリティ・リストとネットワーク・セキュリティ・グループ(オプションの仮想ファイアウォール)の一般的な比較の詳細は、セキュリティ・ルールを参照してください。
サブネットを作成するとき、少なくとも1つのセキュリティ・リストを関連付ける必要があります。これは、VCNのデフォルト・セキュリティ・リストか、すでに作成されている別のセキュリティ・リスト(最大数についてはサービス制限を参照)のいずれかです。いつでもサブネットが使用するセキュリティ・リストを変更できます。
オプションとして、作成時にセキュリティ・リストに追加できます。一意である必要はなく、後で変更できます。Oracleは、Oracle Cloud ID (OCID)と呼ばれる一意の識別子をセキュリティ・リストに自動的に割り当てます。詳細は、リソース識別子を参照してください。
セキュリティ・リストが作成され、選択したコンパートメントの「セキュリティ・リスト」ページに表示されます。これで、サブネットの作成時または更新時に、このセキュリティ・リストを指定できます。
セキュリティ・リスト内のすべてのルールを表示する場合、リスト内のステートレス・ルールはステートフル・ルールの上に表示されます。リスト内のステートレス・ルールはステートフル・ルールよりも優先されます。つまり、サブネットに関連付けられているすべてのセキュリティ・リストでステートレス・ルールとステートフル・ルールの両方に一致するトラフィックがある場合は、ステートレス・ルールが優先され、接続はトラッキングされません。
セキュリティ・リストを作成するには、network security-list createコマンドと必要なパラメータを使用します:
oci network security-list create --compartment-id compartment-ocid --vcn-id vcn-ocid [--egress-security-rules | --ingress-security-rules] rules... [OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。
CreateSecurityList操作を実行して、セキュリティ・リストを作成します。