サービス・ゲートウェイのメトリック
メトリック、アラームおよび通知を使用して、サービス・ゲートウェイのヘルス、容量およびパフォーマンスをモニターできます。
このトピックでは、メトリック・ネームスペースoci_service_gateway
によって生成されるメトリックについて説明します。
リソース: サービス・ゲートウェイ
メトリックの概要: oci_service_gateway
サービス・ゲートウェイを使用すると、オンプレミス・ホストまたはVCNホストは、パブリック・インターネットにリソースを公開せずに、Oracleサービス(オブジェクト・ストレージやAutonomous Databaseなど)にプライベート・アクセスできます。
使用可能なメトリックは、サービス・ゲートウェイが稼働しているかどうか、ゲートウェイ経由のデータ量、および予期しないエラーが発生してパケットがドロップされているかどうかを迅速に判断するのに役立ちます。
- サービス・ゲートウェイとの間のトラフィック: ゲートウェイごとのトラフィック・レベル(パケットおよびバイト)。これは、ゲートウェイの内外に到達するトラフィックの相当な増加または減少を識別するのに役立ちます。
- ドロップされたパケット: ゲートウェイごとのドロップ(ドロップされたパケット)。これは、ゲートウェイ構成の誤りや認識されないパケット・プロトコルなどの問題によって発生したトラフィックの変更を識別するのに役立ちます。
必要なIAMポリシー
リソースをモニターするには、コンソールまたはREST API (およびSDK、CLIまたはその他のツール)のどちらを使用しているかにかかわらず、管理者が作成するポリシーで必要なタイプのアクセス権が付与されている必要があります。ポリシーでは、モニター・サービスおよびモニター対象のリソースにアクセス権を付与する必要があります。アクションを実行しようとして、権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、管理者に連絡して、付与されているアクセスのタイプと作業する必要があるコンパートメントを確認してください。モニタリングのユーザー認可の詳細は、「IAMポリシー」を参照してください。
使用可能なメトリック: oci_service_gateway
次の表に示すメトリックは、作成する各サービス・ゲートウェイで自動的に使用できます。これらのメトリックを取得するためにモニタリングを有効化する必要はありません。
モニタリング・サービスを使用して、カスタム問合せを作成することもできます。メトリック問合せの作成を参照してください。
各メトリックには、次の1つ以上のディメンションが含まれます:
- RESOURCEID
- サービス・ゲートウェイのOCID。
- DROPTYPE
- パケット・ドロップのタイプ:
メトリック | メトリック表示名 | 単位 | 説明 | ディメンション |
---|---|---|---|---|
packetsToService
|
サービスへのパケット |
パケット |
サービス・ゲートウェイからOracleサービスに正常に送信されたパケット数。 |
resourceId
|
packetsFromService
|
サービスからのパケット |
パケット |
サービス・ゲートウェイから顧客インスタンスに正常に送信されたパケット数。 |
|
bytesToService
|
サービスへのバイト |
バイト |
サービス・ゲートウェイからOracleサービスに正常に送信されたバイト数。 |
|
bytesFromService
|
サービスからのバイト |
バイト |
サービス・ゲートウェイから顧客インスタンスに正常に送信されたバイト数。 |
|
sgwDropsFromService
|
サービスからのパケット・ドロップ |
パケット |
サービス・ゲートウェイから顧客インスタンスへのパケットの送信中にドロップされたパケット数。 |
|
sgwDropsToService
|
サービスへのパケット・ドロップ |
パケット |
サービス・ゲートウェイからOracleサービスへのパケットの送信中にドロップされたパケット数。 |
|
コンソールの使用
- ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」をクリックします。「モニタリング」で、「サービス・メトリック」をクリックします。
- 「コンパートメント」で、目的のコンパートメントを選択します。
- 「メトリック・ネームスペース」で、「oci_service_gateway」を選択します。
- 「サービス・メトリック」ページでは、選択したメトリック・ネームスペースによって生成される各メトリックのチャートを示すために、ページが動的に更新されます。
デフォルトでは、チャートにコンパートメントのリソースごとに個別の線が表示されます。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。