DRGメトリック
メトリック、アラームおよび通知を使用して、アップグレードされた動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)のヘルス、容量およびパフォーマンスをモニターできます。
この機能は、アップグレードされたDRGでのみ使用でき、レガシーDRGでは使用できません。
このトピックでは、メトリック・ネームスペースoci_dynamic_routing_gateway
によって生成されるメトリックについて説明します。
リソース: 動的ルーティング・ゲートウェイ
メトリックの概要: oci_dynamic_routing_gateway
DRGは仮想ルーターとして機能し、オンプレミス・ネットワークとVCNの間のトラフィックのパスを提供します。VCN間のトラフィックをルーティングすることもできます。様々なタイプのアタッチメントを使用すると、様々なリージョンおよびテナンシのコンポーネントを使用してカスタム・ネットワーク・トポロジを構築できます。各DRGアタッチメントには、DRGに入るパケットを次のホップにルーティングするためのルート表が関連付けられています。静的ルートに加えて、オプションのインポート・ルート・ディストリビューションでは、アタッチされたネットワークからDRGルート表にルートを動的にインポートできます。詳細は、「Dynamic Routing Gateways」を参照してください。
必要なIAMポリシー
リソースをモニターするには、コンソールまたはREST API (およびSDK、CLIまたはその他のツール)のどちらを使用しているかにかかわらず、管理者が作成するポリシーで必要なタイプのアクセス権が付与されている必要があります。ポリシーでは、モニター・サービスおよびモニター対象のリソースにアクセス権を付与する必要があります。アクションを実行しようとして、権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、管理者に連絡して、付与されているアクセスのタイプと作業する必要があるコンパートメントを確認してください。モニタリングのユーザー認可の詳細は、「IAMポリシー」を参照してください。通知も参照してください。
使用可能なメトリック: oci_dynamic_routing_gateway
各メトリックには、次の1つ以上のディメンションが含まれます:
-
resourceId
: DRGアタッチメントOCID。 -
drgOcid
: DRGアタッチメントが属するDRGのOCID。 -
drgRouteTableId
: DRGアタッチメントのルート表OCID。 -
attachmentType
: DRGアタッチメント・タイプ。次のいずれかです:- VCN
- VIRTUAL_CIRCUIT
- IPSEC_TUNNEL
- REMOTE_PEERING_CONNECTION
-
peerRegion
: リモート・ピアリング接続アタッチメントのピアリング・リージョン。 dropType
: 次のいずれかです:-
throughput
: 割り当てられた帯域幅を超える「スループット」によるパケット・ドロップの数。 -
noRoute
: 宛先へのルートが見つからなかったためにドロップされたパケットの数。 -
others
: 次のいずれかの理由で無効と宣言されたパケット数: -
- パケット・サイズがMTUを超えています
- パケットTTLが転送中に期限切れになりました
- パケットはOCIをオンプレミスからオンプレミスにトラバースしようとしますが、許可されません
-
メトリック名 |
表示名 |
単位 |
説明 |
ディメンション |
---|---|---|---|---|
|
DRGから送信されたバイト数 |
バイト |
DRGアタッチメント経由でDRGから送信されたバイト数。 |
|
|
DRGに送信されたバイト数 |
バイト |
DRGアタッチメントからDRGに送信されたバイト数。 |
|
|
DRGから送信されたパケット |
パケット |
DRGアタッチメント経由でDRGから送信されたパケットの数。 |
|
|
DRGに送信されたパケット数 |
パケット |
DRGアタッチメントからDRGに送信されたパケットの数。 |
|
|
DRGアタッチメント宛のドロップされたパケット |
パケット |
DRGアタッチメント宛のドロップされたパケットの数。 |
|
|
DRGアタッチメントからDRGに送信された後にドロップされたパケット |
パケット |
DRGアタッチメントから送信され、DRGによってドロップされたパケットの数。 |
|
コンソールの使用
- ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」をクリックします。「モニタリング」で、「サービス・メトリック」をクリックします。
- 「コンパートメント」で、目的のコンパートメントを選択します。
- メトリック・ネームスペースに、oci_dynamic_routing_gatewayを選択します。
- 「サービス・メトリック」ページでは、選択したメトリック・ネームスペースによって生成される各メトリックのチャートを示すために、ページが動的に更新されます。
デフォルトでは、チャートにコンパートメントのリソースごとに個別の線が表示されます。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。