オブジェクト・ストレージでのオブジェクト・ライフサイクル・ポリシーの作成
オブジェクト・ストレージ・バケットのオブジェクト・ライフサイクル・ポリシーを作成します。
ルールが「ライフサイクル・ポリシー・ルール」リストに表示されます。
バケットのオブジェクト・ライフサイクル・ポリシーを作成するには、oci os object-lifecycle-policy putコマンドと必要なパラメータを使用します:
oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name bucket_name [OPTIONS]
ライフサイクル・ポリシー・ルールの指定
items
パラメータを使用して、バケットのライフサイクル・ポリシー・ルールのセットを指定します:oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name bucket_name --items json_formatted_lifecycle_policy
items
パラメータには、有効なフォーマット済JSONとしてのキーと値のペアを入力する必要があります。JSONフォーマットの詳細は、複合入力の受渡しおよび複合入力のためのJSONファイルの使用を参照してください。items
キー/値ペアの入力では、次を指定する必要があります:[ { "action": "string", "isEnabled": true, "name": "string", "objectNameFilter": { "exclusionPatterns": [ "string", "string" ], "inclusionPatterns": [ "string", "string" ], "inclusionPrefixes": [ "string", "string" ] }, "target": "string", "timeAmount": 0, "timeUnit": "string" } ]
action
には次のいずれかの値を指定します:値 説明 ARCHIVE
オブジェクト、オブジェクト・バージョンまたは以前のオブジェクト・バージョンをアーカイブ層に移動するには、このアクションを指定します。 INFREQUENT_ACCESS
オブジェクト、オブジェクト・バージョンまたは以前のオブジェクト・バージョンを頻度の低いアクセス層に移動するには、このアクションを指定します。バケットで自動階層化が有効になっている場合、 INFREQUENT_ACCESS
を指定できません。DELETE
オブジェクト、オブジェクト・バージョンまたはオブジェクト・バージョンを削除するには、このアクションを指定します。 ABORT
失敗したか完了していないマルチパート・アップロードを削除するには、このアクションを使用します。 target
には次のいずれかの値を指定します:timeUnit
は日数で指定します。次の例では、名前にパターン
*.doc
を含む以前のオブジェクト・バージョンを、60日後に標準層からアーカイブ層に移動するルールを含むライフサイクル・ポリシーを作成または置換します。ポリシーには、以前のオブジェクト・バージョンを180日後に削除するルールも含まれています。oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyStandardBucket --items '[ { "action": "ARCHIVE", "is-enabled": true, "name": "Move-to-Archive-Rule", "object-name-filter": { "exclusion-patterns": null, "inclusion-patterns": [ "*.doc" ], "inclusion-prefixes": null }, "target": "previous-object-versions", "time-amount": 60, "time-unit": "DAYS" }, { "action": "DELETE", "is-enabled": true, "name": "Delete-Rule", "object-name-filter": { "exclusion-patterns": null, "inclusion-patterns": [ "*.doc" ], "inclusion-prefixes": null }, "target": "previous-object-versions", "time-amount": 180, "time-unit": "DAYS" } ]'
次の例では、すべてのオブジェクトを45日後に標準層から頻度の低いアクセス層に移動するルールを含むライフサイクル・ポリシーを作成または置換します。ポリシーには、すべてのオブジェクトを90日後にアーカイブ層に移動するルールも含まれています。
oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyStandardTierBucket --items '[ { "action": "INFREQUENT_ACCESS", "is-enabled": true, "name": "Move-to-Infrequent-Access-Rule", "object-name-filter": null, "target": "objects", "time-amount": 45, "time-unit": "DAYS" }, { "action": "ARCHIVE", "is-enabled": true, "name": "Move-to-Archive-Rule", "object-name-filter": null, "target": "objects", "time-amount": 90, "time-unit": "DAYS" } ]'
次の例では、以前のオブジェクト・バージョンを240日後にアーカイブ層から削除するライフサイクル・ポリシー・ルールを作成または置換します。
oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyArchiveTierBucket --items '[ { "action": "DELETE", "is-enabled": true, "name": "Delete-from-Archive-Rule", "object-name-filter": null, "target": "previous-object-versions", "time-amount": 240, "time-unit": "DAYS" } ]'
次の例では、コミットされていないか失敗したマルチパート・アップロードを5日後にすべて削除するライフサイクル・ポリシー・ルールを作成または置換します:
oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyBucket --items '[ { "action": "ABORT", "is-enabled": true, "name": "Delete-Failed-Multipart-Uploads-Rule", "object-name-filter": null, "target": "multipart-uploads", "time-amount": 5, "time-unit": "DAYS" } ]'
items
オプションを使用して、ファイル内のJSONキー/値ペアを渡すことができます。例:oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyStandardTierBucket --file /path/to/file/filename
Windowsの使用
Windowsで、複合入力をJSON文字列としてCLIに渡すには、ブロック全体を二重引用符で囲む必要があります。ブロック内では、キーと値の文字列の各二重引用符は、バックスラッシュ(\)文字でエスケープする必要があります。例:
oci os object-lifecycle-policy put --bucket-name MyStandardTierBucket --items "[{\"action\":\"ARCHIVE\",\"isEnabled\":true,\"name\":\"move-to-Archive-rule\",\"target\":\"previous-object-versions\",\"timeAmount\":180,\"timeUnit\":\"DAYS\"}]"
CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。
PutObjectLifecyclePolicy操作を実行して、バケットのオブジェクト・ライフサイクル・ポリシーを作成します。