ネットワーク・パラメータの構成

シリアル・ポートに接続されている制御ホストを介して、Roving Edge Deviceのネットワーク設定を構成します。

ノート

シリアルコンソールコマンドのリストについては、Operating the Serial Consoleを参照してください。

次の手順では、初期デバイスの設定時に必要な最小ネットワークパラメータを構成する方法について説明します。ネットワーク構成の詳細については、Managing the Networkを参照してください。

構成する必要がある最小ネットワーク・パラメータは次のとおりです。

デバイスIPアドレス、サブネット、およびゲートウェイ。
DNS
NTP

制御しているホスト端末ウィンドウで、「Configure the Network」メニューオプションを選択します。次のオプションが表示されます。
- ノードIP設定の設定(現在のノードのみ): ノードIPアドレス、サブネット・マスクおよびデフォルト・ゲートウェイを設定します。
- 表示設定: 現在のネットワーク設定を表示します。
- コンピュート・インスタンスのパブリックIPプール範囲の設定: コンピュート・インスタンスの外部IPアドレス・プールを設定します。
  
  IPアドレスは、パブリックIPアドレスが割り当てられたインスタンスが作成されると、このプールから割り当てられます。
  
  重要– この操作により、現在の外部IPアドレスプールが削除され、新しい入力の範囲で置き換えられます。
  
  ベストプラクティスは、連続したIP範囲を使用することです。理想的な範囲は、10.10.0.0 - 10.10.0.15などのCIDR範囲で、内部的に格納される10.10.0.0/28に対応します。
  
  パブリックIPプール範囲を更新する場合、操作中に既存の範囲のIPはいずれもコンピュート・インスタンスに割り当てることができません。ベスト・プラクティスは、パブリックIPプール範囲を更新する前に、すべてのパブリックIPとすべてのコンピュート・インスタンスの関連付けを解除することです。
- パブリックIPプール・ステータスの表示: 現在のパブリックIPプール範囲を表示します。
- ネットワーク・ポートの制御: ネットワーク・ポートを有効または無効にします。
- DNSの構成: 現在のノード・コントロール・プレーンのDNSサーバーを構成します。DNS構成が有効になるようにデバイスをリブートします(デバイスがすでにロック解除されている場合)。
- サブネットゲートウェイの構成: 特定のサブネットのゲートウェイを構成します。宛先は、デフォルトのIGWまたはプライベートIPアドレスにできます。次のタスクを実行できます:
  - 構成の表示: 現在のサブネット・ゲートウェイ構成を表示します。出力には、各サブネットの宛先がIGWかプライベートIPアドレスかが示されます。
  - 構成の更新: 現在のサブネット・ゲートウェイ構成を更新します。例:
```
---------------------------------------------------------------------------------------------
Idx  Subnet CIDR      DNS Label     Gateway
---------------------------------------------------------------------------------------------
1    10.0.1.0/24      Subnet-1      10.0.2.2
2    10.0.2.0/24      Subnet-2      IGW
3    10.0.3.0/24      Subnet-3      IGW
                                    
Enter Subnet Index: 1
Enter the gateway (IGW or private IP address) for this subnet:
```
- NTPの構成: 次のNTP構成タスクを実行します。
  - NTP構成の表示: 外部NTPサーバーを構成します。例:
```
Local Time and RTC
Local time: Fri 2022-05-13 04:26:41 UTC
Universal time: Fri 2022-05-13 04:26:41 UTC
RTC time: Fri 2022-05-13 04:26:43
Time zone: UTC (UTC, +0000)
NTP enabled: n/a
NTP synchronized: no
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
```
  - NTP構成の更新: デバイスのNTP構成を設定するプライマリ・サーバーとセカンダリ・サーバーを識別します。
- ネットワークのリセット: ノードIP、パブリック・プール、DNS、NTP、ゲートウェイなど、すべてのネットワーク構成を消去してネットワークをリセットします。
- ヘルプ: 「ネットワーク構成」メニュー・オプションのオンライン・ヘルプを表示します。
- 戻る: シリアル・コンソールのメイン・メニューに戻ります。
メニューオプションを使用して、ネットワーク環境に応じてデバイスネットワークパラメータを構成します。少なくとも、次のパラメータを構成します。
- ネットワーク設定
- DNS
- NTP
ネットワーク・ボンディングなどの他のネットワーク・パラメータを構成する必要がある場合は、「ネットワークの管理」を参照してください。

次の手順

(オプション)イーサネット・ボンディングを構成するには、「イーサネット・ボンディングの管理」を参照してください。それ以外の場合は、Unlock the Deviceに進みます。

Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

ネットワーク・パラメータの構成