タグ変数の使用
変数を使用して、定義されたタグの値を設定できます。リソースにタグを追加すると、その変数はそれが表すデータに解決されます。定義済のタグおよびデフォルトのタグでは、タグ変数を使用できます。
次の制限があるので注意してください。
- タグ変数は事前定義済のタグ値として使用できません。事前定義済変数の操作の詳細は、事前定義済の値の使用を参照してください
- フリーフォーム・タグではタグ変数を使用できません。
必須IAMポリシー
タグ変数は、定義済タグの機能です。ユーザーがタグ変数を操作することを許可するには、タグ・ネームスペースおよびタグを操作するのと同じIAMポリシーを使用します。詳細は、定義済タグの作業に必要な権限を参照してください。
ポリシーを初めて使用する場合は、アイデンティティ・ドメインの管理および共通ポリシーを参照してください。グループまたは他のIAMコンポーネントのポリシーの書込みの詳細は、アイデンティティ・ドメインのないIAMの詳細を参照してください。
タグ変数の作業
次の例を参照してください。
Operations.CostCenter="${iam.principal.name}
at ${oci.datetime}
"
Operationsはネームスペース、CostCenterはタグ・キーであり、タグの値には2つのタグ変数${iam.principal.name}
と${oci.datetime}
が含まれます。このタグをリソースに追加すると、変数はユーザー名(タグを適用したプリンシパルの名前)とタグの追加時の時間日付スタンプに解決されます。
user_name at 2019-06-18T18:00:57.604Z
変数は、タグの適用時にデータで置換されます。後でタグを編集すると、変数は失われ、データのみが保持されます。他のタグ値を編集するすべての方法で、タグ値を編集できます。
タグ変数を作成するには、特定の形式を使用する必要があります。
${<variable>}
ドル記号とそれに続く中カッコを入力します。タグ変数は中カッコで囲みます。タグ変数は、他のタグ変数および文字列値とともに使用できます。
サポートされるタグ変数
次のタグ変数がサポートされています。
変数 | 説明 |
---|---|
${iam.principal.name}
|
リソースにタグを付けたプリンシパルの名前。 |
${iam.principal.type}
|
リソースにタグを付けたプリンシパルのタイプ。 |
${oci.datetime}
|
タグの作成日付と時刻。 |