Apache Ambariの使用
Apache Ambariによって、クラスタ内のhadoopコンポーネントを管理およびモニターするWebユーザー・インタフェースが提供されます。Apache Ambariは、クラスタのユーティリティ・ノード(または、セキュアで高可用性(HA)のクラスタの最初のユーティリティ・ノード)上で実行されます。
始める前に
ブラウザからApache Ambariにアクセスする前に、管理者が次を行う必要があります:
-
ユーザーからの受信接続でノードを使用できるようにします。ノードのプライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスにマップすることで、パブリック・インターネットからのアクセスを許可できます。あるいは、要塞ホストまたはOracle FastConnectを使用するようにクラスタを設定できます。プライベートIPアドレスを使用したクラスタ・ノードへの接続を参照してください。
- ノードでポート
7183
を開くには、ネットワーク・セキュリティ・リストにイングレス・ルールを構成します。セキュリティ・ルールの定義を参照してください。
Apache Ambariダッシュボードの使用
Apache Ambariダッシュボードを使用して、Oracle Distribution including Apache Hadoopを使用するビッグ・データ・サービス・クラスタのヘルスとステータスをモニターします。
Apache Ambariにアクセスすると、ダッシュボードが表示されます。3つのメイン・ツールバーがあります(一番上の横向きツールバー、タブとドロップダウン・メニュー、サイドの縦向きツールバー)。
トップ・ツールバーの使用(1)
- Apache Ambariの使用中は、Ambariロゴ、ホーム・アイコンまたはダッシュボード・リンクをクリックすると、ダッシュボードに戻ります。
- クラスタの名前は、このツールバーの右側に表示されます。
- クラスタで実行中のバックグラウンド操作の数は、歯車アイコンの横に表示されます。歯車アイコンをクリックすると、すべてのバックグラウンド操作の詳細が表示されます。操作はステータスに基づいてフィルタ処理できます。各操作の名前をクリックして、操作の詳細(ホスト、タスク、タスク・ログなど)を表示できます。
- 通知の数は、ベル・アイコンの横に表示されます。ベル・アイコンをクリックすると通知の詳細が表示されます。通知は、クリティカル・アラートか警告かに基づいてフィルタ処理できます。「すべて表示」をクリックすると、「アラート」ページが開きます。アラートの詳細を確認し、アラートと通知を管理できます。
- グリッド・アイコンをクリックすると、クラスタ・ビューが表示されます。
- Apache Ambariへのログインに使用したユーザー名は、プロファイル・アイコンの横に表示されます。ドロップダウン・メニューを使用すると、ユーザー・プロファイルを管理するその他のメニューがあります。
タブおよびドロップダウン・メニューの使用(2)
- 「Metrics」タブは、ダッシュボードにアクセスしたときに表示されるデフォルト・タブです。これには、クラスタ全体のステータスを一目でモニターできる様々なウィジェットが含まれています。ウィジェットをクリックすると、追加情報を表示できます。たとえば、「Memory Usage」や「Network Usage」です。各ウィジェットのメニュー・アイコンを使用して、ウィジェットを編集または削除できます。
「Metric Actions」ドロップダウンを使用すると、ウィジェットを追加または編集できます。
時間ドロップダウンを使用すると、すべてのウィジェットに期間を適用できます。
- 「Heatmaps」タブには、クラスタ・メトリックが、緑色から赤色に変化する色付きのヒートマップとして表示されます。ヒートマップを表示するメトリックを選択できます。
- 「Config History」タブには、クラスタの作成後にインストールされたサービスのバージョンが表示されます。
サイド・ツールバーの使用(3)
- 「Services」オプションには、クラスタにインストールされているすべてのサービスがリストされます。デフォルトではインストールされない他のサービスを追加するには、「...」アイコンを使用します。各サービスをクリックすると、クラスタ上のそのサービスに関する詳細情報が表示されます。表示される情報は、表示するサービスによって異なります。たとえば、「HDFS」をクリックすると、「Summary」、「Heatmaps」、「Configs」、および「Metrics」のタブを表示できます。一部のサービスには、「Quick Links」というサービス固有の便利なWebインタフェースがあります。各サービスには、サービスに応じて様々なオプションを含む「Actions」ドロップダウンもあります。
- 「Hosts」オプションには、クラスタ内のノードの詳細が表示されます。「Actions」ドロップダウンを使用して、新しいホストを追加したり、既存のホストを管理したりできます。
- 「Alerts」オプションには、クラスタについて受信したすべてのアラート(クリティカルおよび警告)のログが表示されます。「Actions」ドロップダウンを使用して、アラートおよび通知を管理します。
- 「Cluster Admin」オプションには、クラスタを管理するためのその他のオプションがあります。「Stack and Versions」をクリックすると、クラスタにインストールされている様々なソフトウェアまたはサービスが表示されます。「Service Accounts」をクリックすると、クラスタ上の各サービスのユーザーおよびグループが表示されます。「Kerberos」をクリックすると、クラスタのセキュリティ構成が表示されます。「Service Auto Start」をクリックして、自動的に起動するサービスを管理します。デフォルトでは、すべてのサービスは自動起動するように構成されています。
Apache Ambari APIの使用
Ambari REST APIを使用して、その機能をアプリケーションに統合します。