コンピュート・インスタンス・グループ環境の作成

インスタンス・グループ環境への参照を作成します。

前提条件

インスタンス・グループ環境を作成するための前提条件は次のとおりです。

  • コンピュート・インスタンスを作成します。

    プライベート・ネットワーク経由でインスタンスを作成する場合は、ネットワーク・アドレス変換(NAT)ゲートウェイを設定する必要があります。詳細は、NATゲートウェイを参照してください。

    ノート

    DevOpsは、Oracle LinuxおよびCentOSへのインスタンス・グループ・デプロイメントのみをサポートしています。
  • インスタンス・グループ・デプロイメント構成アーティファクトのいずれかのコマンドでsudo権限が必要な場合は、ocarunユーザーにsudo権限を付与する必要があります。次のステップに従います:
    1. インスタンスの作成のステップに従います。
    2. 詳細設定を構成するには、「拡張オプションの表示」をクリックします。
    3. 「初期化スクリプト」に、次のcloud-initスクリプトを入力してsudo権限を付与します:
      #cloud-config
      users:
       - default
       - name: ocarun
         sudo: ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL
    4. インスタンスの構成が終了したら、「作成」をクリックします。

    詳細は、インスタンスでのコマンドの実行を参照してください。

Oracle Cloudコンソール、REST APIおよびCLIを使用したDevOpsへのアクセスについては、DevOpsへのアクセスを参照してください。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「DevOps」で、「プロジェクト」をクリックします。
    2. DevOpsプロジェクト・ページで、既存のプロジェクトを選択するか、DevOpsプロジェクトを作成します。
    3. プロジェクトの詳細ページで、左側の「環境」をクリックします。
    4. 「環境」ページで、「環境の作成」をクリックします。
    5. 「基本情報」セクションで、次の詳細を指定し、「次」をクリックします:
      • 環境タイプとして「インスタンス・グループ」を選択します。
      • 環境の名前を入力します。
      • (オプション)環境の説明を追加します。
      • (オプション)環境にタグを追加するには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。タグ付けとは、テナンシ内のリソースを整理およびトラッキングできるメタデータ・システムです。

        リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを追加する権限もあります。

        定義済タグを追加するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。

        詳細は、リソース・タグを参照してください。

    6. インスタンスを追加するには、次のいずれかのオプションを選択します:
      1. フィルタ - インスタンス・グループのインスタンスを手動で選択します。
      2. 問合せ - 実行時にインスタンスを選択する問合せを指定します。
        問合せは、特定のリソース・タイプに検索条件を適用して、結果をフィルタできるようにします。詳細は、検索言語の構文を参照してください。
    7. 「フィルタ」オプションを選択した場合は、次のステップに従ってインスタンスを追加します:
      1. 「インスタンスの追加」をクリックします。
      2. 「リージョン」および「コンパートメント」フィールドを使用して、特定のリージョンおよびコンパートメントからコンピュート・ホストを選択します。
        ノート

        各インスタンス・グループには、一度に1つのリージョンからのみ、コンピュート・ホストを含めることができます。
      3. コンピュート・ホストの検索をさらに絞り込むには、「状態によるフィルタ」「シェイプによるフィルタ」および「テキストによるフィルタ」フィールドを使用します。
      4. 表示されているリストからインスタンスを選択してインスタンス・グループを作成し、「インスタンスの追加」をクリックします。
      5. 参照するインスタンス・グループを選択します。
        グループからインスタンスを除去するには、「インスタンスの削除」をクリックします。グループからインスタンスを除去しても、これらのインスタンスは削除されません。実行中の状態のままです。
    8. 「問合せ」オプションを選択した場合は、次のステップに従ってインスタンスを追加します:
      1. 「問合せの編集」をクリックします。
      2. 「リージョン」フィールドを使用して、特定のリージョンからコンピュート・ホストを選択します。
      3. 実行時にインスタンスを追加する問合せを入力します。
        DevOpsには、デプロイメントの実行中に問合せ出力を照合するインスタンスが含まれます。このオプションを使用して、実行時にインスタンス・グループ・デプロイメントのインスタンスを動的に追加できます。フリーフォーム・タグを使用して、問合せで必要なリソースにタグ付けできます(たとえば、 freeformTags.key = 'app' && freeformTags.value = 'helloword')。
      1. 「インスタンス問合せの追加」をクリックします。
    9. 「環境の作成」をクリックします。

    選択したインスタンス・グループ環境への参照が作成されます。デプロイメント・パイプラインを作成して、インスタンス・グループにアーティファクトをデプロイできます。

  • インスタンス・グループ環境への参照を作成するには、create-compute-instance-environmentコマンドを実行します:

    oci devops deploy-environment create-compute-instance-environment

    create-compute-instance-environmentコマンドの必須パラメータ:

    • --compute-instance-group-selectors
    • --project-id

    deploy-environmentのすべてのコマンドを取得するには:

    oci devops deploy-environment -h

    create-compute-instance-environmentコマンドのヘルプを取得するには:

    oci devops deploy-environment create-compute-instance-environment -h
  • インスタンス・グループ環境への参照を作成するには、CreateDeployEnvironment操作を使用します。deployEnvironmentType属性には、COMPUTE_INSTANCE_GROUP値を指定します。