プル・リクエストの管理

プル・リクエスト(PR)またはマージ・リクエストは、レビューおよび承認後にローカル・ブランチからメイン・プロジェクト・ブランチにコード変更をマージするソフトウェア開発のワークフローです。

プル・リクエストにより、変更が承認される前に、コントリビュータ/開発者と他の利害関係者間のコラボレーションが可能になります。レビュー・コメントは、PRをマージする前に共有、実装およびコミットできます。Oracle Cloud Infrastructure (OCI)のDevOpsサービスでは、プル・リクエストによってビルド実行がトリガーされ、コード変更がデプロイされます。リポジトリで構成されたマージ・チェックにより、競合なくビルドが成功することが保証されます。すべてのプル・リクエストは、コメントの提供、添付の追加、ソース・コミットと宛先コミット間の差異の表示などのリソースに関連付けられます。様々なプル・リクエスト・イベントの通知を受信することもできます。プル要求の履歴データはパージされません。

プル・リクエスト・リソースに設定されているサービス制限は次のとおりです:

• プルリクエスト/月: 2000
• プル・リクエスト当たりのユーザー当たりのコメント数: 100
• プルリクエストごとのコメント: 1000
• プルリクエストごとのレビューア: 200

DevOpsでは、プル・リクエスト・アクセスは、ユーザーが実行できるアクションによって異なります。異なるユーザー・グループを作成し、リポジトリ所有者、開発者およびコントリビュータなどのロールに固有の各グループ権限を割り当てることができます。グループ権限を事前定義済ポリシー・リソース・タイプdevops-repository-familyにマップするか、独自の要件を満たすようにカスタム・ポリシーを記述できます。次の例は、事前定義済ポリシーを様々なユーザー・グループにマップする方法を示しています。

この項には、次のトピックが含まれています:

• プル・リクエストの作成
• プル・リクエスト詳細の表示
• プル・リクエストの編集
• プル・リクエストの承認
• プル・リクエストのマージ
• プル・リクエストの破棄
• プル・リクエストの削除
• プル・リクエスト設定