OpenSearchを使用したOCI検索の生成AIエージェントのガイドライン

OCI生成AIエージェントでデータを使用できるようにするには、次のデータ・オプションがあります:

  • オブジェクト・ストレージ・データ: データ・ファイルをOCIオブジェクト・ストレージにアップロードし、生成AIエージェントがデータを自動的に収集できるようにします。このオプションは、サービス管理です。データ・ファイルがオブジェクト・ストレージにある場合は、このトピックをスキップします。
  • Oracle Databaseベクトル・ストア: Oracle Database 23aiまたはAutonomous Database 23aiベクトル・ストアから生成AIエージェントに独自の(BYO)ベクトル検索を使用します。このオプションがある場合は、このトピックをスキップしてください。
  • OpenSearchデータ: エージェントが使用するOpenSearchデータを使用して、独自の(BYO)取り込みおよび索引付けされたOCI検索を使用します。このトピックでは、OpenSearchでOCI Searchに精通している場合に、このオプションに関するガイドラインを示します。
ノート

  • 「米国中西部(シカゴ)」リージョンで次のステップを実行します。生成AIエージェントは、このリージョンでのみ使用できます。

クラスタの作成

OCI Search Service with OpenSearchを使用したデータの検索およびビジュアル化チュートリアルを使用して、クラスタを作成し、エージェントのデータを準備します。

  1. OpenSearchサービス権限を設定します。
  2. OpenSearchクラスタの作成
  3. OpenSearchクラスタに接続するための前提条件(OpenSearchを使用したOCI検索のVCN、サブネットおよびセキュリティ・ルールを含む)。
  4. OCI OpenSearchにデータを追加します。
  5. OpenSearchデータの索引を作成します。

OpenSearchを使用したOCI検索に必要なすべての情報は、OpenSearchを使用したOCI検索のドキュメントを参照してください。

シークレットの作成

OpenSearchデータを含む検索を生成AIエージェントのナレッジ・ベースに追加する前に、OCI VaultサービスでOpenSearchのシークレットを作成する必要があります。

  1. OCIコンソールで、Vaultの作成を行います。
  2. ボールトがアクティブになったら、ボールトのキーを作成します。
  3. ボールトの場合、次の詳細を使用してシークレットを作成します:
    • 前述のステップで作成したキーを選択します。
    • OpenSearchクラスタのユーザー名とパスワードを次の形式で手動で入力します。
      • シークレット・タイプ・テンプレート: Plain-Text
      • シークレット・コンテンツ: <OpenSearch-username>:<OpenSearch-password>