パッチのビルド

アップロードしたファイルを使用して、環境に適用できるカスタム・パッチを作成できるようになりました。

パッチ・ファイルの命名形式

標準のOracle Enterprise Managerパッチ適用プロセスを使用してデプロイするために、パッチ・ファイルは、次の命名規則を使用して生成されます:

p<numeric_value>_<cust_short_name>_<ebs_version>_cmli.zip

説明は次のとおりです。

<numeric_value>は、自動的に生成される数値です。

<cust_short_name>は、パッケージャ・リポジトリ内の組織の短縮名です。

<ebs_version>は、Oracle E-Business Suiteのリリース番号です。

cmliは、標準のOracleパッチと区別するために、これがCEMLIパッチであることを示します。

たとえば、次のCEMLIパッチ名では標準の形式が使用されています:

10000001418_Oracle_11i_cmli.zip

説明は次のとおりです。

10000001418は、自動的に生成された数値です。

Oracleは、組織の短縮名です。

11iは、Oracle E-Business Suiteのリリース番号です。

cmliは、これがCEMLIパッチであることを示します。

カスタム・パッチのビルド

この項では、すでにビルドされているパッチ・リストの表示、パッチの検索またはパッチのビルド方法について説明します。

カスタム・パッチをビルドするには:

  1. ダッシュボードで、左上隅のハンバーガー・メニュー(3本の水平線)をクリックします。
  2. ナビゲーション・ペインの「CEMLI」で、「パッチ」をクリックします。

    すでにビルドされているすべてのパッチが表示されます。

  3. リストをリフレッシュするには、リフレッシュ・アイコンをクリックします。
  4. パッチを検索するには、検索テキスト・ボックスに検索条件の一部の文字を入力し、[Enter]を押します。

    説明、パッチ・ファイル名、パッチ番号またはアップロードの詳細の一部の文字を入力して検索できます。

  5. 「使用可能なファイル」領域から、パッチのビルドに使用するファイルを選択します。

    「使用可能なファイル」領域の各レコードには、次の情報が表示されます:

    • アーカイブ済: パッチに含めるファイルがアーカイブされているかどうかを指定します。

    • 名前: パッチに含めるファイルの名前を指定します。

    • 説明: パッチに含めるファイルのフリーテキストの説明を提供します。

    • 製品: ファイルが関連付けられているカスタム・アプリケーションの短縮名を指定します。

    • オブジェクト・タイプ: サポートされているOracle E-Business Suiteオブジェクト・タイプを指定します。Oracle Automated CEMLI Executionでサポートされているオブジェクト・タイプの詳細は、CEMLIファイル・オブジェクト・タイプを参照してください。

    • パラメータ: 選択したファイルが、追加パラメータを必要とするXMLパブリッシャまたはその他のオブジェクト・タイプである場合、このフィールドには「ファイル・パラメータの入力」ダイアログ・ボックスに示されているパラメータが表示されます。

    • バージョン: ヘッダーで識別されるファイル・バージョンを数値形式で指定します。例: 123.1.3

    • 言語: パッチに含めるファイルに関連付けられている言語を指定します。

    • アップロード者: ファイルをアップロードしたユーザーの電子メール・アドレスを指定します。

    • アップロード日: ファイルがアップロードされた日付を指定します。

  6. 「パッチの作成」をクリックします。
  7. 「パッチのビルド」ページで、「パッチ名」および「説明」を入力します。
  8. adcgnjarユーティリティを使用してJARファイルを生成するには、クラス・ファイル(12.2)を作成した後、「JARの生成」チェック・ボックスを選択します。
  9. 「使用可能なファイル」セクションでアーカイブされたファイルを表示するには、「アーカイブの表示」スライダを右に移動します。
  10. 「使用可能なファイル」からファイルを選択して「選択したファイル」セクションに移動したり、その逆を行うには、ファイルを選択し、前向きまたは後ろ向きの矢印をクリックします。
  11. 順序を変更または追加するには、「選択したファイル」セクションの「順序」ボックスに番号を入力します。
  12. 「送信」をクリックします。

    パッチのビルド・プロセスが完了すると、ページの右上隅にパッチ番号を示すメッセージが表示されます。カスタム・パッチは、Oracle E-Business Suite環境をホストしている中間層に自動的にコピーされます。