kubectlを使用した仮想デプロイメント・バインディングの管理

kubectlコマンドを使用すると、仮想デプロイメント・バインディングを作成、更新、移動、リスト、表示および削除できます。次のトピックでは、kubectlを使用してこれらの操作を管理する方法について説明します。

仮想デプロイメント・バインディングのKubernetes構成オプションの表示

カスタム・リソース定義(CRD)を表示することで、Kubernetes CLI仮想デプロイメント・バインディングYAML構成オプションを表示できます。次のコマンドを使用します:

kubectl describe crd virtualdeploymentbindings.servicemesh.oci.oracle.com

CRDでは、spec:schema:openAPIV3Schema:properties:specの下のYAML構成ファイルで使用されているフィールドが表示されます。CRD出力には、フィールド・タイプ、範囲および制限に関する情報も含まれます。次の項では、YAML構成ファイルの例を示します。

仮想デプロイメント・バインディングの作成、更新または移動

仮想デプロイメント・バインディングを作成するには、kubectl applyコマンドを使用します。

次のいずれかのコマンドを使用して、仮想デプロイメント・バインディングを作成します。

  • 仮想デプロイメント名を使用して、仮想デプロイメント・バインディングを作成します。

    kubectl apply -f - <<EOF
    apiVersion: servicemesh.oci.oracle.com/v1beta1
    kind: VirtualDeploymentBinding
    metadata:
      name: <binding-name>
      namespace: <binding-namespace>
    spec:
      virtualDeployment:
        ref:
          name: <vs-name>-version1 # Virtual Deployment Name
      target:
        service:
          ref:
            name: <kubernetes-service-name> # Name of Kubernetes Service
            namespace: <kubernetes-service-namespace> # Name of Kubernetes Service namespace
          matchLabels: # Labels for the Kubernetes service
            version: v1
    EOF
  • 仮想デプロイメントOCIDを使用して、仮想デプロイメント・バインディングを作成します。

    kubectl apply -f - <<EOF
    apiVersion: servicemesh.oci.oracle.com/v1beta1
    kind: VirtualDeploymentBinding
    metadata:
      name: <binding-name>
      namespace: <binding-namespace>
    spec:
      virtualDeployment:
        id: <ocid-of-referencing-virtual-deployment-created-from-cli>
      target:
        service:
          ref:
            name: <kubernetes-service-name> # Name of Kubernetes Service
            namespace: <kubernetes-service-namespace> # Name of Kubernetes Service namespace
          matchLabels: # Labels for the Kubernetes service
            version: v1
    EOF
kubectlを使用して仮想デプロイメント・バインディングを更新するには:
  1. 必要に応じて構成テキストを変更します。
  2. applyコマンドを再度実行します。

仮想デプロイメント・バインディングを別のコンパートメントに移動します。リンクされた仮想デプロイメントを別のコンパートメントに移動します。

仮想デプロイメント・バインディングのリストの取得

ネームスペース内の仮想デプロイメント・バインディングのリストを取得するには、次のコマンドを使用します:

kubectl get virtualdeployments -n <namespace>

仮想デプロイメント・バインディングの表示

ネームスペース内の特定の仮想デプロイメント・バインディングの詳細を表示するには、次のコマンドを使用します:

kubectl describe virtualdeployment <name> -n <namespace>

仮想デプロイメント・バインディングの削除

ネームスペース内の特定の仮想デプロイメント・バインディングを削除するには、次のコマンドを使用します:

kubectl delete virtualdeployment <name> -n <namespace>