ビジョンの概要

Oracle Cloud Infrastructure Visionは、コンソール、REST API、SDKまたはCLIを使用してアクセスできる、サーバーレスのマルチテナント・サービスです。

イメージをアップロードして、イメージ内のオブジェクトを検出および分類できます。多数のイメージがある場合は、非同期APIエンドポイントを使用してバッチで処理できます。Visionの機能は、ドキュメント中心のイメージのドキュメントAIと、オブジェクト・イメージとシーン・ベース・イメージのイメージ分析の間でテーマ別に分割されます。事前トレーニング済モデルおよびカスタム・モデルがサポートされています。

サポートされているファイル形式

Visionでは、次のファイル・タイプがサポートされています。

  • イメージ分析では、JPGおよびPNGファイルがサポートされます。
  • ドキュメントAIでは、JPG、PNG、PDFおよびTIFFファイルがサポートされています。

リージョンおよび可用性ドメイン

Oracle Cloud Infrastructureサービスは、リージョンおよび可用性ドメインにホストされます。リージョンとは限定された地理的領域で、可用性ドメインとはそのリージョン内に配置された1つ以上のデータ・センターです。

Visionは、次のリージョンおよび可用性ドメインでホストされています:
  • オーストラリア東部(シドニー)
  • オーストラリア南東部(メルボルン)
  • ブラジル東部(サンパウロ)
  • ブラジル南東部(ヴィニェード)
  • カナダ南東部(モントリオール)
  • カナダ南東部(トロント)
  • チリ
  • フランス南部(マルセイユ)
  • ドイツ中央部(フランクフルト)
  • インド南部(ハイデラバード)
  • インド西部(ムンバイ)
  • イスラエル中央部(エルサレム)
  • イタリア北西部(ミラノ)
  • 日本中央部(大阪)
  • 日本東部(東京)
  • オランダ北西部(アムステルダム)
  • サウジアラビア西部(ジッダ)
  • シンガポール(シンガポール)
  • 南アフリカ中央部(ヨハネスブルク)
  • 大韓民国中部(ソウル)
  • 大韓民国北部(春川)
  • スウェーデン中央部(ストックホルム)
  • スイス北部(チューリッヒ)
  • アラブ首長国連邦中央部(アブダビ)
  • UAE東(ドバイ)
  • 英国南部(ロンドン)
  • 英国西部(ニューポート)
  • 米国東部(アッシュバーン)
  • 米国西部(フェニックス)
  • 米国西部(サンノゼ)
ノート

政府リージョンではVisionを使用できません。

Visionへのアクセス方法

Visionには、コンソール、REST API、SDKまたはCLIを使用してアクセスします。

ユーザーの好みやその適合性に基づいて、実行するタスクに次のオプションのいずれかを使用します:
  • OCIコンソールは、使いやすいブラウザベースのインタフェースです。コンソールにアクセスするには、サポートされているブラウザを使用する必要があります。
  • REST APIでは、ほとんどの機能が提供されます。ただしプログラミングの専門知識が必要です。APIリファレンスとエンドポイントに、エンドポイントの詳細と、人工知能サービスREST APIなど、使用可能なAPIリファレンス・ドキュメントへのリンクがあります。
  • Oracle Cloud Infrastructureには、フレームワークを作成せずに言語と対話するSDKが用意されています。
  • CLIでは、クイック・アクセスとフル機能の両方が提供されます。プログラミングは必要ありません。
ノート

Visionは、Oracle Always Free層ではサポートされていません。