プライベート・ソースの制限事項- SCAN
Oracle Analytics Cloudは、単一クライアント・アクセス名(SCAN)を使用するOracle Database上のプライベート・データ・ソースにSSLプロトコル(TCPS)を使用するTCP/IPにアクセスできません。SCANを使用するOracle DatabaseにTCPSを使用してアクセスする場合は、次のいずれかの方法を使用してOracle Analytics Cloudで接続を設定します:
- 「拡張接続文字列」オプションを使用してデータ・ソース接続を構成し、SCANではなくOracle Databaseノードに直接接続します。
たとえば:
(DESCRIPTION=(ENABLE=BROKEN) (ADDRESS_LIST=(LOAD_BALANCE=on)(FAILOVER=ON) (ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=<DB Node 1 FQDN Host Name>)(PORT=2484)) (ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=<DB Node 2 FQDN Host Name>)(PORT=2484))) (CONNECT_DATA= (SERVICE_NAME=<DB Service Name>)) (SECURITY=(SSL_SERVER_CERT_DN="CN=<DB Server Certificate DN>")))
識別名(DN)は次のようになります:
(SECURITY=(SSL_SERVER_CERT_DN="CN=host-example-scan.mysubnet.exadatainfrastr.oraclevcn.com"))
この接続文字列を構成する方法は、同じ時間にアクティブになっているデータベース・ホストの数によって異なります:-
同時にアクティブなデータベース・ホストが複数ある場合は、前述の接続文字列に
(LOAD_BALANCE=on)
を設定します。 -
一度にアクティブなデータベース・ホストが1つのみの場合は、接続文字列に
(LOAD_BALANCE=off)
を設定します。パフォーマンスを最適化するには、アクティブなデータベース・ホストのADDRESS
をADDRESS_LIST
の最初に含めます。任意の時点でアクティブになっているデータベース・ホストを確認するには、データベースのドキュメントを参照してください。たとえば、Oracle Databaseの場合、V$INSTANCEを使用できます。
-
- SCANの前面にOracle Connection Managerを構成してから、Oracle Analytics CloudでOracle Connection Managerエンドポイントに接続するデータ・ソース接続を構成します。