バックアップおよびリストアについて

Oracle Fusion Data Intelligenceは、データ・ストアとしてOracle Autonomous Data Warehouseを使用し、セマンティック・モデルとレポートとしてOracle Analytics Cloudを使用しています。

次のデータベース・バックアップ・オプションを使用します。
  • Oracle Autonomous Data Warehouseでは、過去60日間の日次バックアップを自動化しています。これらのバックアップを使用して、リージョン内のデータベースをリストアします。Autonomous Databaseでのバックアップおよびリカバリについてを参照してください。
  • Oracle Data Pumpは、Oracle Autonomous Data WarehouseをOracle Storage Serviceのような回復力のあるファイル・ストアにエクスポートするオプションです。リージョン全体の障害の場合、これらのファイルを別のリージョンのデータベースにインポートできます。Oracle Data Pumpの概要を参照してください。

Oracle Analytics Cloudは、従来、アーティファクトをバックアップするメカニズムとしてスナップショットを提供します。ただし、Oracle Fusion Data IntelligenceにはOracle Analytics Cloudスナップショットを使用する機能がありません。バンドルを使用して、Oracle Analytics CloudアーティファクトとOracle Fusion Data Intelligenceのカスタマイズおよび構成をバックアップします。たとえば、Oracle Fusion Data Intelligence環境バンドルを定期的に(週次など)Oracle Storage Serviceのような回復力のあるファイル・ストアにエクスポートできます。いずれかの環境で問題が発生した場合は、バンドルを別のOracle Fusion Data Intelligence環境にインポートしてデプロイできます。アプリケーション・アーティファクトのバンドルを参照してください。

以前のバージョンのコンテンツをリストアし、次のパイプライン実行を完了したら、Oracleのサービス・リクエストを作成してコンテンツ・メタデータを更新し、オブジェクトの最新の定義が作成されるようにします。これにより、リストアされたスナップショットに対して将来のパッチ適用およびアップグレードを実行できます。

Autonomous Data Warehouseバックアップからリストアし、ソースからリロードできます。複数のソースがある場合は、すべてのソースをリロードする必要があります。そうしないと、データの一部が失われる可能性があります。コンテンツをリストアすると、バックアップ・ポイントにリストアされます。バックアップ・アクションとリストア・アクションの間に追加した増分コンテンツは使用できません。バックアップを作成した後でインスタンスをアップグレードし、アップグレードしたインスタンスでリストアした場合、コンテンツがリストアされる前に、プラットフォームは新しいインスタンス・バージョンにアップグレードされます。最新のコンテンツをリストアするには、サービス・リクエストを作成する必要があります。