リソースのスケーリングについて

ワークロードに基づいて、Oracle Fusion Data Intelligenceでデフォルトで提供されるリソースをスケーリングできます。

アクティブ化されたOracle Fusion Data Intelligenceサブスクリプションにより、クラウド・アカウント管理者およびサービス管理者は、次のタイプのインスタンスを作成できます。
  • 開発/テスト
  • 追加テスト(ATE)
  • 本番
開発/テストおよびATEインスタンスの容量は、通常、本番インスタンスと比較して小さくなります。これらのインスタンスは、次の点で異なります。
  • 開発インスタンスとATEは、完全な履歴および同時ビジネス・ユーザーのサブセットではなく、過去1年などのデータのサブセットを使用してテストするためのものです。
  • 開発インスタンスは、ビジネス・ユーザーの本番インスタンスにレポートおよびカスタマイズをデプロイする前に、レポートおよびカスタマイズを開発またはテストすることです。
  • 本番インスタンスは、すべての履歴データやすべてのビジネス・ユーザーなどの本番レベルのビジネス・ニーズ用です。
  • 本番インスタンスは、リソースが高く、パフォーマンスが高くなります。
  • Oracleは、本番インスタンスを監視して、事前定義されたコンテンツに対して十分なレベルのサービスを確保します。
これらのインスタンスをスケーリングする前に、次の点に注意してください:
  • コンピュートおよびストレージ・リソースをスケール・アップすると、追加の使用料が発生します。
  • PAYGOのUCCサブスクリプションがある場合、Oracle Cloud Infrastructure Consoleを使用して、リソースを独自にスケール・アップできます。
  • プロビジョニングされた容量を下回るスケール・ダウンはできません。
  • Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Analytics Cloudインスタンスを、次のようなシナリオでスケール・アップする必要がある場合があります。
    • 広範なセマンティック・モデル拡張。
    • 広範なカスタム・レポート
    • 大規模なカスタム・データ・セットの使用。
    • 外部アプリケーションのOracle Fusion Data Intelligenceセマンティック・モデルへのマージ。
    • 同時ユーザーが多いため、レポート・パフォーマンスが低下します。
  • 「メトリック」オプションを使用して、Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Analytics Cloudインスタンスをモニターできます。メトリックのモニターを参照してください。
  • Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Autonomous Data Warehouseインスタンスを、次のようなシナリオでスケール・アップする必要がある場合があります。
    • Oracle Machine Learning (OML)やApplication Express (APEX)などのデータ・ウェアハウス・ツールを幅広く使用します。
    • 50 GBを超えるカスタム・データ。
    • 広範なカスタム・クエリー。
    • データベースに対するカスタム・アプリケーションまたはツールの使用。
    • レポートを実行する多数の同時ユーザー。
  • 「パフォーマンス・ハブ」および「メトリック・エクスプローラ」オプションを使用して、Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Autonomous Data Warehouseインスタンスをモニターできます。データベース・パフォーマンスのモニターおよび管理およびメトリックのモニターを参照してください。
  • 次のようなシナリオでは、開発/テスト・インスタンスおよびATEをスケール・アップできます。
    • カスタマイズを本番インスタンスにデプロイする前にテストします。
    • インスタンスを一時的にスケール・アップする必要があるストレス・テスト。
    • 開発/テスト・インスタンスおよびATEに追加の量のデータを取り込みます。
次のようにリソースをスケーリングします。