データの検証

機能管理者は、ソース・データをデータ・ウェアハウスにロードした後、データを検証します。

事前作成済の検証セットまたは自分で作成したカスタム検証セットを使用して、データの検証をスケジュールできます。検証セットを作成し、検証するサブジェクト領域、メトリックおよび列を定義して、検証の頻度と日付をスケジュールできます。検証セット内の複数のメトリックに共通パラメータを設定および適用できます。検証セットの作成プロセスを開始すると、「共通パラメータの設定」ボタンはデフォルトで無効になります。このボタンは、複数のメトリックを選択した後にのみ有効になります。「共通パラメータの設定」をクリックすると、選択したメトリックの共通パラメータが自動的に計算されます。その後、使用可能なオプションから必要なパラメータ値を選択し、有効なすべてのメトリックに適用できます。これらの設定をオーバーライドするには、メトリックを個別に変更してオプションのパラメータを追加するか、コピーした値を調整します。「スケジュール済検証」タブの「カスタム検証セット」で作成した検証セットが表示されます。

パイプライン設定で設定された初期抽出日からデータを検証し、初期抽出日より前のデータを使用しないようにしてください。たとえば、パイプライン設定の「初期抽出日」が2014年1月1日の場合、Oracle Fusion Cloud Applicationsソースに2010年1月1日から2013年12月31日までのデータがある場合、ウェアハウスで検証するものがないため、データ検証プロセスでは正しい結果が生成されません。

スケジュールおよび検証セットに基づいて、Oracle Fusion Data Intelligenceはデータを検証し、Oracle Analytics Cloudの「共通」フォルダで使用可能なデータ検証ワークブックに詳細を格納します。このワークブックで使用可能な「ERP Analyticsのデータの検証」「HCM Analyticsのデータの検証」などのレポート・タブを使用して、データ検証の詳細を表示します。

  1. サービスにサインインします。
  2. Oracle Fusion Data Intelligenceコンソールで、「アプリケーション管理」の下の「データ検証」をクリックします。

    fawag_data_validation_tile.pngの説明が続きます

  3. 事前作成の検証セットまたはカスタム検証セットを使用してデータを検証する場合は、「データ検証」ページの「スケジュール済検証」タブで、「自動データ検証レポートの実行」トグルが「オン」になっていることを確認します。特定の検証セットのチェック ボックスをオンにします。

    fawag_scheduled_validation.pngの説明が続きます

  4. カスタム検証セットを作成するには、「新規レポートの作成」をクリックします。

    fawag_create_custom_validation_set.pngの説明が続きます

  5. 「Create Validation Set(検証セットの作成)」で、次のようにします。
    1. カスタム検証済セットの名前を入力します。
    2. ソース・ピラーを選択します。
      選択したピラーのサブジェクト領域が表示されます。
    3. 必要に応じて、検証の周期と対応する日、月、日付を選択します。
    4. サブジェクトエリアごとに、目的のメジャーのチェックボックスを選択します。
      「共通パラメータの設定」ボタンを有効にするには、必ず複数のメトリックを選択してください。
    5. 「共通パラメータの設定」をクリックし、「値の選択」で使用可能なオプションから必要なパラメータ値を選択し、「適用」をクリックします。
    6. メジャーの横にある編集アイコンをクリックして、特定の値を設定します。
    7. 「値の選択」で、表示される値を選択するか、値を検索するか、「さらに値の表示」をクリックしてから、矢印を使用して「選択した値」ボックスに移動します。
    8. 「選択」をクリックして、選択内容を保持します。
    9. 「保存」をクリックします

    fawag_create_validation_set.pngの説明が続きます

  6. 「詳細の表示」で、検証セットを選択して、この検証セットの一部として検証されるサブジェクト領域とそのメジャーを表示します。
  7. 「Data Validation(データ検証)」ページの「Detailed Validation(詳細検証)」タブで、「Financials(財務- GL貸借対照表)」、選択したサブジェクト領域に関連するメトリックおよび検証する列セットなどのサブジェクト領域を選択します。
    選択した列セットから列がリストされます。
    fawag_detailed_validation.pngの説明が続きます

  8. 列ごとに「+」アイコンをクリックして、「値の選択」ダイアログを開きます。
  9. 「値の選択」で、表示される値を選択するか、値を検索するか、「さらに値の表示」をクリックしてから、矢印を使用して「選択した値」ボックスに移動します。
  10. 「選択」をクリックして、選択内容を保持します。
  11. 「詳細検証」タブで、「実行」をクリックして、Oracle Fusion Data IntelligenceインスタンスとOracle Transactional Business Intelligenceインスタンスのメトリック値を表示します。
  12. 「データ検証」ページで、「サマリーの表示」をクリックして、Oracle Fusion Data IntelligenceインスタンスおよびOracle Transactional Business Intelligenceインスタンスのメトリック値の詳細ドリルダウンを表示します。
  13. 表示で詳細をピボットする属性列を選択します。
    次のカテゴリの値を含むサマリー表が表示されます。
    • アナリティクス・ウェアハウスのレコード合計
    • Oracle Transactional Business Intelligenceのレコード合計
    • アナリティクス・ウェアハウスのみのレコード
    • Oracle Transactional Business Intelligenceのみのレコード
    • 一致したレコード
    • 一致しなかったレコード
  14. 「データ検証」ページで、「詳細の表示」をクリックして、Oracle Fusion Data IntelligenceインスタンスおよびOracle Transactional Business Intelligenceインスタンスのメトリック値の詳細ドリルダウンを表示します。詳細表には、以前に選択したピボット列を使用した、これらのインスタンス間の差異の実際のデータが表示されます。
  15. オプション: 「詳細のダウンロード」オプションを使用して、詳細データをcsvファイルにダウンロードします。
  16. オプション: 「列の変更」オプションを使用して、詳細データをピボットする列を変更します。
    これにより、サマリーおよび詳細分析が再生成されます。