分析ビューの作成中
分析ビューを作成し、その情報を表示できます。また、編集したり、その他のアクションを実行することもできます。
分析ビューを作成する場合、検査するデータが含まれるファクト表を識別します。「階層およびメジャーの生成」ボタンにより、その表の内容が確認され、ファクト表内の階層が識別され、関連する階層を含む可能性のある他の表を検索します。
- Autonomous Aggregate Cache。これにより、分析ビューのディメンション・メタデータを使用してキャッシュを管理し、問合せレスポンス時間を改善します。
- 分析ビューの透過性ビュー。これにより、通常のデータベース・ビューとして分析ビューを表示し、分析ビューのメリットを得ながら、選択した分析ツールを使用できます。
- 分析ビューの実表問合せ変換。これにより、既存のレポートおよびツールを変更せずに使用できます。
分析ビューの作成
分析ビューを作成するには、「データ分析」ホーム・ページから「作成」をクリックし、「分析ビューの作成」を選択してプロセスを開始します。
「取消」をクリックして、分析ビューの作成をいつでも取り消すことができます。
分析ビューの属性の指定
- 分析ビューの名前
- ビューのファクト表
- 拡張オプション
ファクト表のデータをプレビューし、そのデータに関する統計を表示することもできます。
「名前」フィールドで、選択した名前を指定します。
「スキーマ」フィールドには、現在のユーザーのスキーマがあります。そのスキーマの分析ビューのみを作成できます。
「ファクト表」フィールドで、ドロップダウン・リストを開き、「その他のソース」をクリックします。「ソースの選択」ダイアログ・ボックスには、使用可能な表およびビューのリストがあります。リストから表またはビューを選択します。
リストをフィルタするには、「フィルタ」フィールドに文字の入力を開始します。入力するにつれてリストが変化し、その文字を含む表またはビューが表示されます。フィールドをクリアして、完全なリストを再度表示します。表またはビューを選択したら、「OK」をクリックします。
拡張オプションを有効または無効にするには、「分析ビューの作成」ペインで、左下にある「拡張オプションの表示」アイコンをクリックします。必要に応じて、オプションを選択または選択を解除します。
ファクト表のデータとそのデータに関する統計を表示するには、「プレビュー・データ」ボタンをクリックします。「プレビューと統計」ペインの「プレビュー」タブには、表の列と列のデータが表示されます。
「統計」タブには、表のサイズと行数および列数が表示されます。統計の表示には少し時間がかかる場合があります。その間、「使用可能な統計はありません...」というメッセージが表示されることがあります。統計には、列の名前、データ型、個別値とNULL値の数、最大値と最小値などの情報が含まれます。棒グラフには、選択した列の一意列の上位の値とその出現回数が表示されます。グラフ内のバーをポイントすると、一意の値の出現回数が表示されます。
「Close」をクリックして「Preview and Statistics」ペインを閉じ、「Create Analytic View」ペインに戻ります。
「階層およびメジャーの生成」アイコンをクリックします。
「階層およびメジャーの生成中」ダイアログ・ボックスには、ディメンション表の検索、ディメンション表の分析、使用するデータ・ソース、結合、階層およびメジャーの識別と作成の進行状況が表示されます。プロセスが完了したら、「閉じる」をクリックします。
「ディメンション表の検索」チェック・ボックスを選択すると、階層およびメジャーの生成中にディメンション表を検索できます。
階層およびメジャーが生成されると、それぞれのタブに表示されます。作成された階層およびメジャーを確認します。
「Name」、「Fact Table」を指定し、「Create Analytic View」ペインの「General」タブで「Advanced Options」を選択します。「作成」をクリックして、分析ビューを生成します。
データ・ソースの表示
「データ・ソース」タブには、データのソースとその間の関係が表示されます。ファクト表と関連ディメンション表が表示されます。たとえば、医療保険データのファクト表に、地理識別子、所得コードおよび性別コードの列が含まれる場合があります。「データ・ソース」タブには、ファクト表のアイテムと、地理、所得および性別ディメンション表のアイテムが表示されます。
既存のファクト表から階層を生成した後でも、データ・ソースから階層を追加できます。新規または既存の分析ビューに1つ以上の階層を追加できます。分析ビューでは複数の階層を定義して使用できますが、デフォルトでは1つのみが使用されます。
「Data Sources」タブを右クリックして「Add Hierarchy Sources」を選択するか、「Add Hierarchy Sources」を選択します。
「階層ソースの追加」を選択すると、「階層ソースの追加」ダイアログ・ボックスが開きます。
分析ビューに関連付けられているすべてのファクト表およびビューを表示できます。
「フィルタ」フィールドでは、ソースを手動で検索したり、入力を開始して使用可能なファクト表およびビューのリストからファクト表またはビューを検索できます。ソースの完全な名前を入力すると、ツールではファクト表またはビューが自動的に照合されます。
選択したソース・データに関連付けられた分析および階層を生成するには、「ソースからの階層の生成と追加」を選択します。
すべてのデータ・ソースをファクト表にリンクするには、「結合の検索と追加」を選択します。1つの階層に複数の結合エントリを追加できます。
「OK」をクリックし、ソースを選択します。
「階層およびメジャーの生成中」ダイアログ・ボックスには、ディメンション表の分析および階層の作成の進行状況が表示されます。プロセスが完了したら、「閉じる」をクリックします。
データ・ソースから階層を追加すると、「階層」タブの階層のリストに新しい階層が表示されます。「Data Sources」タブ、「Hierarchies」タブ、「Measures」タブ、「Calculations」タブの間を移動できます。「データ・ソース」タブに戻ると、接続されていないソースから階層を追加できます。
作成した階層を削除するには、「階層ソースの削除」を選択します。選択したファクト表から生成された階層は、このオプションから削除できません。
「結合」を開き、分析ビューにマップされた「階層ソース」、「階層列」および「ファクト列」を表示します。「結合」は、階層表がファクト表とは異なる場合にのみ表示されます。1つの階層に複数の結合エントリを追加できます。
「ソース」を開き、分析ビューに関連付けられているファクト表を表示します。データ・モデルが拡張されて、追加したソースからのデータが含まれるようになります。
アイテムをポイントすると、表の名前、アプリケーション、タイプ、パスおよびスキーマが表示されます。アイテムの右にある「アクション」(3つの垂直ドット)アイコンをクリックすると、表のビューを展開または折りたたむメニューが表示されます。
展開されたアイテムには、表の列が表示されています。列をポイントすると、列の名前、アプリケーション、タイプ、パスおよびスキーマが表示されます。
ディメンション表をファクト表に接続する線は、それらの表間の結合パスを示します。線をポイントすると、表間のリンクの結合パスに関する情報が表示されます。縮小された表が線で接続される場合、線は点線になります。2つの展開された表が線で接続される場合、線は実線になり、ディメンション表の列がファクト表の列に接続されます。
階層の表示および管理
「階層」タブには、分析ビュー作成ツールによって生成された階層が表示されます。表示には、階層の名前とソース表が含まれます。
分析ビューには、少なくとも1つの階層を含める必要があります。
階層を追加するには、「階層の追加」をクリックします。その表の列のリストが表示されます。階層の詳細レベルとして機能し、ファクト表への結合キーとなる列を選択します。
階層を削除するには、リストから削除する階層を選択し、「階層の削除」をクリックします
結果のビューで階層の順序を移動するには、「上に移動」または「下に移動」を選択します。
「階層をメジャーに切替え」をクリックして、選択した階層を「メジャー」リストのメジャーに変更します。
「階層」タブを右クリックして、「階層の追加」および「表からの階層の追加」を実行することもできます。
階層名をクリックすると、ダイアログ・ボックスに階層名およびソースが表示されます。
ソースを変更するには、ドロップダウン・リストから別のソースを選択します。
階層にレベルを追加するには、「レベルの追加」を選択します。「レベルの削除」をクリックして、選択したレベルを階層から削除します。
ファクト表のデータとそのデータに関する統計を表示するには、「プレビュー・データ」ボタンをクリックします。「プレビューと統計」ペインの「プレビュー」タブには、表の列と列のデータが表示されます。「統計」タブには、表のサイズと行数および列数が表示されます。
複数のレベル・キー「メンバー名」、「メンバー・キャプション」、「メンバーの説明」および「ソート基準」を入力できます。
「Member Captions」および「Member Descriptions」は、一般的にオブジェクトの詳細ラベルを表します。これらは通常、エンドユーザーにわかりやすい名前です。たとえば、GEOGRAPHY_HIERARCHYという名前の地理領域を表す階層に「地理」というキャプションを付け、その説明を「都市、州、国などの地理領域」として指定できます。
分析ビューのメジャーを表示するには、「メジャー」タブをクリックします。分析ビューを作成するには、「作成」をクリックします。作成を取り消すには、「取消」をクリックします。
メジャーの表示および管理
「メジャー」タブには、分析ビューに対して提案されたメジャーが表示されます。各メジャーのメジャー名、列および演算子式が表示されます。
メジャーでは、ファクト・データと、データで実行する計算などの操作を指定します。
メジャーを追加するには、「メジャーの追加」をクリックします。メジャー・リストの下部に新しいメジャーを表示できます。メジャーを削除するには、リストから削除するメジャーを選択し、「メジャーの削除」をクリックします。
または、データ・ソースからメジャーを追加するには、「メジャー」タブを右クリックします。これにより、メジャーとして使用できる列のリストがポップアップします。リストからメジャーを選択します。
「メジャー」タブを右クリックして「メジャーの削除」を選択すると、メジャーから列を除外できます。
選択したメジャーを「階層」リストの階層に変更するには、「メジャーを階層に切替え」をクリックします。
分析ビューのデフォルト・メジャーとしてメジャーを指定する必要があります。それ以外の場合は、定義内の最初のメジャーがデフォルトになります。ドロップダウンから「デフォルト・メジャー」を選択します。
メジャーを追加するには、「メジャー」タブを右クリックして、「メジャーの追加」を選択します。メジャーを削除するには、削除する特定のメジャーを選択し、右クリックして「メジャーの削除」を選択します。
「列」ドロップダウン・リストからメジャーとして別の列を選択できます。「式」ドロップダウン・リストから別の演算子を選択できます。
分析ビューを作成する場合は、1つ以上の階層、少なくとも1つのメジャー列とファクト表の外部にある各ディメンション表に結合する列を含むファクト表を指定する必要があります。
新しい計算済メジャーの作成
分析ビューの問合せにメジャー計算を追加できます。
分析ビューに関連付けられているメジャーおよび階層を使用すると、新しい計算済メジャーを作成できます。
計算済メジャーは、1つ以上のメジャーに格納されたデータの値を返します。これらのメジャーは実行時に計算されます。
計算済メジャーにはデータが格納されないため、データベースのサイズを大きくせずにメジャーを作成できます。ただし、パフォーマンスが低下することがあります。オンデマンドで計算するメジャーを決定する必要があります。
分析ビューには、計算済メジャーを作成するための使いやすいテンプレートが用意されています。
計算済メジャーを作成すると、分析ビューのメジャーのリストに表示されます。SQLでの問合せに使用できる計算メジャーは、いつでも作成できます。
データ分析ツールには、計算済メジャーを作成するための使いやすいテンプレートが用意されています。
メジャーに計算を追加するには、「計算済メジャーの追加」をクリックします。「計算」タブに、システム生成名が付けられた新しい計算が表示されます。
新しく作成した計算済メジャーをクリックします。
「メジャー名」フィールドに、計算済メジャーの名前を入力します。
「計算カテゴリ」ドロップダウンを使用して、「前回および将来の期間」、「累積集計」、「現在までの期間」、「パラレル期間」、「移動集計」、「共有」、「修飾データ参照」、「ランク付け」などのオプションのリストから計算の優先カテゴリを選択できます。
計算のカテゴリを選択すると、「計算テンプレート」が動的に変化します。
計算テンプレートの詳細は、計算テンプレートの使用を参照してください。
計算済メジャーの基礎にするメジャーおよび階層を選択します。
上矢印または下矢印をクリックして、「オフセット」の値を選択します。数値では、現在のメンバーから前後に移動するメンバーの数を指定します。レベル内のメンバーの順序は、階層で使用する属性ディメンションの定義によって異なります。デフォルト値は0で、これはPOSITION FROM BEGINNINGを表します。
「式」フィールドには、計算済メジャーで使用される式がリストされます。
分析ビューの作成時に、計算済メジャーはナビゲーション・ツリーの「計算済メジャー」フォルダに表示されます。
「作成」をクリックします確認を求める確認ダイアログ・ボックスが表示されます。分析ビューの作成を続行するには、「はい」を選択します。
分析ビューの作成後、作成を通知する成功メッセージが表示されます。
作成した分析ビューの編集時に、計算済メジャーはナビゲーション・ツリーの「計算」フォルダに表示されます。
インタフェースを初めて使用する場合、ワークシートのガイド・ツアーの「ツアー」アイコンをクリックすると、主な機能が強調表示され、情報が提供されます。
「ヘルプ」アイコンをクリックして、表示されているページのコンテキスト・ヘルプまたはオンライン・ヘルプを開きます。
分析ビューのデータ定義言語文を生成するには、「DDLを表示」をクリックします。
分析ビューの編集
分析ビューを編集して、データ・ソース、階層またはメジャーを変更できます。
分析ビューを編集するには、分析ビュー・アイテムの「アクション」アイコンをクリックし、「分析ビューの編集」をクリックします。「分析ビューの編集」画面でタブを選択し、必要に応じて変更します。
変更が完了したら、「更新」をクリックします。
親トピック: 機能