Autonomous DatabaseでのOracle APEXの制限事項

この項では、APEXサービスを含む、Oracle Autonomous Databaseに含まれるOracle APEXの制約および制限の概要を示します。

ヒント:

この項は、共同管理データベース(OCI Base Database Serviceなど)およびOracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureには適用されません。

完全管理環境(Oracle Autonomous Database Serverlessなど)では、Oracle APEX環境のセキュリティおよびパフォーマンスを保護するために、特定の制限事項が必要です。

  • 管理サービス- 次のOracle APEX管理サービス構成オプションが無効になっているか、Oracleによって事前定義されているため変更できません。

    • インスタンスの管理、機能構成:

      • モニタリング - Webサービス・アクティビティ・ロギング、アプリケーション・トレースの有効化

    • インスタンスの管理、セキュリティ、セキュリティ設定:

      • セキュリティ- 未処理エラー

      • 認証制御:

        • HTTPプロトコル- アウトバウンドHTTPSが必要

        • 一般 - シングル・サインオン・ログアウトURL

    • インスタンスの管理、ログおよびファイルの管理:

      • SQLワークショップ・ログ

      • ページ・ビュー・アクティビティ・ログ

      • 開発者アクティビティ・ログ

      • 外部アクセス・カウント・ログ

      • ログアウト

      • Webサービス・アクティビティ・ログ

      • REST同期ログ

      • 自動化ログ

    • インスタンスの管理、インスタンス設定- ストレージ- すべての表領域設定

    • インスタンスの管理、ワークスペースのパージ設定

    • ワークスペースの管理、既存のワークスペース、ワークスペース情報の編集:

      • ログイン制御

      • セッション・タイムアウト

      • ワークスペースの分離

  • 次のAPEX_INSTANCE_ADMINプロシージャおよびファンクションのみがサポートされています。

    • ADD_AUTHORIZED_URL
    • ADD_SCHEMA
    • ADD_WORKSPACE
    • CREATE_CLOUD_CREDENTIAL
    • CREATE_OR_UPDATE_ADMIN_USER
    • DISABLE_WORKSPACE
    • ENABLE_WORKSPACE
    • FREE_WORKSPACE_APP_IDS
    • GET_AUTHORIZED_URLS
    • GET_PARAMETER
    • GET_SCHEMAS
    • GRANT_EXTENSION_WORKSPACE
    • REMOVE_APPLICATION
    • REMOVE_AUTHORIZED_URL
    • REMOVE_SAVED_REPORTS
    • REMOVE_SAVED_REPORT
    • REMOVE_SCHEMA
    • REMOVE_SUBSCRIPTION
    • REMOVE_WORKSPACE
    • RESERVE_WORKSPACE_APP_IDS
    • REVOKE_EXTENSION_WORKSPACE
    • SET_LOG_SWITCH_INTERVAL
    • SET_PARAMETER
    • UNLOCK_USER
    • VALIDATE_EMAIL_CONFIG

    『Oracle APEX APIリファレンス』APEX_INSTANCE_ADMINに関する項を参照してください。

  • 次のアプリケーション認証スキームが制限付きでサポートされています:

  • SQLワークショップで無効なオプション:

    オブジェクト・ブラウザでデータベース・リンクを作成および管理する機能は無効になっています。データベース・リンクを作成するには、DBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINK PL/SQL APIを使用します。

    詳細は、Autonomous Databaseでのデータベース・リンクの使用に関する項を参照してください。

  • ランタイム環境:

    Oracle APEXは、完全開発環境としてのみ使用できます。インストール済ソフトウェア・フットプリントを最小化し、アプリケーション・ビルダーや管理サービスなどのUIコンポーネントを削除するランタイム環境への変換はサポートされません。

    詳細は、『Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』ランタイム環境と完全開発環境の違いに関する項を参照してください。