COPY_COLLECTIONのロードの監視およびトラブルシューティング

PL/SQLパッケージのDBMS_CLOUDを使用して実行するすべてのデータ・ロード操作は、表dba_load_operationsおよびuser_load_operationsに記録されます。これらの表を使用して、DBMS_CLOUD.COPY_COLLECTIONによるロードを監視します。

  • dba_load_operations すべてのロード操作が表示されます

  • user_load_operations 自分のスキーマのロード操作が表示されます

これらの表を問い合せて、進行中または完了済のデータ・ロードに関する情報を表示できます。たとえば、TYPE列にWHERE句条件を指定した次のSELECT文では、タイプCOPYのロード操作が表示されます:

SELECT table_name, owner_name, type, status, start_time, update_time, logfile_table, badfile_table 
   FROM user_load_operations WHERE type = 'COPY';
TABLE_NAME  OWNER_NAME   TYPE    STATUS     START_TIME             UPDATE_TIME           LOGFILE_TABLE   BADFILE_TABLE
FRUIT       ADMIN        COPY    COMPLETED  2020-04-23 22:27:37    2020-04-23 22:27:38   ""              ""         
FRUIT       ADMIN        COPY    FAILED     2020-04-23 22:28:36    2020-04-23 22:28:37   COPY$2_LOG      COPY$2_BAD

LOGFILE_TABLE列には、ロード操作のログを確認するための問合せを実行できる表の名前が表示されます。たとえば、次の問合せでは、ステータスがFAILEDでタイムスタンプが2020-04-23 22:28:36のロード操作のログが表示されます:

SELECT * FROM COPY$2_LOG;

BADFILE_TABLE列には、ロード中にエラーが発生しました。たとえば、次の問合せでは、ロード操作で拒否されたレコードが表示されます:

SELECT * FROM COPY$2_BAD;

ログに表示されたエラーおよびBADFILE_TABLE表に表示された行によっては、DBMS_CLOUD.COPY_COLLECTIONで様々なフォーマット・オプションを指定してエラーを修正できる場合があります。

ノート

LOGFILE_TABLE表およびBADFILE_TABLE表は、各ロード操作につき2日間保存されてから、自動的に削除されます。

user_load_operations表のクリアの詳細は、DELETE_ALL_OPERATIONSプロシージャを参照してください。