Autonomous DatabaseでのBring Your Own Licenseの選択(OCPUコンピュート・モデル)

Autonomous DatabaseインスタンスにBring Your Own License (BYOL)を実行する方法について説明します。

ノート

ECPUコンピュート・モデルを使用している場合は、Autonomous Database (ECPUコンピュート・モデル)でのBring Your Own Licenseの選択を参照してください。

Bring Your Own License (BYOL)オプションを有効にすると、「ライセンス・タイプ」フィールドが「Autonomous Database情報」タブに表示されます。このフィールドには、ライセンスおよびOracle Database Editionが表示されます。たとえば:

ライセンス・タイプ: Bring Your Own License (BYOL)、 Enterprise Edition

「Bring Your Own License (BYOL)」オプションは、トランザクション処理またはデータ・ウェアハウス・ワークロード・タイプのAutonomous Databaseインスタンスでのみ使用できます。

必要に応じて、次の前提条件ステップを実行します:

  • Oracle Cloudの横にあるナビゲーション・アイコンをクリックして、Oracle Cloud Infrastructureコンソールを開きます。

  • Oracle Cloud Infrastructureの左側のナビゲーション・メニューで「Oracle Database」をクリックし、ワークロードに応じて「Autonomous Data Warehouse」、「Autonomous JSON Database」または「Autonomous Transaction Processing」のいずれかをクリックします。
  • 「Autonomous Databases」ページで、「表示名」列の下のリンクからAutonomous Databaseを選択します。

Bring Your Own License (BYOL)を有効または無効にするには:

  1. 「詳細」ページの「他のアクション」ドロップダウン・リストから、「ライセンスおよびOracle Databaseエディションの更新」を選択します。
  2. 「ライセンスおよびOracle Databaseエディションの更新」ページで、Bring Your Own License (BYOL)オプションを有効化または無効化し、Oracle Database Editionを選択します:

    「Bring Your Own Licenseの有効化(BYOL)」を選択した場合は、Oracle Database Editionも選択します。選択肢は次のとおりです:

    Oracle Database Enterprise Edition (EE): このライセンス・タイプでは、OCPU数の最大許容値は128ですが、Oracleアカウント・チームに連絡して128を超えるOCPUをリクエストできます。自動スケーリングを有効にすると、OCPU数 x 3のOCPUまで使用できます。たとえば、OCPU数を128に設定した場合、最大384のOCPUを使用できます。

    Oracle Database Standard Edition (SE): このライセンス・タイプでは、OCPU数の最大許容値は8です。自動スケーリングを有効にすると、OCPU数 x 3のOCPUまで使用できます。このライセンスでは、自動スケーリングが有効の有無にかかわらず、使用可能なOCPUの数は最大で8 OCPUに制限されます。

    選択するエディションは、Autonomous Databaseに持ち込むライセンスに基づきます。OCPU数に対して選択できる最大値が変更されます。

    詳細は、自動スケーリングの使用に関する項を参照してください。

  3. 「変更の保存」をクリックします。

変更が適用されている間、ライフサイクル状態は「更新中」に変更されます。データベースは稼働状態のままアクセス可能であり、ライセンス・タイプの更新中は停止時間はありません。操作が完了すると、ライフサイクル状態に「使用可能」と表示されます。

Oracle Cloud InfrastructureのBring Your Own License (BYOL)ライセンス・オプションの詳細は、次を参照してください:

ライセンスとOracle Database Editionの更新に関するノート:

  • ベースOCPU数が8を超えるときにStandard Editionで「Bring Your Own Licenseの有効化(BYOL)」を選択した場合、次のメッセージが表示されます:

    You cannot select Oracle Database Standard Edition unless your OCPU count is a total of eight (8) or less OCPUs. Use the Manage Scaling option to adjust your OCPU count before changing to Standard Edition.

    この場合、Bring Your Own License (BYOL)を有効にする前にOCPU数を減らしてください。詳細は、CPUまたはストレージ・リソースの削除または自動スケーリングの無効化を参照してください。

  • ベースOCPU数が8でコンピュート自動スケーリングが有効になっているときに、Standard Editionで「Bring Your Own Licenseの有効化(BYOL)」を選択した場合、次のメッセージが表示されます:

    Compute auto scaling will be disabled with a base OCPU count of 8, under an Oracle Database Standard Edition license.

    この場合、コンピュート自動スケーリングは無効化され、OCPU数は8に設定されます。

  • 「Bring Your Own Licenseの有効化(BYOL)」をStandard Editionで選択した場合、ベースOCPU数が8以上で、「コンピュート自動スケーリング」が有効になっていると、次のメッセージが表示されます:

    Your compute auto scaling maximum will be set to 8 OCPUs, under an Oracle Database Standard Edition license.

    この場合、自動スケーリングが有効になっているOCPUの最大数は8です。