電源BIおよびMicrosoftデータ・ツールのAutonomous Databaseへの接続

Oracle Client for Microsoft Tools (OCMT)は、グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)のネイティブMicrosoft Softwareインストーラ(MSI)で、複数のMicrosoftデータ・ツールへのODP.NET設定およびOracleデータベース接続を簡素化します。

OCMTは、次のMicrosoftツールをサポートしています。
  • Power BI Desktop (管理対象外ODP.NET)
  • Power BIサービス(管理対象外ODP.NET)
  • Excel (管理対象外ODP.NET)
  • SQL Server Analysis Services (管理対象外ODP.NET)
  • BizTalkサーバー(管理対象外ODP.NET)
  • SQL Serverデータ・ツール(管理対象ODP.NET)
  • SQL Server統合サービス(管理対象ODP.NET)
  • SQL Serverレポート・サービス(管理対象ODP.NET)

まず、「64ビットOracle Client for Microsoft Tools」リンクをクリックして、Oracle Client for Microsoft Toolsページからこのツールをダウンロードする必要があります。Oracle-Client-for-Microsoft-Tools.exeファイルをWindowsマシンに保存し、ファイルをダブルクリックしてGUIインストーラを実行します。

デフォルトでは、OCMTは管理対象のODP.NETプロバイダと管理対象外のODP.NETプロバイダの両方とともにインストールされます。ただし、Oracleクライアントのインストール時に、ODP.NETまたは管理対象外のODP.NETドライバのみを管理するように選択できます。Microsoftデータ・ツールで使用される各ODP.NETドライバ・タイプは、前述のリストのカッコで表示されます。

マネージドODP.NETは、64ビットと32ビットの両方のMSツール・ランタイムで動作します。管理対象外ODP.NETプロバイダの場合、OCMTによって64ビット・ドライバがインストールされます。したがって、64ビットPower BI Desktopや64ビットExcelなどの64ビット・ツールはサポートされますが、対応する32ビットはサポートされません。32ビットMSツールは、32ビットOracle Data Access Client (ODAC) 19c xcopyインストールを使用して32ビットの管理対象外ODP.NETを以前と同じように設定できます。

Autonomous Databaseに接続するMicrosoftツールに関係なく、OCMTを使用する一連のステップに従う必要があります。は次のとおりです:
  • Autonomous Databaseのプロビジョニング手順については、Autonomous Databaseのプロビジョニングを参照してください。
  • データベース資格証明をWindowsクライアントにダウンロードします。手順については、Download Client Credentials (Wallets)を参照してください。
  • Autonomous Databaseに接続するMicrosoft (MS)ツールに応じて、次のMSツールのいずれかをWindowsクライアントにインストールできます:
    • Visual StudioおよびMicrosoft Reporting Services拡張機能
    • Visual StudioおよびMicrosoft Analysis Services拡張機能
    • SQL Server統合サービス拡張機能を備えたVisual Studio。SQL Serverデータ・ツールもサポートされます。
    • Power BIオンプレミス・データ・ゲートウェイ
    • Power BIデスクトップ
  • WindowsクライアントへのODP.NETのインストールおよび構成
  • Autonomous DatabaseへのMSツール接続の検証
次に、前述の各MSツールに関するステップバイステップの接続チュートリアルを示します。次のチュートリアルでは、これらのMSツールをオンプレミスのOracleデータベースまたはOracle Autonomous Databaseに接続する方法を示します。