Autonomous Databaseの文字セットの選択

普遍性と、現在および将来のテクノロジおよび言語要件との互換性のためにUnicodeを選択することをお薦めします。専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseでは、現在、Oracle Multitenantに推奨されているように、データベース文字セットとしてAL32UTF8を、各国語文字セットとしてAL16UTF16を使用しています。

ただし、オンプレミスの顧客の場合、他の文字セットを使用する既存のアプリケーション(およびデータベース)がある場合、Unicode文字セットへの移行は、置換文字によるデータの切捨ておよび破損を回避するために、複雑なデータ分析を使用する複雑なプロセスである可能性があります。たとえば、Peoplesoftを使用するエンタープライズ顧客の場合、Autonomous Databaseへの移行の一部として、データをAL32UTF8文字セットに変換する前提条件は非常に複雑です。作業の複雑さの詳細は、文字セット移行およびサポート・ノート788156.1を参照してください。

Autonomous Databaseでは、Autonomous Databaseのプロビジョニング中に、サポートされている文字セットのリストから希望する文字セットを選択できます。現在、サポートされている文字セットのリストには、ASCIIベースのプラットフォームでサポートされるすべてのデータベース文字セットが含まれます。サポートされている文字セットの完全なリストは、ListAutonomousDatabaseCharacterSets APIを使用して取得できます。サポートされている各国語文字セットは、AL16UTF16およびUTF8です。

Autonomous Databaseに対してデータベースと各国語文字セットの任意の組合せを選択できますが、Autonomous Container Databaseでは引き続き、データベース文字セットとしてAL32UTF8が、各国語文字セットとしてAL16UTF16が使用されます。Autonomous Container Database内でデータベースごとに異なるデータベースおよび各国語文字セットがサポートされます。

Autonomous Databaseの作成中に文字セットを選択する手順の詳細は、専用Autonomous Databaseの作成のステップ12を参照してください。