Autonomous DatabaseでのOracle Spatialの使用

Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureには空間機能が含まれているため、開発者およびアナリストはロケーション・インテリジェンス分析とマッピング・サービスを簡単に開始できます。

Oracle Spatialについて

Autonomous DatabaseにはOracle Spatialが含まれています。Oracle Spatialを使用すると、開発者およびアナリストは、基本的な空間検索や分析から高度な空間アプリケーションと地理情報システム(GIS)まで、あらゆるアプリケーションで空間分析を使用できます。

Autonomous Databaseで空間機能を使用すると、組織は次のことができます:
  • 様々なタイプの空間データの管理
  • 何百もの空間分析操作の実行、および
  • インタラクティブなマップ・ビジュアライゼーション・ツールの使用
Autonomous Databaseの空間機能を使用すると、空間データの格納、取得、更新、問合せおよび処理が可能になります。これらは次のもので構成されます:
  • サポートしているジオメトリ・データ・タイプの記憶域、構文およびセマンティクを規定するスキーマ(MDSYS)。

  • 空間索引付けのメカニズム。

  • 関心領域問合せ、空間結合問合せおよびその他の空間分析操作の実行に関する演算子、ファンクションおよびプロシージャ

  • 空間データを検証、ロード、抽出および作業するためのユーティリティ・ファンクションおよびプロシージャ

  • GeoRaster。この機能を使用すると、GeoRasterデータ(つまり、ラスター画像およびグリッド・データとその関連メタデータ)の格納、索引付け、問合せ、分析および配信を行えます

詳細は、Spatialの概念およびOracle Database 19c Spatial and Graphを参照してください。

Oracle Spatialの使用に関する制限事項

Autonomous Database on Dedicated Exadata InfrastructureにはOracle Spatialが含まれますが、次の制限事項があります。

次のOracle Spatialコンポーネントでは、Oracle Cloud Marketplaceからアプリケーションをダウンロードする必要があります:
Autonomous Databaseでは使用できません:
空間機能 詳細情報
ルーティング・エンジン ルーティング・エンジン
ジオコーダ(中間層) 住所データのジオコーディング