データ・カタログ作業リクエスト
操作を追跡する作業リクエストを開始するデータ・カタログ操作もあります。APIまたはコンソールを通じて作業リクエストを表示できます。
操作の追跡のユース・ケースの例:
- 作成または削除操作は成功しましたか。
- 操作はいつ開始および終了しましたか。
- プロセスのどのステップで操作が失敗しましたか。
前提条件
データ・カタログ操作によって開始された作業リクエストを表示するには、テナンシ内の関連コンパートメントに対するOracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management (IAM)で特定の権限を取得する必要があります。次の表に、これらの権限を示します。
操作 | データ・カタログ・コンパートメント内の操作に必要なアクセス権 |
---|---|
ListWorkRequests |
CATALOG_WORK_REQUEST_INSPECT |
GetWorkRequest |
CATALOG_WORK_REQUEST_READ |
ListWorkRequestErrors |
CATALOG_WORK_REQUEST_READ |
ListWorkRequestLogs |
CATALOG_WORK_REQUEST_READ |
作業リクエストのログおよびエラー・メッセージを読み取るには、少なくともCATALOG_WORK_REQUEST_READ権限が必要です。CATALOG_WORK_REQUEST_READ権限は、データ・カタログ・リソースに対する権限の1つです。ポリシーは、少なくとも次のポリシーと同様であるか、より多くのアクセス権限を持っている必要があります:
allow group <group-name> to read data-catalogs in <data catalog compartment>
データ・カタログ作業リクエスト以外のすべての作業リクエストの権限にアクセスする場合は、ユーザーに次の権限を付与できます:
allow group <group-name> to read work-requests in <data catalog compartment>
作業リクエスト・ステータス
作業リクエストは、次のいずれかのステータスになります:
- ACCEPTED
- リクエストは処理対象の作業リクエスト・キューにあります。
- IN_PROGRESS
- 指定したリクエストには作業リクエスト・レコードが存在しますが、関連するWORK_COMPLETEDレコードがありません。
- SUCCEEDED
- このリクエストには作業リクエスト・レコードが存在し、関連するWORK_COMPLETEDレコードの状態は「成功」です。
- FAILED
- このリクエストには作業リクエスト・レコードが存在し、関連するWORK_COMPLETEDレコードの状態は「失敗」です。
- CANCELING
- 作業リクエストは、取消しの処理中です。
- CANCELED
- 作業リクエストが取り消されました。