データ・フローの設定
データ・フローでアプリケーションを作成、管理および実行する前に、テナント管理者(またはバケットを作成してIAMを変更するための昇格された権限を持つユーザー)は、IAMにグループ、コンパートメント、ストレージおよび関連付けられたポリシーを作成する必要があります。
データ・フローの設定に必要なステップは次のとおりです:
- アイデンティティ・グループの設定。
- コンパートメントおよびオブジェクト・ストレージ・バケットの設定。
- アイデンティティおよびアクセス管理ポリシーの設定
アイデンティティ・グループの設定
一般的に、データ・フロー・ユーザーは、ユースケースと権限レベルを明確に分離するために、3つのグループに分類されます。
アイデンティティ・サービスで次の3つのグループを作成し、各グループにユーザーを追加します:
- dataflow-admins
- dataflow-data-engineers
- dataflow-sql-users
- dataflow-admins
- このグループのユーザーは、データ・フローの管理者またはスーパーユーザーです。データ・フローに対するアクションを実行したり、データ・フローに関連する様々なリソースを設定および管理する権限があります。他のユーザーが所有するアプリケーションおよびテナンシ内のユーザーが開始した実行を管理できます。データ・フロー管理者には、データ・フローによってオンデマンドでプロビジョニングされたSparkクラスタへの管理アクセスは必要ありません。これらのクラスタはデータ・フローによって完全に管理されるためです。
- dataflow-data-engineers
- このグループのユーザーには、データ・エンジニアリング・ジョブのデータ・フロー・アプリケーションおよび実行を管理および実行する権限があります。たとえば、データ・フローのオンデマンド・サーバーレスSparkクラスタでExtract Transform Load (ETL)ジョブを実行します。このグループのユーザーは、データ・フローによってオンデマンドでプロビジョニングされたSparkクラスタへの管理アクセスも必要ありません。これらのクラスタはデータ・フローによって完全に管理されるためです。
- dataflow-sql-users
- このグループのユーザーには、JDBCまたはODBCを介してデータ・フロー対話型SQLクラスタに接続して対話型SQL問合せを実行する権限があります。
コンパートメントおよびオブジェクト・ストレージ・バケットの設定
データ・フローのコンパートメントおよびオブジェクト・ストレージ・バケットを作成するには、次のステップに従います。