Ksplice更新が適用されない
Ksplice更新がインスタンスに適用されていない場合、Kspliceソフトウェア・ソース、ksplice-offlineパッケージまたはユーザー空間プロセスがビジーすぎるという問題がある可能性があります。
Kspliceを選択して更新ジョブを作成し、ジョブが正常に実行されたが、インスタンスのKspliceジョブ・ログが表示されないか、インスタンスのKsplice実効カーネルが更新されていない場合は、次のいずれかの問題が原因である可能性があります。
Kspliceを選択して更新ジョブを作成し、userspaceジョブが失敗した場合、ほとんどの場合、ksplice-offlineパッケージはインストールされません。
Kspliceソフトウェア・ソースがアタッチされていません
対応するソフトウェア・ソースがインスタンスまたはグループにアタッチされている場合、OS管理ハブはインスタンスのKsplice更新ジョブのみを作成します。
「サービスへのKspliceソフトウェア・ソースの追加」を参照してください。
ksplice-offlineパッケージがインストールされていません
Ksplice更新を適用するには、インスタンスにはOS管理ハブ用のksplice-offlineパッケージが必要です。
ksplice-offlineパッケージをインストールする前に、競合するuptrackパッケージを削除します。次のエラーは、競合するuptrackパッケージがインストールされていることを示します。
exit status 1: Error: Transaction test error:
file /usr/lib/uptrack/regenerate-crontab from install of uptrack-offline-<version>.noarch conflicts with file from package uptrack-<version>.noarch
...
exit status 1: Error: Transaction test error:
file /usr/lib/uptrack/regenerate-crontab conflicts between attempted installs of uptrack-<version>.noarch and uptrack-offline-<version>.noarch
...グループに対してインストール・ジョブが失敗した場合、グループ内の個々のインスタンスに、競合するKspliceクライアントがインストールされている可能性があります。グループ・マニフェストにuptrackはありませんが、ksplice-offlineのインストールは失敗しますを参照してください。
ksplice-offlineをインストールするには:
-
競合する
uptrackパッケージがインストールされているかどうかを確認し、削除します(uptrack-offlineは正常です)。次を参照してください(
uptrackを検索します)。 -
最新バージョンの
ksplice-offlineパッケージをインストールします。次を参照してください(
ksplice-offlineを検索します)。
Kspliceソフトウェア・ソースが同期していません
管理ステーションのミラー・コンテンツがソフトウェア・ソースに古くなっている場合(同期に失敗したか、最近発生しなかった場合)、管理ステーションが最新のKsplice更新を配布していない可能性があります。
- インスタンスの詳細を表示して、関連付けられた管理ステーションを識別します。
- 管理ステーションの名前をクリックして、ミラー同期のステータスを確認します。
-
ミラー化ソフトウェア・ソースのリストで、
kspliceを検索します。 - ステータスが「同期済」でないか、最近同期されていない場合は、ソフトウェア・ソースを今すぐ再同期します。
- 同期が失敗した場合は、行の右側にある下矢印をクリックして障害の詳細を表示します。考えられる問題の1つは、Kspliceソフトウェア・ソースが大きくなる可能性があるため、ミラー・ストレージが小さすぎることです。
ユーザー空間プロセスはビジーです
次のエラーは、ユーザー空間プロセスがビジー状態でKspliceパッチを適用できなかったことを示します。
Ksplice was unable to patch the process as one of the patched functions is continuously in use by the process.ターゲット・インスタンスの負荷が少なくなったら、Ksplice更新を再試行してください。