デスクトップハイバネーションの有効化

デスクトップ・ハイバネーションは、使用していないデスクトップおよびスタンバイ・インスタンスを自動的に休止または一時停止できるようにするオプションのコスト削減機能です。

休止中、顧客はデスクトップをホストするコンピュート・インスタンスに関連付けられた標準時間ベースの料金について請求されません。

ノート

この機能を有効にできるのは、新しいデスクトップ・プールを作成する場合のみです。

休止状態を有効にしたデスクトッププールの作成

Creating a Desktop Pool時に、デスクトップ管理者はデスクトッププールの休止状態を有効にします。

デスクトップ管理ポリシー設定を使用して、セキュア・デスクトップの非アクティブ時のアクションおよび切断時のアクションを定義します。特定のアクションが発生するタイミングを制御する猶予期間(分)を指定できます。

デスクトップの休止状態を有効にするには、「切断時のアクション」設定の「停止」値を選択し、切断の猶予期間(分)を指定します。

ノート

  • デスクトップが作成されると、これらの設定を変更することはできません。
  • 既存のデスクトッププールを変更して休止状態を有効または無効にすることはできません。
  • 休止状態が有効になっている場合、デスクトッププールの定期的なスケジュールを指定できません。スケジュール・オプションが無効になり、次のメッセージが表示されます。

    Desktop scheduling not available with the selected action.

  • 休止状態が有効な場合、スタンバイ・インスタンスは自動的に停止されます(管理者コンソールで非アクティブ状態)。

ハイバネーションが有効なデスクトップ動作

ハイバネーションを有効にすると、デスクトップユーザーがデスクトップクライアントセッションを終了すると、指定された猶予期間の経過後にデスクトップが停止し、休止状態になります。休止中は、完全なデスクトップ状態が保持され、すべてのメモリーがディスクに書き込まれます。

  • セキュア・デスクトップの管理者コンソールでは、デスクトップは「非アクティブ」状態を示します。
  • 指定した猶予期間中にデスクトップアクティビティーが発生した場合、休止状態は発生しません。

デスクトップユーザーが次回デスクトップにアクセスすると、デスクトップは休止状態を終了し、以前の実行状態で自動的に復元されます。すべてのアプリケーションは、デスクトップが冬眠したときと同じように開いて実行されています。すべてのデータは、ディスクまたはメモリーに保持されます。

  • 管理者がデスクトップを復元するために必要なアクションはありません。
  • セキュア・デスクトップの管理者コンソールでは、デスクトップはアクティブ状態を示します。