ブロック・ボリュームまたはブート・ボリュームのディスクの再スキャン

Oracle Cloud Infrastructure Block Volumeサービスを使用すると、ブロック・ボリュームおよびブート・ボリュームがオンラインでインスタンスにアタッチされているときに、これらのサイズを拡大できます。詳細は、コンソールを使用したブロック・ボリュームのオンライン・サイズ変更を参照してください。ボリュームがプロビジョニングされたら、オペレーティング・システムが拡張ボリューム・サイズを識別できるように、コマンドを実行してディスクを再スキャンする必要があります。アタッチされたインスタンスのオペレーティング・システムに応じて、異なる再スキャン・コマンドを実行する必要があります。このトピックでは、ディスクの再スキャンに使用できるいくつかの手順について説明します。

必須IAMポリシー

ディスクを再スキャンする際に、特定のIAMポリシーは必要ありません。ただし、インスタンスのゲストOSで必要なコマンドを実行する権限が必要となる場合があります。詳細は、システム管理者に問い合せてください。

Linuxベースのインスタンスにアタッチされたボリュームのディスクの再スキャン

Linuxベースのインスタンスにアタッチされたボリュームの場合、次のコマンドを実行して、ブロック・ボリュームのディスクを再スキャンします:

sudo dd iflag=direct if=/dev/<device_name> of=/dev/null count=1
		echo "1" | sudo tee /sys/class/block/<device_name>/device/rescan

これらのコマンドは、「サイズまたはパフォーマンスの編集」ダイアログで「変更の保存」をクリックした後に開くダイアログにも表示され、そのダイアログからコピーできます。

次のステップ

ディスクを再スキャンしたら、パーティションを拡張する必要があります。ブロック・ボリュームの場合は、Linuxベースのイメージでのブロック・ボリュームのパーティションの拡張を参照してください。ブロック・ボリュームの場合は、OCIユーティリティoci-growfs操作を使用します。

Windowsインスタンスにアタッチされたボリュームのディスクの再スキャン

ディスク管理またはdiskpartの使用

FAT32またはNTFSとしてフォーマットされたボリュームの場合、Windowsインタフェースを使用してディスク管理でディスクを再スキャンすることも、コマンドラインからdiskpartユーティリティの再スキャン・コマンドを使用することもできます。

コマンドラインでDISKPARTを使用したディスクの再スキャン
  1. インスタンスで管理者としてコマンド・プロンプトを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、diskpartユーティリティを起動します:

    diskpart
  3. DISKPARTプロンプトで、次のコマンドを実行します:

    rescan
Windowsインタフェースを使用したディスクの再スキャン
  1. インスタンスで「ディスクの管理」システム・ユーティリティを開きます。

  2. 「アクション」をクリックし、「ディスクの再スキャン」をクリックします。

ディスク情報を更新します

Cygwinの使用

Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)を使用してフォーマットされたボリュームなど、非ネイティブのWindowsファイル・システムでフォーマットされたボリュームの場合、Windowsインタフェースまたはdiskpartユーティリティは使用できません。かわりに、Cygwin端末からddプロセスを使用してディスクを再スキャンできます。これは、ネイティブのWindowsファイル・システムにも使用できます。詳細は、Cygwinを参照してください。

次のステップ

ディスクを再スキャンしたら、パーティションを拡張する必要があります。ブロック・ボリュームについては、Windowsベースのイメージでのブロック・ボリュームのパーティションの拡張を参照してください。ブート・ボリュームについては、Windowsベース・イメージでのシステム・パーティションの拡張を参照してください。