専用仮想マシン・ホストのメンテナンス再起動移行の管理

専用仮想マシン・ホスト・インスタンスでは、ホストのスケジュール済メンテナンスまたはスケジュール外のメンテナンスのために移行が必要になる場合があります。専用仮想マシン・ホストを表示すると、通知メッセージまたはコンソール・メッセージによってお客様に通知されます。この場合、すべてのインスタンスをソース・ホストから宛先ホストに移行できます。計画メンテナンスのタイプによっては、メンテナンス期日を延長できる場合があります。メンテナンス期日を延長できるかどうかは、通知に記載されています。

警告

専用仮想マシン・ホストの再起動移行は、異なる可用性ドメイン間ではサポートされていません。
ヒント

新しい宛先ホストで各インスタンスを停止および再起動する必要があるため、一部の停止時間は専用仮想マシン・ホストに関連付けられます。作業リクエスト機能を使用して移行プロセスを確認できます。
重要

通知メッセージに示された時間にアクションが実行されない場合、OCIは修復の一部として専用仮想マシン・ホストで実行されているすべてのインスタンスを終了(削除)します。専用仮想マシン・ホストも削除されます。

計画メンテナンス中の移行

計画メンテナンス・イベントが専用仮想マシン・ホストに影響を与える場合、OCIは、メンテナンス期日を7日から14日以内にスケジュールし、電子メールまたはお知らせで通知を送信します。

通知にリストされている時間になると、専用仮想マシン・ホストで実行されているすべてのインスタンスが無効になります。7日後、修復の一環として、専用仮想マシン・ホストで実行されているすべてのインスタンスが、OCIによって終了(削除)されます。専用仮想マシン・ホストも削除されます。

ワークロードの中断を回避するには、スケジュールされた時間より前に、再起動移行または手動移行を使用して、影響を受けるすべてのインスタンスを別の専用仮想マシン・ホストに移行する必要があります。

計画外メンテナンス中の移行

ソフトウェアまたはハードウェアの問題が原因で専用仮想マシン・ホストの基礎となるインフラストラクチャで障害が発生した場合、再起動移行または手動移行を使用して、影響を受けるすべてのインスタンスをできるだけ早く別の専用仮想マシン・ホストに移行する必要があります。

OCIは、インフラストラクチャ障害のタイプに応じて、7日から14日以内に正常な専用仮想マシン・ホストにインスタンスを移動するよう、電子メールまたはお知らせでユーザーに通知します。インスタンスを移動しない場合は、OCIによってインスタンスが無効化され、次の7日以内にインスタンスが終了(削除)されます。専用仮想マシン・ホストも削除されます。ブート・ボリュームおよびリモートでアタッチされたデータ・ボリュームは保持されます。

専用仮想マシン・ホストに仮想マシンが配置されていない場合、OCIは2日以内に専用仮想マシン・ホストを削除します。

インフラストラクチャ障害が発生した専用仮想マシン・ホストを移行する期限は延長できません。

再起動移行によるインスタンスの移動

再起動移行を使用すると、再起動時にインスタンスを新しい専用仮想マシン・ホストに移動できます。コンソール、CLIまたはAPIを使用してインスタンスを移動します。

  • 専用仮想マシン・ホストにメンテナンス移行が必要な場合は、次のステップに従って、コンソールを使用してインスタンスを移行します。

    1. メイン・メニューから、「コンピュート」「専用仮想マシン・ホスト」の順に選択します。
    2. コンパートメントを選択します。
    3. ソースの専用仮想マシン・ホストを選択します。ホストの「アクションが必要」メッセージに注意してください。
    4. 「インスタンスの移行」をクリックします。
    5. 指定されたホスト・リストを使用するか、ホストOCIDを指定して、宛先の専用仮想マシン・ホストを選択します。
    6. 移行」をクリックします。
    重要

    選択したインスタンスに密I/Oシェイプ上のローカルNVMEがある場合、移行プロセス中にローカル・ストレージが削除されます。この場合、ローカル・リソースの削除を確認するプロンプトが表示されます。

    移行プロセスをモニターするには、左側のメニューで「作業リクエスト」をクリックします。各インスタンスに対してジョブが作成されます。各インスタンスの移行の進行状況がコンソールに表示されます。

    移行が完了すると、コンソールにメッセージが表示されます。宛先ホストに新しいインスタンスが表示されますが、古いインスタンスはソース・ホストに表示されません。すべてのインスタンスが宛先ホスト上にあります。

  • インスタンスを更新するには、instance updateコマンドおよび必須パラメータを使用します。

    oci compute instance update --instance-id <ocid1> --dedicated-vm-host-id <ocid1> --fault-domain FAULT-DOMAIN-# --from-json <file://path/to/file.json>

    file://path/to/file.JSONは、インスタンスの詳細を定義するJSONファイルへのパスです。JSONファイルの例を生成する方法の詳細は、JSONの拡張オプションを参照してください。

    Compute Service CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、コンピュート・コマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • UpdateInstance操作を使用して、インスタンスを更新します。