コンピュート・リソースの別のコンパートメントへの移動
インスタンス、インスタンス・プール、カスタム・イメージなどのコンピュート・リソースをコンパートメント間で移動することができます。
コンピュート・リソースを新しいコンパートメントに移動するとき、ブート・ボリュームやVNICなどの関連リソースは移動されません。
リソースを新規コンパートメントに移動すると、固有のポリシーがただちに適用され、コンソールを介したリソースへのアクセスが影響を受けます。詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。
必要なIAMポリシー
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者がテナンシ管理者によってポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されたグループのメンバーである必要があります。コンソールまたは(SDK、CLIまたはその他のツールを使用した) REST APIのどれを使用しているかにかかわらず、このアクセス権が必要です。権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、どのタイプのアクセス権があり、どのコンパートメントでアクセスが機能するかをテナンシ管理者に確認してください。
管理者向け: 次のポリシーで、ユーザーがコンピュート・リソースを別のコンパートメントに移動することが許可されます:
Allow group ComputeCompartmentMovers to manage instance-family in tenancy
Allow group ComputeCompartmentMovers to manage compute-management-family in tenancy
Allow group ComputeCompartmentMovers to manage auto-scaling-configurations in tenancy
Allow group ComputeCompartmentMovers to manage dedicated-vm-hosts in tenancy
ポリシーを初めて使用する場合は、アイデンティティ・ドメインの管理および共通ポリシーを参照してください。
セキュリティ・ゾーン 🔗
セキュリティ・ゾーンによって、クラウド・リソースがOracleのセキュリティ原則に準拠していることが保証されます。セキュリティ・ゾーン・コンパートメント内のリソースに対する操作がそのセキュリティ・ゾーンのポリシーに違反している場合、その操作は拒否されます。
次のセキュリティ・ゾーン・ポリシーは、コンピュート・リソースをあるコンパートメントから別のコンパートメントに移動する機能に影響します:
- セキュリティ・ゾーンから同じセキュリティ・ゾーンにないコンパートメントにコンピュート・インスタンスを移動することはできません。
- 同じセキュリティ・ゾーンにないコンパートメントからセキュリティ・ゾーンにコンピュート・インスタンスを移動することはできません。
コンソールの使用 🔗
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「インスタンス」を選択します。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のあるインスタンスをクリックします。
- 「他のアクション」をクリックし、「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
-
「リソースの移動」をクリックします。
操作の進行状況を追跡し、インスタンスの作成中に発生したエラーをトラブルシューティングするには、関連付けられているワーク・リクエストを使用します。 - インスタンスをモニターしているアラームがある場合、新しいコンパートメントを参照するようにアラームを更新します。詳細は、リソースの移動後のアラームの更新に関する項を参照してください。
- 必要に応じて、インスタンスにアタッチされているリソースを新規コンパートメントに移動します。
コンパートメントを含め、既存のインスタンス構成のほとんどのプロパティは、インスタンス構成を作成した後では変更できません。インスタンス構成を別のコンパートメントに移動することはできますが、そのインスタンス構成を使用して新規コンパートメント内のインスタンス・プールを管理することはできません。別のコンパートメントを指すようにインスタンス構成を更新するには、移動先のコンパートメント内に新しいインスタンス構成を作成する必要があります。ステップは、インスタンス構成の作成を参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス構成」をクリックします。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のあるインスタンス構成をクリックします。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「インスタンス・プール」を選択します。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のあるインスタンス・プールをクリックします。
- 「他のアクション」をクリックし、「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
-
必要に応じて、新規コンパートメントを指すインスタンス構成でインスタンス・プールを更新します。次を行います:
- 新規コンパートメント内に新規インスタンス構成を作成します。これは、コンソールまたはAPIを使用して行うことができます。ステップは、インスタンス構成の作成を参照してください。
- インスタンス・プールを新規インスタンス構成で更新します。これはAPIを使用して行うことができます。ステップは、インスタンス・プールの更新を参照してください。
- 必要に応じて、インスタンス・プールに関連付けられているインスタンスおよび他のリソースを新規コンパートメントに移動します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「自動スケーリング構成」を選択します。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のある自動スケーリング構成をクリックします。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「カスタム・イメージ」を選択します。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のあるカスタム・イメージをクリックします。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
-
ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「クラスタ・ネットワーク」をクリックします。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 関心のあるクラスタ・ネットワークをクリックします。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- 必要に応じて、クラスタ・ネットワークに関連付けられているインスタンスおよび他のリソースを新規コンパートメントに移動します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「専用仮想マシン・ホスト」を選択します。
- 「リスト範囲」セクションで、コンパートメントを選択します。
- 目的の専用仮想マシン・ホストをクリックします。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- リストから宛先コンパートメントを選択します。
- 「リソースの移動」をクリックします。
- 必要に応じて、専用仮想マシン・ホストに配置されているインスタンスを新規コンパートメントに移動します。
APIの使用 🔗
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。
次のAPI操作を使用して、コンピュート・リソースを別のコンパートメントに移動します: