インスタンス・プールのサイズの更新
インスタンス・プールのインスタンス数は手動で更新できます。
インスタンス・プールのサイズを拡大した場合、プールのインスタンス構成をテンプレートとして使用してプールがインスタンスを作成します。既存のインスタンスをプールに追加するには、かわりにインスタンスをプールにアタッチできます。
インスタンス・プールのサイズを縮小すると、プールは余分なインスタンスを削除(終了)します。インスタンスは次の順序で終了されます: インスタンスの数は可用性ドメイン間で調整されてから、フォルト・ドメイン間で調整されます。最後に、フォルト・ドメイン内の一番古いインスタンスが最初に終了されます。削除前にインスタンスに対してタスクを実行する必要がある場合は、プールからインスタンスをデタッチし、インスタンスを個別に削除します。
パフォーマンス・メトリックまたはスケジュールに基づいてインスタンス・プール内のインスタンス数を自動的に調整するには、インスタンス・プールの自動スケーリングを有効にします。
インスタンス・プールのサイズを変更する前に、特定のシェイプで容量を使用できるかどうかを判断するには、CreateComputeCapacityReport操作を使用します。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス・プール」をクリックします。
- 「リスト・スコープ」セクションで、更新するインスタンス・プールを含むコンパートメントを選択します。
- 更新するインスタンス・プールの名前をクリックして、詳細ページを表示します。
- 「編集」をクリックします。
- 「インスタンス数」フィールドで、インスタンス・プールの更新するインスタンス数を指定し、「保存」をクリックします。
インスタンス・プール・サイズを更新すると、その操作によってスケーリング・イベントがトリガーされます。次の点に注意してください。
- インスタンス・プールのライフサイクル状態が「スケーリング」になっている場合、プールは、プールの更新されたサイズと一致するように、新しいインスタンスを作成するか、その時点で既存のインスタンスを削除します。各配置(可用性ドメインおよびフォルト・ドメイン)の間でインスタンスのバランスをとるために、インスタンスは最初に、その可用性ドメインおよびフォルト・ドメインに存在するインスタンス・プール内のインスタンスの数に基づいて削除されます。1つの配置内では、最も古いインスタンスが最初に終了されます。
- インスタンス・プールのライフサイクルの状態が「停止」の場合、サイズが拡大されると、プールに新しいインスタンスが構成されますが、起動はされません。サイズが縮小されると、インスタンスが終了されます。
操作の進行状況を追跡し、インスタンスの作成中に発生したエラーをトラブルシューティングするには、関連付けられている作業リクエストを使用します。重要
インスタンス・プールが長期間にわたりスケーリングまたはプロビジョニングの状態にあった場合、要求したインスタンスの数が、そのシェイプおよび可用性ドメインのテナンシのサービス制限を超えている可能性があります。コンピューティングのテナンシのサービス制限を確認してください。インスタンス・プールのサイズを更新するには、instance-pool updateコマンドを使用します:
oci compute-management instance-pool update --instance-pool-id <INSTANCE_POOL_OCID> --size <NUMBER>
Compute Service CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、Computeのコマンドライン・リファレンスを参照してください。
UpdateInstancePool操作を使用して、インスタンス・プールのサイズを更新します。