データセットの再オープン
データセットを再度開きます。
データセットのシールまたはインポート・アプライアンスのファイナライズ後に変更が必要な場合、コンテンツを変更するにはデータセットを再オープンする必要があります。必要な変更を行い、再度データセットをシールします。再度データセットをシールすると、新しいマニフェストが生成されます。
インポート・アプライアンスを再起動するか、電源を再投入した場合は、このトピックの手順に従ってデータセットを再オープンしてください。
ステップ1: アプライアンスのロック解除
アプライアンスにデータを書き込む前に、アプライアンスのロックを解除する必要があります。アプライアンスのロックを解除するには、アプライアンスごとにOracle Cloud Infrastructureによって作成された強力なパスフレーズが必要です。
次のいずれかの方法でアプライアンスのロックを解除します:
-
unlock
コマンドの実行時に--job-id
および--appliance-label
を指定すると、データ転送システムは、Oracle Cloud Infrastructureからパスフレーズを取得し、ロック解除操作中にそれをアプライアンスに送信します。 -
Oracle Cloud Infrastructureにパスフレーズを問い合せて、ロック解除操作中に要求されたパスフレーズを指定できます。
アプライアンスのロック解除とアプライアンスへのパスフレーズの送信
インポート・アプライアンスのロックを解除するには、oci dts physical-appliance unlockコマンドと必要なパラメータを使用します。
oci dts physical-appliance unlock --job-id job_id --appliance-label appliance_label [OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
例:
oci dts physical-appliance unlock --job-id ocid1.datatransferjob.oc1..exampleuniqueID --appliance-label XAKWEGKZ5T
Retrieving the passphrase from Oracle Cloud Infrastructure
{
"data": {
"availableSpaceInBytes": "64.00GB",
"encryptionConfigured": true,
"finalizeStatus": "NOT_FINALIZED",
"lockStatus": "NOT_LOCKED",
"totalSpaceInBytes": "64.00GB"
}
}
Oracle Cloud Infrastructureへのパスフレーズの問合せによるアプライアンスのロック解除
インポート・アプライアンス暗号化パスフレーズを取得するには、oci dts appliance get-passphraseコマンドと必要なパラメータを使用します。
oci dts appliance get-passphrase --job-id job_id --appliance-label appliance_label [OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
例:
oci dts appliance get-passphrase --job-id ocid1.datatransferjob.oc1..exampleuniqueID --appliance-label XAKWEGKZ5T
{
"data": {
"encryption-passphrase": "passphrase"
}
}
次に、--job-id
および--appliance-label
なしでdts physical-appliance unlock
を実行して、プロンプトが表示されたらパスフレーズを指定します。
oci dts physical-appliance unlock
ステップ2: アプライアンスの再オープン
データセットを再オープンして、インポート・アプライアンスにデータを再度書き込みます。
NFSデータセットの再オープン
インポート・アプライアンスを再オープンするには、oci dts nfs-dataset reopenコマンドと必要なパラメータを使用します。
oci dts nfs-dataset reopen --name dataset_name [OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
ステップ3: ステップの繰返しによるアプライアンスへのデータの書込み
NFS共有へのファイルのコピーの項で、データセットのアクティブ化から開始して最初にインポート・アプライアンスにデータを書き込んだときに実行したものと同じタスクを繰り返します。