ヘルプ・シート - ディスク・インポート・ジョブの準備
このヘルプ・シートを使用して、ディスク・インポート・ジョブを準備および実行します。
準備
環境で次の設定が完了していることを確認します:
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インポート・ディスクとして使用するUSB 2.0/3.0外部ハード・ディスク・ドライブ(ディスク)。
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次のいずれかのLinuxオペレーティング・システムを実行しているコンピュータ:
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Oracle Linux 6以上
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Ubuntu 14.04以上
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SUSE 11以上
すべてのLinuxオペレーティング・システムには、EXTファイル・システムを作成する機能が必要です。システムに次のものがインストールされていることを確認します:
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Java 1.8またはJava 1.11
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hdparm 9.0以上
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Cryptsetup 1.2.0以上
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データのコピー元であり、ディスクがマウントされるLinuxマシンにデータ転送ユーティリティをダウンロードしてインストールします。このマシンへのrootアクセス権が必要です。
インストール手順については、Preparing for Disk Data Transferを参照してください。
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データのコピー元であり、ディスクがマウントされるLinuxマシンにOCIコマンドライン・インタフェースをインストールします。このLinuxマシンへのルート・アクセス権が必要です。
インストール手順は、Install CLIにあります。
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データ・コピーを実行するユーザーの公開/秘密キーの生成からデータがコピーされるマシンで、次のコマンドを実行します:
oci setup keys
キーの詳細は、必要なキーとOCIDsを参照してください。
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テナンシの管理ユーザーでOCIにログインします。
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ユーザー・ポリシーを作成します。ポリシーに次の内容が含まれていることを確認します:
Allow group group_name to {DTA_ENTITLEMENT_CREATE} in tenancy
ポリシーの詳細は、ポリシーの管理を参照してください
- 転送ジョブおよびランディング・バケットが配置されるコンパートメントを作成します。
コンパートメントの詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。
- ディスクにデータをコピーする個人に必要なユーザー・アカウントを作成します。以前に生成された公開キーを含めます。
ユーザーの詳細は、ユーザーの管理を参照してください。
公開キーの詳細は、必須キーおよびOCIDsを参照してください。
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ディスクにデータをコピーするユーザーのグループを作成します。次のポリシーをグループに含めます:
Allow group group_name to manage data-transfer-jobs in compartment compartment_name Allow group group_name to manage buckets in compartment compartment_name Allow group group_name to manage objects in compartment compartment_name
グループの詳細は、「グループの管理」を参照してください。
グループの通知を含める場合は、次の追加ポリシーを含めます:
Allow group group name to manage ons-topics in tenancy Allow group group name to manage ons-subscriptions in tenancy Allow group group name to manage cloudevents-rules in tenancy Allow group group name to inspect compartments in tenancy
通知の詳細は、通知を参照してください。
イベントの詳細は、イベントの概要を参照してください。
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Oracle担当者がバケットにデータをアップロードするためのアップロード・ユーザーを作成します。
ユーザーの詳細は、ユーザーの管理を参照してください。
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アップロード・ユーザーのグループを作成し、以前に生成された公開キーを含めます。
グループの詳細は、「グループの管理」を参照してください。
公開キーの詳細は、必須キーおよびOCIDsを参照してください。
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アップロード・ユーザー・グループに次のポリシーを追加します:
Allow group group_name to manage buckets in compartment compartment_name where all { request.permission='BUCKET_READ', target.bucket.name='bucket_name' } Allow group group_name to manage objects in compartment compartment_name where all { target.bucket.name='bucket_name', any { request.permission='OBJECT_CREATE', request.permission='OBJECT_OVERWRITE', request.permission='OBJECT_INSPECT' }}
アップロード・ユーザーの権限では、Oracle担当者が標準オブジェクトやマルチパート・オブジェクトをユーザーのかわりにアップロードしたり、バケットやオブジェクト・メタデータを検査したりできます。この権限では、Oracle担当者は実際のデータを検査できません。
ポリシーの詳細は、ポリシーの管理を参照してください
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IPアドレス範囲でOCIデータ転送サービスへのファイアウォールを開きます:
140.91.0.0/16
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OCIオブジェクト・ストレージIPアドレス範囲へのファイアウォールを開きます:
134.70.0.0/17
転送ジョブの作成
USB HDDをマウントし、データをコピーする予定のホストまたはデータ転送ジョブの管理に使用するホスト(あるいはその両方)で、次のコマンドライン・アイテムを実行します:
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rootとして、構成ファイルを作成します:
sudo bash mkdir /root/.oci cd /root/.oci vi config [DEFAULT] user=<The OCID for the data transfer administrator> fingerprint=<The fingerprint of the above user's public key> key_file=<The _absolute_ path to the above user's private key file on the host machine> tenancy=<The OCID for the tenancy that owns the data transfer job and bucket> region=<The region where the transfer job and bucket should exist. Valid values are: us-ashburn-1, us-phoenix-1, eu-frankfurt-1, and uk-london-1.> vi config_upload_user [DEFAULT] user=<The OCID for the data transfer upload user> fingerprint=<The fingerprint of the above user's public key> key_file=<The _absolute_ path to the above user's private key file on the host machine> tenancy=<The OCID for the tenancy that owns the data transfer job and bucket> region=<The region where the transfer job and bucket should exist. Valid values are: us-ashburn-1, us-phoenix-1, eu-frankfurt-1, and uk-london-1.> endpoint=https://objectstorage.<region information>.com
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テナンシ・ネームスペースを取得します:
oci os ns get
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転送ジョブ用に作成されたコンパートメントにバケットを作成します
oci os bucket create –namespace object_storage_namespace --name bucket name --compartment-id compartment_id
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データ転送アップロード・ユーザーの資格証明を確認します:
dts job verify-upload-user-credentials --bucket bucket_name
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転送ジョブを作成します:
dts job create -–bucket bucket_name --compartment-id compartment_id --display-name display_name
ジョブOCIDは、ジョブの作成後にデータ転送ユーティリティの戻り値に表示されます。データをディスクにコピーするユーザーにこのジョブOCIDを送信します。
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(オプション)通知を追加します:
oci dts job setup-notifications --job-id job_id
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転送パッケージと呼ばれるディスクの物理的な出荷パッケージの仮想表現を作成します:
dts package create --job-id job_id
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パッケージ・ラベルを取得します:
dts job show --job-id job_id
パッケージ・ラベルはデータ転送ユーティリティの戻り値に含まれています。それを、データをディスクにコピーするユーザーに送信します。
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ディスクの送付先住所を取得します:
dts package show --job-id job_id --package-label package_label
出荷情報は、データ転送ユーティリティの戻り値に含まれています。それを、送付ラベルを作成する個人に送信します。
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前述のアドレスを使用してディスクのFedEx、UPSまたはDHL送付ラベルを作成し、ディスクをOracleに送付します。データをディスクにコピーするユーザーにキャリア提供のトラッキングを送信します。
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ディスクの返却ラベルを作成し、電子的に送信するか、ディスクを送付する担当者に直接渡します。データをディスクにコピーするユーザーに返却ラベルのトラッキング番号を送信します。