Oracle Cloudサブスクリプションの購入

Oracle Cloud Infrastructureサービスのクラウド使用量やコストを見積もり、Oracle Cloudアカウントにサインアップするには、Oracle CloudのWebサイトを使用します。また、オラクル社の営業担当に連絡して、Oracle Cloudサービスの注文を依頼することもできます。

Oracle Cloud Applications (SaaS)のサブスクリプションを購入するには、「Oracle Cloudアプリケーションの注文」を参照してください。

ライセンス持込みサブスクリプションについて

Oracle Database、Oracle Middleware、Oracle Analyticsなどのサービスで、すでにOracleソフトウェアのライセンスを持っている場合は、Oracle Platform Cloud Services (Oracle PaaS)にサブスクライブする際に、それらのライセンスを再利用できます。これは、ライセンス持込み(BYOL)と呼ばれます。

BYOLでは、Oracle PaaSの既存のソフトウェア・ライセンスを活用して、コストを下げることができます。たとえば以前に、Oracle Database Standard Editionの永久ライセンスを購入している場合は、そのライセンスを使用して、BYOLの価格でDatabase Standardパッケージを購入できます。これにより、サービスは割引価格になります。Oracle BYOL to PaaSには、コンピュートとコンピュート・サポート、および自動化が含まれています。

Oracle PaaSをBYOLの価格で購入すると、同じライセンス・サポート(既存のライセンスに対するもの)と契約が引き続き提供されます。このようにライセンスが柔軟であるため、オンプレミスとクラウド・サービスの間を簡単に移動できます。

Oracle PaaSでのBYOLの使用方法

すでに所有しているOracleソフトウェアのライセンスをOracle Cloudで使用するには、次のようにします:

  • 「費用の見積り」で特定のOracle BYOLオプションを選択すると、BYOLの価格が表示されます。

  • PaaSサービスの新しいインスタンスを作成するときに、個別のクラウド・サービス・インスタンスにBYOLの価格を適用します。BYOLは、インスタンスを作成する際、BYOLがサポートされているすべてのサービスでデフォルトのライセンス・オプションです。たとえば、QuickStartsウィザードを使用してOracle Database Cloud Serviceの新しいインスタンスを作成すると、BYOLオプションが自動的に適用されます。

BYOLをサポートするクラウド・サービスのリストは、ユニバーサル・クレジットのサービスの説明に関するドキュメントBYOLを検索してください。

詳細は、BYOLの概要のビデオと、よくある質問を参照してください。

ユニバーサル・クレジットについて

Oracle Cloudには、ユニバーサル・クレジットと呼ばれる、Oracle Cloud Servicesの柔軟な購入および使用モデルがあります。

Oracle Cloudアカウントにサインアップすると、対象となるすべてのIaaSおよびPaaSサービスに制限なしでアクセスできます。Pay-As-You-Goサブスクリプションにサインアップすると、毎月の請求サイクルの最後に、実際の使用量に基づいて後払いできます。

サインアップしたら、いつでも任意のIaaSまたはPaaSサービスの使用を開始できます。どのデータ・リージョンでも、すべてのサービスを使用できるというわけではありません。使用できるのは、サブスクリプションが有効になっているデータ・リージョンのサービスのみです。ただし、いつでもサブスクリプションを他のデータ・リージョンに拡張して、そこで使用可能なサービスにアクセスできます。別のデータ・リージョンへのサブスクリプションの拡張を参照してください。

ユニバーサル・クレジット・プログラムの一環として、新たな対象サービスが使用可能になると、お客様の有効なデータ・リージョンのいずれかでそのサービスを使用できる場合には、新しく追加されたサービスの詳細が記載された電子メールが送信されます。

サブスクリプションが有効ではないデータ・リージョンに追加された新規サービスについては、サービス提供マトリックスを参照してください。

無料Oracle Cloudプロモーションのアップグレード

プロモーション期間中またはプロモーション終了から30日以内のいつでも、無料プロモーションを有料アカウントにアップグレードすることができます。

Oracle Cloud Infrastructureコンソールを使用している場合は、「アカウント管理」ページでプロモーションを有料アカウントにアップグレードできます。詳細は、アカウント・アップグレードおよび支払方法の管理を参照してください。

ようこそ電子メールでの注文のアクティブ化

オラクル社の営業担当に、Oracle Infrastructure as a Service (Oracle IaaS)およびOracle Platform as a Service (Oracle PaaS)クラウド・サービスをユニバーサル・クレジットで注文した場合は、使用を開始する前にサービスをアクティブ化する必要があります。

オラクル社の営業担当が、お客様のかわりにOracle Cloudサービスを注文した場合は、ようこそ電子メールが届きます。電子メールが転送されたユーザーなら誰でも、サービスのアクティブ化を実行できます。サービスをアクティブ化するには、詳細を入力して、オラクル社にアカウントを設定する必要がありますが、そのプロセスは、次の内容によって異なります:

  • すでに既存のクラウド・アカウントがあって、関連付けられたサブスクリプションをそのアカウントにアクティブ化する。または
  • 新しいクラウド・アカウントを作成し、関連付けられたサブスクリプションをアクティブ化する必要がある。
    ノート

    Oracle Cloudにサインアップすると、クラウド・アカウントとOracle Cloud Infrastructureテナンシが付与されます。

サインアップすると、新規と既存のどちらのクラウド・アカウントであるかに関係なく、クラウド・アカウントにサブスクリプションを追加するプロセスの開始を許可する電子メールが届きます。

すでに既存のクラウド・アカウントがある場合
  1. クラウド・アカウント管理者は、既存のアカウントにアクティブ化する際に、「マイ・サービス」ダッシュボードで、先に管理者自身をOCI_Administratorsグループに追加する必要があります(詳細は、ユーザーへのロールの割当てを参照してください)。「マイ・サービス」から管理者ユーザーとしてユーザーを追加するには:
    1. 「マイ・サービス」ダッシュボードの「アカウント管理」で、「ユーザー」「グループ」の順に選択します。
    2. OCI_Administratorsグループはすでに存在します。グループをクリックして、「ユーザー」「グループに追加」を選択します。
    3. Oracle Cloud Infrastructureを使用するために、管理者権限を付与する必要のあるユーザーを選択し、「追加」をクリックします。
  2. Oracle Cloudから受信した電子メールを開きます。
  3. 電子メールに記載されている、サブスクリプションの追加に関する情報を確認します。
  4. 電子メールの下部にある「既存のクラウド・アカウントに追加」ボタンをクリックします。
  5. Webブラウザが開き、そこでユーザー名とパスワードを使用してクラウド・アカウントにサインインできます。
  6. 「サブスクリプションの追加」ページが表示され、ここでは、テナンシに新しいサブスクリプションを追加できます。このページには、サブスクリプション名、サブスクリプションIDおよびサブスクリプションの説明(製品SKUあり)が表示されます。別のテナンシにサブスクリプションを追加する場合は、サインアウトして、サブスクリプションに関連付けるテナンシに変更します。
    重要

    テナンシにサブスクリプションを追加すると、元に戻せません。
  7. 「サブスクリプションの追加」をクリックします。プロセスがほぼ完了していることを示す確認が表示されます。次に、新しいサービスを使用する準備ができたという内容の最後の電子メールを受け取ります。「サインイン」ボタンをクリックしてコンソールにサインインし、Oracle Cloud Infrastructureを開始します。テナンシにサブスクリプションが正常に追加されたという通知がコンソールに表示されます。
新しいクラウド・アカウントを作成する必要がある場合
  1. Oracle Cloudから受信した電子メールを開きます。
  2. 電子メールに記載されている、サブスクリプションの追加に関する情報を確認します。
  3. 電子メールの下部にある「新規クラウド・アカウントの作成」ボタンをクリックします。
  4. 「新しいクラウド・アカウントの情報」サインアップ・フォームが表示された状態でWebブラウザが開き、このフォームにはサブスクリプションの情報の他に、Oracleリージョンとクラウド・アカウントの簡単な説明も記載されています。
  5. ユーザー名(電子メール・アドレス)とパスワードを入力して新規ユーザー・アカウントを作成し、ホーム・リージョンを選択します。
  6. 「クラウド・アカウントの作成」をクリックします。クラウド・アカウントの作成中であることが記載された確認が表示されます。次に、クラウド・アカウントまたはテナンシの準備が完了し、サービスを使用する準備ができたという内容の電子メールを受け取ります。「サインイン」ボタンをクリックしてコンソールにサインインし、Oracle Cloud Infrastructureを開始します。テナンシにサブスクリプションが正常に追加されたという通知がコンソールに表示されます。

サービスの準備ができていることの確認

無料のOracleプロモーションまたは有料アカウントにサインアップすると、Oracle Cloudアカウントとテナンシがサインアップ直後に(数分で)作成されますが、アクティブ化とサービスのプロビジョニングには少し時間がかかります。準備ができたら、直接サインインできる「サインイン」ボタンのある電子メールが届きます。

ノート

すべてのサービスがすぐにアクティブ化されるわけではありません。たとえば、一部のサービスでは、アクティブ化に最大48時間かかる場合があります。

コンソールにサインインして、プロビジョニングされたサービスを確認します。サービス・プロビジョニングのステータスに関する通知がコンソールに表示されます。

ダッシュボード・サービスでサービスを検証できます。ナビゲーション・メニューを開き、「ホーム」ページで「ダッシュボード」を選択します。詳細は、コンソール・ダッシュボードの概要を参照してください。