問合せのデフォルト以外の時間範囲の選択
モニタリングのメトリック・データの問合せから返すメトリック・データの境界(タイムスタンプ)を設定します。
考慮事項
時間範囲で使用可能なオプションは、間隔および レゾリューションによって決まります。
メトリック問合せで返される最大時間範囲は、レゾリューションによって異なります。メトリック問合せの場合、デフォルトでは、レゾリューションは問合せ間隔と同じです。
最大時間範囲は、指定された終了時間に関係なく現在の時間を使用して計算されます。コンソール(基本モード)で選択できる各間隔で返される最大時間範囲は、次のとおりです。
間隔 | デフォルトのレゾリューション(メトリック問合せ) | 戻される最大時間範囲 |
---|---|---|
1分 自動(「サービス・メトリック」ページ)*、選択した期間が6時間以下の場合 |
1分 | 7日 |
5分 自動(「サービス・メトリック」ページ)*、選択した期間が6時間を超え36時間未満の場合 |
5分 | 30日 |
1時間 自動(「サービス・メトリック」ページ)*、選択した期間が36時間を超える場合 |
1時間 | 90日 |
1日 |
1日 | 90日 |
* 「間隔」に「自動」(「サービス・メトリック」ページのみ)を選択すると返される最大時間範囲は、自動間隔の選択によって決まります。自動間隔の選択は、選択した期間に基づきます。
間隔とは異なるデフォルト以外の解像度を指定するには、問合せに対するデフォルト以外の解像度の選択を参照してください。
- 返されるデータの例1
- 現在の時間までの1分間隔およびレゾリューションで、1月8日10:00に送信されました。レゾリューションまたは終了時刻の指定がないため、レゾリューションはデフォルトで
1m
の間隔値に設定され、終了時刻はデフォルトで現在の時刻(2023-01-08T10:00:00.789Z
)に設定されます。このリクエストは、最大7日間のメトリック・データを返します。この7日の期間内で可能な最初のデータ・ポイントは、1月1日の10:00 (2023-01-01T10:00:00.789Z
)です。 - 返されるデータの例2
- 2日前までの5分間隔と1分のレゾリューションで、1月8日10:00に送信されました。レゾリューションによって最大時間範囲が決定されるため、最大7日間のメトリック・データ・ポイントが戻されます。指定した終了時間は1月6日の10:00 (
2023-01-06T10:00:00.789Z
)でしたが、この7日の期間内で可能な最初のデータ・ポイントは1月1日の10:00 (2023-01-01T10:00:00.789Z
)になります。したがって、この例では、5日間のメトリック・データ・ポイントのみを戻すことができます。
デフォルトでは、チャートには過去1時間のメトリック・データが表示されます。デフォルト・チャートの時間範囲の詳細は、デフォルト・メトリック・チャートの時間範囲の変更を参照してください。(時間範囲は、アラームの作成または編集中に表示されるメトリック・チャートでは使用できません。)
- ノート
CLIおよびAPIのデフォルトの時間範囲は過去3時間です。メトリック・データを問い合せるには、oci monitoring Metric-data summary-metrics-dataコマンドおよび必須パラメータを使用します。
--start-time
および--end-time
パラメータを使用して、問合せのデフォルト以外の時間範囲を選択します。oci monitoring metric-data summarize-metrics-data --start-time <time_rfc3339_format> --end-time <time_rfc3339_format> [...]
開始時間または終了時間の値の例:
2023-09-29T13:58:00.000Z
CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、モニタリングのコマンドライン・リファレンスを参照してください。
- ノート
CLIおよびAPIのデフォルトの時間範囲は過去3時間です。SummarizeMetricsData操作を実行して、メトリック・データを問い合せます。
startTime
およびendTime
属性を使用して、問合せのデフォルト以外の時間範囲を選択します。たとえば、SummarizeMetricsDataDetailsを参照してください。