通知の構成

Oracle Cloud Infrastructure VMware SDDCの通知の構成について学習します。

Oracle Cloud Infrastructure Notificationsサービスは、パブリッシュ/サブスクライブ・パターンを介して分散コンポーネントにメッセージをブロードキャストし、Oracle Cloud Infrastructureおよび外部でホストされているアプリケーションに対して、安全で信頼性が高く、レイテンシが低く、耐久性のあるメッセージを配信します。

通知が必要な問題がVMwareソリューションによって検出された場合は常に、Notificationsサービスを使用して通知を送信します。ESXiベア・メタル・ホスト・インスタンスで、ヘルスの不具合に対してトリガーされるアラームを作成することもできます。

VMwareソリューションは、Notificationsサービスと直接統合されるため、作成または編集SDDCワークフローからの通知を有効にできます。アラームおよび通知メッセージは、電子メールまたはPagerDutyプロトコルによって送信されます。SDDCではすべての通知メッセージに対して1つの通知プロトコル・タイプが使用されます。

VMwareベア・メタル・インスタンス・アラーム

ESXiベア・メタル・ホスト・インスタンスをモニターするアラームを有効にできます。アラームは、ベア・メタル・インスタンスのヘルスの問題の数がゼロでない場合にトリガーされます。ゼロ以外の値はヘルスに不具合があることを示します。

SDDCのアラームを有効にすると、SDDC内のすべてのベア・メタルESXiホスト・インスタンスがモニターされます。インスタンスごとに一意の名前を持つ個別のアラームが作成されます。アラームの重大度、メトリックが発行される間隔、およびアラームをトリガーする前に状態が維持される必要がある遅延時間を選択することもできます。

VMwareイベント

サービスは、リソースまたはデータに対してイベントを発行します。たとえば、VMwareソリューションはSDDC ESXiホストのイベントを発行します。サービスはリソースに対して異なるタイプのイベントを発行し、これはイベント・タイプと呼ばれます。SDDCおよびESXiホストには、たとえば、作成および削除のイベント・タイプがあります。イベント・タイプは、特定のリソースによってイベントを生成する変更です。

一般的なイベント・サービス情報については、イベントの概要を参照してください。

SDDC関連イベント
サービス リソース イベント
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのアップグレードの開始
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのアップグレードの終了
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのダウングレードの開始
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのダウングレードの終了
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのダウングレードの取消の開始
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXのダウングレードの取消の終了
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXライセンスのステータスのリフレッシュの開始
VMwareソリューション VMware HCXライセンス HCXライセンスのステータスのリフレッシュの終了
VMwareソリューション SDDC SDDCの作成の開始
VMwareソリューション SDDC SDDCの作成の終了
VMwareソリューション SDDC SDDCの削除の開始
VMwareソリューション SDDC SDDCの削除の終了
VMwareソリューション SDDC SDDCの更新
VMwareソリューション ESXiホスト ESXiホストの作成の開始
VMwareソリューション ESXiホスト ESXiホストの作成の終了
VMwareソリューション ESXiホスト ESXiホストの削除の開始
VMwareソリューション ESXiホスト ESXiホストの削除の終了
VMwareソリューション ESXiホスト ESXiホストの更新
Compute インスタンス アクションの開始
Compute インスタンス アクションの終了
Compute インスタンス コンパートメントの変更の開始
Compute インスタンス コンパートメントの変更の終了
Compute インスタンス 終了の開始
Compute インスタンス 終了の終了
ネットワーキング サブネット 削除
ネットワーキング サブネット 更新
ネットワーキング VCN 削除
ネットワーキング VCN 更新
ネットワーキング VLAN 更新
ネットワーキング VLAN 削除

「作成」ワークフローを使用する場合に通知を有効にする手順は、SDDCの作成を参照してください。

コンソールの使用

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「ハイブリッド」をクリックし、「VMwareソリューション」をクリックします。
  2. SDDCの名前をクリックして、その詳細を表示します。
  3. 「SDDCの編集」をクリックします。
  4. (オプション)「通知」セクションで、通知を有効にし、アラームおよび通知に関する情報を指定します。
  5. (オプション)インスタンス・アラームを有効にし、アラームに関する情報を指定します:
    • アラーム名の接頭辞: 各ベア・メタルESXiホストには、個別のアラームが作成されます。このSDDCのアラーム名の先頭に表示される接頭辞を入力します。
    • アラームの重大度: アラームの重大度を選択します。情報、警告、エラーまたはクリティカルを選択できます。ベア・メタル・インスタンスのゼロ以外のヘルスの問題はすべて、選択した重大度でアラームをトリガーします。
    • 間隔: メトリックが発行される間隔。デフォルト: 1分。
    • トリガー遅延: アラームが起動状態になるまでに条件が維持される分数。デフォルト: 1分。
  6. 既存の通知トピックを選択するか、新たに作成します。新しいトピックを作成するには、「新規作成」を選択し、次の情報を入力します:
    • トピック名: 通知トピックのわかりやすい名前を入力します。
    • サブスクリプション・プロトコル: 通知の受信に使用するプロトコルを選択します。デフォルトは電子メールです。
    • 電子メール・アドレス: 通知の送信先となる電子メール・アドレスまたはアドレス・リストを選択します。
    • 通知コンパートメント: 通知のコンパートメントを選択します。
  7. 通知を受信するイベントを選択します。デフォルトで、すべての使用可能な通知が選択されます。
    • 通知イベントを選択解除するには、通知の「X」をクリックします。
    • 通知イベントを再選択するには、選択フィールドをクリックし、リストから通知を選択します。
  8. 「変更の保存」をクリックします。