SDDCの作成
VMwareソリューション・サービスを使用して、サポートされているOracle Cloud Infrastructure (OCI)ベア・メタル・コンピュート・インスタンス上に、3から64のESXiホストを含むマルチ・ホストSDDCまたは単一ホストSDDCを作成します。
使用可能なSDDC構成には、マルチ・ホストSDDCと、テストおよび短期開発に使用される単一ホストSDDCの2つのタイプがあります。SDDCタイプの詳細は、SDDCを参照してください。
開始する前に:
- クラスタの実行に使用可能な/24以上のIPアドレスCIDRを持つ既存のVCNが必要です。次のリストに、許可されるCIDRサイズと、それぞれに作成できるノードの数を示します:
- CIDRブロック・サイズ/24、セグメント・サイズ/28、クラスタ内のノード数3-12。
- CIDRブロック・サイズ/23、セグメント・サイズ/27、クラスタ内のノード数3-28。
- CIDRブロック・サイズ/22、セグメント・サイズ/26、クラスタ内のノード数3-60。
- CIDRブロック・サイズ/21、セグメント・サイズ/25、クラスタ内のノード数3-64。
ノート
複数のクラスタを追加する場合は、ニーズにあわせて必要なCIDRブロックを計画してください。 - SDDCをプロビジョニングする前に、VCNとオンプレミス・ネットワーク間の接続を設定することをお薦めします。オンプレミス・ネットワークへのアクセスを参照してください。
- SDDC用のVCNをすぐに作成し、サイト間VPNワークフローを使用してオンプレミス・ネットワークとVCN間にIPSec接続を設定できます。方法を学習するには、サイト間VPNのクイックスタートを参照してください。
- SDDCの作成ワークフローでは、SDDCのネットワーキング・リソースを自動的に作成および構成できます。または、SDDCの作成前に手動で作成した既存のネットワーキング・リソースを使用することもできます。SDDCのプロビジョニングには、次のリソースが必要です:
- ルート表を含むプロビジョニング・サブネット。これらを手動で作成する手順は、VCNとサブネットの概要を参照してください。
- SDDCセキュリティ・ルールで説明されているプロビジョニング・サブネットのセキュリティ・ルール。
- 必要なVLANのリストおよび作成する手順は、SDDCのVLANの作成を参照してください。
ノート
多数のクラスタを追加する場合は、各クラスタ専用の複数のサブネットおよびVLANを計画してください。
プロビジョニングの完了には約2時間半かかります。
エラーが発生した場合は、「プロビジョニングの再試行」をクリックできます。「プロビジョニングの取消」をクリックすると、プロビジョニング・プロセスが取り消され、SDDC用に作成されたすべてのリソースが削除されます。重要
プロビジョニングに失敗したSDDCまたはESXiホストは、プロビジョニングが成功するまで請求されません。SDDCを作成するには、sddc-createコマンドと必要なパラメータを使用します。
oci ocvs sddc create --compartment-id compartment_id --hcx-mode DISABLED, ADVANCED, or ENTERPRISE --initial-configuration configuration_OCID --ssh-authorized-keys ssh_file --vmware-software-version version_number ...[OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、CLIコマンドライン・リファレンスを参照してください。
重要
プロビジョニングに失敗したSDDCまたはESXiホストは、プロビジョニングが成功するまで請求されません。新しいSDDCおよびESXiホストを作成するには、CreateSddc操作を実行します。
重要
プロビジョニングに失敗したSDDCまたはESXiホストは、プロビジョニングが成功するまで請求されません。
次のステップ
SDDCのプロビジョニング後、次のいくつかのタスクを実行できます:
- SDDCとオンプレミス・ネットワーク、Oracle Services Network、NATゲートウェイ経由のインターネットのリソース、またはVCN内の他のリソースとの間のネットワーク接続を構成します。詳細および手順は、SDDCネットワーク接続の構成を参照してください。
- SDDCのリソースまたはプロパティを変更します。たとえば、ESXiホストを追加します。SDDCを参照してください。
- SDDCにVMを作成するか、他のVMwareタスクを実行します。これを行うには、SDDCの詳細ページから「vSphere Client」リンクを使用してvCenterにログインします。