アプリケーション環境の管理

このトピックでは、アプリケーション環境を作成および管理する方法について説明します。

環境管理タスクには次のものがあります。

  • 環境の作成
  • アプリケーション・サービス・コンソールへのアクセス
  • 環境の詳細とステータスの表示
  • タグの追加および編集

環境の状態について

環境のライフサイクル中に、環境で実行されるアクションに基づいて状態を変更できます。環境の状態は、環境で実行されているアプリケーションのステータスとは異なります。次の表に、環境の状態で可能な値、および環境状態が実行中のアプリケーションの可用性に与える影響を示します。

状態 説明 使用可能なアプリケーション
作成中 環境リソースを作成しています。 いいえ
アクティブ 環境リソースが使用可能です。 はい
更新中 環境リソースが更新されています。このステータスは、環境を別のコンパートメントに移動するなど、構成または変更が実装されている場合に発生します。この状態では、アプリケーションは引き続き使用できますが、この更新が完了するまで、環境リソース設定(タグの追加など)に他の変更は行えません。 はい
削除中 環境リソースは削除中です。 いいえ
削除済 環境リソースが削除されました。 いいえ
失敗 環境リソースの作成に失敗しました。 いいえ

環境管理タスク

環境を作成するには
ノート

次のステップは、環境を作成するための一般的な手順です。アプリケーションの詳細は異なる場合があります。アプリケーションの特定のオプションの詳細は、アプリケーションのヘルプを参照してください。

  1. アプリケーション・コンソールの「マイ・アプリケーション」で、環境を作成するアプリケーションの「環境の作成」をクリックします。
  2. プロビジョニングに複数のサブスクリプションが使用可能な場合は、リストから「サブスクリプションID」を選択します。サブスクリプションの詳細を取得するには、「詳細の表示」をクリックします。
  3. デフォルト・リージョンを確認するか、リストから別のリージョンを選択します。

    このリージョンは、環境が地理的に配置される場所です。環境の作成後はリージョンを変更できません。これが、このサブスクリプションに対して最初に作成する環境である場合は、リストから別のリージョンを選択できます。このサブスクリプションの環境をすでに作成している場合は、このフィールドを更新できません。1つのサブスクリプションに関連付けられているすべての環境が同じリージョンに配置されている必要があります。詳細は、環境のリージョンの選択を参照してください。

  4. 環境の「名前」を入力します。名前は後で変更できません。
  5. 「インスタンスのタイプ」を選択します。プロビジョニングに使用可能なサブスクリプションに含まれる環境インスタンスがメニューにリストされます。詳細は、「環境タイプまたはインスタンス・タイプの選択」を参照してください。
  6. デフォルト管理者の電子メール アドレスを入力します。

    ここで追加した管理者には、この環境内のアプリケーションのデフォルト管理者ロールが割り当てられます。詳細は、環境管理者の割当てを参照してください。

  7. 追加設定を構成するには、「拡張オプションの表示」をクリックします。
  8. (オプション)「コンパートメント」をクリックして、この環境を作成する別のコンパートメントを選択します。コンパートメントの選択は、環境の作成フローを開始したときに最後に選択したコンパートメントにデフォルト設定されます。テナンシにコンパートメントを作成していない場合、ルート・コンパートメントは使用可能な唯一のコンパートメントです。詳細は、コンパートメントの選択を参照してください。
  9. (オプション)「タグ」タブをクリックして、環境にタグを追加します。リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済タグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。タグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。タグを適用するかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか、管理者に連絡してください。タグは後で適用できます。
  10. 「作成」をクリックします。

作業リクエストのステータスを表示することで、環境作成の進行状況を追跡できます。環境の作成作業リクエストが正常に完了すると、サインイン指示を含むようこそ電子メールが、環境の作成時に入力された管理電子メール・アドレスに送信されます。

サービス・コンソールにアクセスするには
ノート

Maxymiser Recommendationsインスタンス・タイプなどの一部のインスタンス・タイプにはサービス・コンソールがないため、「サービス・コンソールを開く」オプションは適用できません。

環境がプロビジョニングされた後、環境の詳細ページからサービス・コンソールにアクセスできます。

  1. アプリケーション・コンソールの「マイ・アプリケーション」で、アプリケーションの名前をクリックして環境のリストを表示します。
  2. 環境の名前をクリックします。
  3. 詳細ページで、「サービス・コンソールを開く」をクリックします。アプリケーション・サービスのユーザー名とパスワードの入力を求められます。
環境の詳細とステータスを表示するには
  1. アプリケーション・コンソールの「マイ・アプリケーション」で、アプリケーションの名前をクリックして「概要」ページを表示します。
  2. 「環境」をクリックします。
  3. 「リスト範囲」コンパートメント・リストで、環境が存在するコンパートメントの名前をクリックします。
  4. 環境の名前をクリックします。
環境を別のコンパートメントに移動するには

環境は、コンパートメント間で移動できます。環境を新しいコンパートメントに移動すると、固有のポリシーがただちに適用され、環境へのアクセスに影響します。環境を移動しても、環境上のアプリケーションへのアクセスには影響しません。詳細は、コンパートメントの管理を参照してください。

  1. アプリケーション・コンソールの「マイ・アプリケーション」で、アプリケーションの名前をクリックして環境のリストを表示します。
  2. 環境の名前をクリックします。
  3. 詳細ページの「一般」情報で、「コンパートメント」を見つけて、「変更」をクリックします。
  4. リストから別のコンパートメントを選択します。
  5. 「環境の移動」をクリックします。
タグを追加または編集するには

タグの追加の詳細は、リソース・タグを参照してください。

環境を削除するには

環境の削除は、サポートされているセルフサービス処理ではありません。環境を削除する必要がある場合は、サービス・リクエストを申請します。